ハネ吉のマンガ生活〜おすすめマンガ感想紹介〜

2016年12月5日〜12月11日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。



きらめきのがおか　第2巻　2016年12月6日発売

岡山の片田舎から上京してきた岡部花子18歳は、日本一のスーパーアイドルになるため今日も東京で前を向いて生きている。同じアパートに住む個性的な住人たちの人生に触れたり、行ったことのない場所を訪れたり、経験したことのない気持ちになってみたりーー。そんな夢追う彼女の下宿生活に、ある日、大事件が起こるのだが‥‥!? 夢を追いかける田舎娘の東京下宿物語が、ここに完結!! 　　　　　(Amazonより引用)

きらめきのがおかの過去記事はこちら



ぐらんぶる　第7巻　2016年12月7日発売

嵐の夜に、伊織と千紗が二人きり。リビドー全開の熱いワンナイトが始まる。そして、伊織の妹・北原栞も登場。耕平が鬼神と化す?ブラコンシスコンロリコン入り乱れる全裸系ダイビングコメディー、妹無双の開幕だ!! 　　　　　(Amazonより引用)

ぐらんぶるの過去記事はこちら



鮫島、最後の十五日　第10巻　2016年12月8日発売

鯉太郎が五月場所で王虎を下し幕下優勝を果たしてから、5年以上の月日が流れた。前頭下位となった鯉太郎は人気力士としてファンに愛されるようになり、その実力も真っ向勝負で大関をねじ伏せるほどまでに成長していた。しかしその一方で、幕内力士として非常に小柄な体格と太りにくい体質、どんな相手とも全力で真正面からぶつかってゆくスタイルのためにその体は満身創痍、休場も珍しくなくなっていた。これが最後の土俵かもしれないという悲壮な覚悟を常に抱きながら、鯉太郎は土俵に上がり続ける。　　　　　(Wikipediaより引用)

バチバチの過去記事はこちら



AIの遺電子　第4巻　2016年12月8日発売
人間とヒューマノイドが共存する世界。人と同じようで違う悩みを抱え、異なる治療法が確立されていた。彼らに寄り添う人工知能専門医「須堂」は、助手のヒューマノイド「リサ」と共に、体だけでなく「心」の治療も施していく。
人工知能が発達した未来世界を描いたオムニバス。

AIの遺電子の過去記事はこちら



アヴァルト　第3巻　2016年12月9日発売

天空の高みから海原の上、果ては大地の底で繰り広げられる人間と絶対神〈アヴァルト〉との対決。
地下迷宮でタギたちに迫る、古の怪物たち。
その奥底に潜むものは、死の罠か、生への光明か。
母の復讐のため、過酷な運命に抗い少年は剣を執り立ち向かう。
母の復讐を誓う少年・タギ。宇宙飛行士のアバターのカエル剣士・ネッド。そして、追放された女神・シノアたちは、封印された地下ダンジョンの探索を始める。その奥底で待つものとは、かつてのゲーム世界の残滓か、世界の秘密か。遥か宇宙まで絶対神〈アヴァルト〉の手は及び、ロイド(ネッドの本体)に危機が迫る。熾烈な戦いの果てに、最後に生き残るのは誰か!? 　　　　　(Amazonより引用)

アヴァルトの過去記事はこちら



わたしのカイロス　第2巻　2016年12月9日発売

咎人連合VS巨獣! 生き残るのは――!?天才少年・カイロスの助力を得て、初戦を勝ち抜いたグラジオラス。ホッとしたのもつかの間、次戦、水の惑星の「巨獣」相手に再び死闘が始まる!! 壮大なスケールと圧倒的熱量で描くSFファンタジー、“生き様を紡ぐ”第2巻! 　　　　　(Amazonより引用)

わたしのカイロスの過去記事はこちら


試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。


ブラックナイトパレード 1 (ヤングジャンプコミックス)

ブラックナイトパレード
著者：中村光
掲載：ヤングジャンプコミックス
2016年12月9日発売
良い子のところに訪れる、立派な白い髭を蓄えた赤い服のサンタクロース。しかし、本当のサンタクロースはもっと公平。悪い子のところにも、プレゼントを持ってやってくる。ただし、黒い服を着たサンタクロースが・・・。
大学受験に失敗し、かといって就職活動するも氷河期直撃で内定はもらえず、気づけばコンビニバイト3年が過ぎていた日野三春。クリスマスイブの日もバイトに勤しんでいた三春だったが、嫌な事が立て続けに起こり、鬱憤を晴らすためクリスマスケーキをこっそり持ち帰ってしまった。その現場を黒い服を着たサンタさんに目撃され、いきなり袋に飲み込まれて攫われたかと思ったら、なぜかブラックなサンタが働くブラックな企業の内定を受け就職することに・・・。

ちょっとした出来心で悪いことをしてしまった青年が、現場を目撃していたブラックなサンタさんにスカウトされ、悪い子のためのサンタクロースの仕事に就いてしまった話。
『荒川アンダーザブリッジ』『聖☆おにいさん』の著者・中村光さんの新連載。

相変わらずこの先生の設定は面白いですね。日本ではサンタクロースと言えば良い子のもとに訪れる赤い服を着たおじいさんですが、ドイツでは悪い子を攫っていく黒いサンタクロース、ほかにも魔女だったり妖精だったりと、その姿や行いは様々。本作は悪い子のもとに現れる黒い服を来たサンタクロースに焦点を当てた作品。ホラーではなくコメディですね。
黒いサンタの仕事は企業として、様々な部署に分けられているようです。ちなみに雇用待遇