2016年10月28日
【ヒナまつり】マンガ 感想&あらすじ マイペースな超能力少女とヤクザが繰り広げる日常系コメディ漫画
編集しました。というより9割くらい書き直してますのでほぼ別記事ですね。
これからはちょくちょく過去記事直していきます。今も下手な文章でダメダメですけど、あまりにも拙すぎて手で覆いたくなるほど恥ずかしいです。
Fellows!→ハルタ。2010年6月から連載。既刊11巻
作者:大武政夫
芦川組に属する若手インテリヤクザ・新田義史。会社経営による金儲けも上々に、趣味で集めている骨董品を眺めながら気分良く飲んでいると、突如部屋に謎の楕円形に顔がついた物体が出現した。その物体の拘束を解き中から出てきたのは、ヒナという名の異世界から飛ばされてきた超能力少女。なんかとして追い出そうとする新田に対し、ヒナは強力な超能力を行使しながら拒否を許さないほぼ脅しによる交渉の末、居心地いい新田宅に住み着いてしまった。ヤクザ×超能力少女のドタバタではちゃめちゃな共同生活が始まる。
・ヒナ
異世界からやってきた超能力少女。実年齢不詳。豊島区立渡辺中学校1年に編入し、成長した現在は帝辺高校へ進学。口数は少なく無表情、めんどくさいことを嫌い遊んでばかり。強力な念動力を操るが、普段から適度に放出していなければ暴走を起こします。街を吹き飛ばした責で処分され、偶然新田の元に辿り着き、以後娘として共同生活を送ります。
・新田義史
芦川組の若手ヤクザにして若頭。武闘派とは違い、会社経営をし金を稼ぐインテリヤクザ。几帳面で面倒見がいい性格をしており、家事スキルも高いことからヒナの世話係りに。なんだかんだで娘として大切に?想っているようにも見えます。気苦労の多い人ですが、ヒナの巻き起こす暴走が図らずも彼の評価を高める要因になっています。趣味は骨董品収集。
・三嶋 瞳
ヒナが通う中学校の同級生。頼みごとを断れない性格のため様々な厄介事を抱え、さらに新田以上の巻き込まれ体質。何事も器用に容量よくこなす超ハイスペック人間。未成年ながらバーテンダー、OL、スナイパー、会社社長を務め、ヤクザや財政界など幅広い人脈を有しています。
・アンズ
ヒナを処分するため組織から送りこまれた超能力少女。ヒナとの対決に破れ、帰還しようとしたが装置の故障で帰れなくなり、ホームレス生活を余儀なくされることに。素直で気が利き、真面目で思いやりもある優しい少女のため、多くの人に愛されています。ホームレスの人達や、引き取ってくれた中華屋の夫婦との交流で、人の繋がりお金の大切さを学びます。
・斑鳩 景
ヒナ、アンズ、マオのいた組織の警備主任。超能力は使えません。ヒナの調査目的で送り込まれたが、暴走したヒナへのトラウマから彼女を恐れて調査できずにいました。その後常識を身に着けていたことを知り調査は続行しましたが、生活資金を稼ぐために働いていたスーパーの店長と結婚し子供を授かっています。
・マオ
3人目の超能力少女。2人と違い多少は常識者。無人島に転送された折に転送措置を海に流してしまい、帰還することができなくなった為サバイバル生活をするはめに。ヤシの実をヒナとアンズに仕立て寂しさを紛らわせて過ごしていました。その後大陸へ渡り気功少女として広告塔にされ、ヒナの所在を知ったことで日本へと渡りフィットネスを経営し成功させます。
【eBookJapan】 ヒナまつり 無料で立ち読みできます
異世界からやってきた超能力少女とインテリヤクザが親子として共同生活をすることになり、周囲の人達を巻き込み巻き込まれながら送るドタバタな日常を描いた物語。
1巻の表紙に描かれているのは拳銃持った男とイクラ丼持った少女なので、意味不明すぎてどんなジャンルの作品かは分かり辛いですね。これは、ハートフルとも言えなくもないゆるさのあるSF×コメディ漫画です。絶妙なコンビが生む独特な笑いでじわじわとファンを増やしてますね。
ヒナは異世界からやってきた強力な念動力をあやつる超能力者なんですが、彼女を表す最たる特徴はそこではなく、関わる人間皆振り回してしまう究極のマイペース人間というところです。周りが困っていようと慌てふためいていようとやりたいように行動し、自分に関わりなければ我関せずと素知らぬ顔をするなど、いかなるときでもマイペースを貫き通しています。その反面、自分にとって都合の悪いことが起こりそうになると、表情変えずに焦り、そういう時だけはがんばる姿勢を見せる現金な子。
彼女の一番の被害者・新田義史。
ヤクザらしい恐さを持ってはいるんでしょうけど、元来の面倒見の良さと高い家事スキルを用いて甲斐甲斐しくヒナの世話をしてる姿は主夫、あるいは手の掛かる娘を育てるシングルパパですね。面白いのが新田本人意図してやったわけでもないことや、本人も知らないことで勝手に新田伝説が生まれていき、組内・ヤクザ界での評価がうなぎ登りになっているところですね。ヒナ関連で苦労の耐えない新田ではありますが、周りの勘違いなどから事件の真相は紆余曲折され、暴走もたまには良い方向へ転がってくれます。
基本的にヒナに振り回されてばかりではありますが、ヒナの生活にとっても新田は居て当然のような存在、というより新田ありきの生活習慣を構築してしまっているので、それを脅かされそうになると珍しく自分から何とかしようと最大限の努力(あくまでヒナなりの)を見せます。
ヤクザならではの話はあっても全く殺伐とした雰囲気にはなりません。ヒナという異物が1人加わっただけでシュールなコントに変化してしまいます。若頭連中は新田に起きた出来事を深読みしすぎて勝手に暴走してますし、組長はヒナを孫娘のように溺愛して甘やかし放題。登場時はおっかない人・やり手として出てきても、結局コントメンバーの1人に成り下がってて笑えました。
この作品で忘れてはいけない人物がもう1人、それは瞳ちゃんです。当常時は中学生、現在は高校生。彼女は当初こそ普通のどこにでもいる女の子だったんですけど、最新巻の今現在では高校生でありながら複数の案件を抱えるやり手の女社長に。新田同様巻き込まれ体質の苦労性で頼みごとは断れない子なので、とにかくあらぬ方向へ流されていきます。バーテンダー、OL、スナイパー、女社長を勤めていき、ヤクザや警察、果ては財政界にまで人脈を拡げていくある意味作中一の恐ろしい子。あまりにも優秀すぎる多方面に発揮する才能を持っているため、彼女にかしずき落ちるとこまで落ちた人物(詩子さんとか)まで発生します。
他にも組織から送り込まれてきたのにいつの間にか円満な家庭を築いちゃったイカルガや、同じく異世界からやってきたのにフィットネスクラブ成功させてるマオなど、アクの強いキャラてんこ盛りで胃もたれしそうです。
なので、ただ1人真っ当に生きようとしているアンズを見てると泣きそうになりますね。人との繋がりを大切にし、お金の大切さを教わり日々汗を流して働き、前向きにがんばって生きてる彼女は癒しです。新田にいたってはアンズがあまりにも無垢な良い子だったせいで、彼女と一緒に暮らしている中華屋の夫婦に憎しみを抱いてしまいます。片やぐうたら暴走娘のヒナ、片や思いやりのあるがんばり屋のアンズ、自分が新田の立場だった場合を想像すると、確かにやってられないですよね。
ヒナと新田、そこに濃すぎるサブキャラたちが絡み、ひっちゃかめっちゃかになってる状況はまさにカオス。爆笑というほどではくても、クスクスと長く尾を引く笑いは秀逸です。テンションの上がり下がりが激しかったですね。皆で盛り上がり、悪乗りしすぎて暴走、「やっちまった・・・」と物思いにふけ解散、といったように展開はジェットコースター。
ギャグ・コメディ漫画好きの人にはぜひおすすめしたい漫画ですね。10巻越えてもマンネリにならず笑えるギャグ漫画はそうそうないですからね。あと、なぜかがんばって生きようとも思わせてくれる作品なので、ギャグ漫画好きの人に限らず多くの人に読んでもらいたい一作です。
これからはちょくちょく過去記事直していきます。今も下手な文章でダメダメですけど、あまりにも拙すぎて手で覆いたくなるほど恥ずかしいです。
Fellows!→ハルタ。2010年6月から連載。既刊11巻
作者:大武政夫
あらすじ・概要
芦川組に属する若手インテリヤクザ・新田義史。会社経営による金儲けも上々に、趣味で集めている骨董品を眺めながら気分良く飲んでいると、突如部屋に謎の楕円形に顔がついた物体が出現した。その物体の拘束を解き中から出てきたのは、ヒナという名の異世界から飛ばされてきた超能力少女。なんかとして追い出そうとする新田に対し、ヒナは強力な超能力を行使しながら拒否を許さないほぼ脅しによる交渉の末、居心地いい新田宅に住み着いてしまった。ヤクザ×超能力少女のドタバタではちゃめちゃな共同生活が始まる。
主要登場人物
・ヒナ
異世界からやってきた超能力少女。実年齢不詳。豊島区立渡辺中学校1年に編入し、成長した現在は帝辺高校へ進学。口数は少なく無表情、めんどくさいことを嫌い遊んでばかり。強力な念動力を操るが、普段から適度に放出していなければ暴走を起こします。街を吹き飛ばした責で処分され、偶然新田の元に辿り着き、以後娘として共同生活を送ります。
・新田義史
芦川組の若手ヤクザにして若頭。武闘派とは違い、会社経営をし金を稼ぐインテリヤクザ。几帳面で面倒見がいい性格をしており、家事スキルも高いことからヒナの世話係りに。なんだかんだで娘として大切に?想っているようにも見えます。気苦労の多い人ですが、ヒナの巻き起こす暴走が図らずも彼の評価を高める要因になっています。趣味は骨董品収集。
・三嶋 瞳
ヒナが通う中学校の同級生。頼みごとを断れない性格のため様々な厄介事を抱え、さらに新田以上の巻き込まれ体質。何事も器用に容量よくこなす超ハイスペック人間。未成年ながらバーテンダー、OL、スナイパー、会社社長を務め、ヤクザや財政界など幅広い人脈を有しています。
・アンズ
ヒナを処分するため組織から送りこまれた超能力少女。ヒナとの対決に破れ、帰還しようとしたが装置の故障で帰れなくなり、ホームレス生活を余儀なくされることに。素直で気が利き、真面目で思いやりもある優しい少女のため、多くの人に愛されています。ホームレスの人達や、引き取ってくれた中華屋の夫婦との交流で、人の繋がりお金の大切さを学びます。
・斑鳩 景
ヒナ、アンズ、マオのいた組織の警備主任。超能力は使えません。ヒナの調査目的で送り込まれたが、暴走したヒナへのトラウマから彼女を恐れて調査できずにいました。その後常識を身に着けていたことを知り調査は続行しましたが、生活資金を稼ぐために働いていたスーパーの店長と結婚し子供を授かっています。
・マオ
3人目の超能力少女。2人と違い多少は常識者。無人島に転送された折に転送措置を海に流してしまい、帰還することができなくなった為サバイバル生活をするはめに。ヤシの実をヒナとアンズに仕立て寂しさを紛らわせて過ごしていました。その後大陸へ渡り気功少女として広告塔にされ、ヒナの所在を知ったことで日本へと渡りフィットネスを経営し成功させます。
【eBookJapan】 ヒナまつり 無料で立ち読みできます
感想
異世界からやってきた超能力少女とインテリヤクザが親子として共同生活をすることになり、周囲の人達を巻き込み巻き込まれながら送るドタバタな日常を描いた物語。
1巻の表紙に描かれているのは拳銃持った男とイクラ丼持った少女なので、意味不明すぎてどんなジャンルの作品かは分かり辛いですね。これは、ハートフルとも言えなくもないゆるさのあるSF×コメディ漫画です。絶妙なコンビが生む独特な笑いでじわじわとファンを増やしてますね。
ヒナは異世界からやってきた強力な念動力をあやつる超能力者なんですが、彼女を表す最たる特徴はそこではなく、関わる人間皆振り回してしまう究極のマイペース人間というところです。周りが困っていようと慌てふためいていようとやりたいように行動し、自分に関わりなければ我関せずと素知らぬ顔をするなど、いかなるときでもマイペースを貫き通しています。その反面、自分にとって都合の悪いことが起こりそうになると、表情変えずに焦り、そういう時だけはがんばる姿勢を見せる現金な子。
彼女の一番の被害者・新田義史。
ヤクザらしい恐さを持ってはいるんでしょうけど、元来の面倒見の良さと高い家事スキルを用いて甲斐甲斐しくヒナの世話をしてる姿は主夫、あるいは手の掛かる娘を育てるシングルパパですね。面白いのが新田本人意図してやったわけでもないことや、本人も知らないことで勝手に新田伝説が生まれていき、組内・ヤクザ界での評価がうなぎ登りになっているところですね。ヒナ関連で苦労の耐えない新田ではありますが、周りの勘違いなどから事件の真相は紆余曲折され、暴走もたまには良い方向へ転がってくれます。
基本的にヒナに振り回されてばかりではありますが、ヒナの生活にとっても新田は居て当然のような存在、というより新田ありきの生活習慣を構築してしまっているので、それを脅かされそうになると珍しく自分から何とかしようと最大限の努力(あくまでヒナなりの)を見せます。
ヤクザならではの話はあっても全く殺伐とした雰囲気にはなりません。ヒナという異物が1人加わっただけでシュールなコントに変化してしまいます。若頭連中は新田に起きた出来事を深読みしすぎて勝手に暴走してますし、組長はヒナを孫娘のように溺愛して甘やかし放題。登場時はおっかない人・やり手として出てきても、結局コントメンバーの1人に成り下がってて笑えました。
この作品で忘れてはいけない人物がもう1人、それは瞳ちゃんです。当常時は中学生、現在は高校生。彼女は当初こそ普通のどこにでもいる女の子だったんですけど、最新巻の今現在では高校生でありながら複数の案件を抱えるやり手の女社長に。新田同様巻き込まれ体質の苦労性で頼みごとは断れない子なので、とにかくあらぬ方向へ流されていきます。バーテンダー、OL、スナイパー、女社長を勤めていき、ヤクザや警察、果ては財政界にまで人脈を拡げていくある意味作中一の恐ろしい子。あまりにも優秀すぎる多方面に発揮する才能を持っているため、彼女にかしずき落ちるとこまで落ちた人物(詩子さんとか)まで発生します。
他にも組織から送り込まれてきたのにいつの間にか円満な家庭を築いちゃったイカルガや、同じく異世界からやってきたのにフィットネスクラブ成功させてるマオなど、アクの強いキャラてんこ盛りで胃もたれしそうです。
なので、ただ1人真っ当に生きようとしているアンズを見てると泣きそうになりますね。人との繋がりを大切にし、お金の大切さを教わり日々汗を流して働き、前向きにがんばって生きてる彼女は癒しです。新田にいたってはアンズがあまりにも無垢な良い子だったせいで、彼女と一緒に暮らしている中華屋の夫婦に憎しみを抱いてしまいます。片やぐうたら暴走娘のヒナ、片や思いやりのあるがんばり屋のアンズ、自分が新田の立場だった場合を想像すると、確かにやってられないですよね。
ヒナと新田、そこに濃すぎるサブキャラたちが絡み、ひっちゃかめっちゃかになってる状況はまさにカオス。爆笑というほどではくても、クスクスと長く尾を引く笑いは秀逸です。テンションの上がり下がりが激しかったですね。皆で盛り上がり、悪乗りしすぎて暴走、「やっちまった・・・」と物思いにふけ解散、といったように展開はジェットコースター。
ギャグ・コメディ漫画好きの人にはぜひおすすめしたい漫画ですね。10巻越えてもマンネリにならず笑えるギャグ漫画はそうそうないですからね。あと、なぜかがんばって生きようとも思わせてくれる作品なので、ギャグ漫画好きの人に限らず多くの人に読んでもらいたい一作です。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5076141
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック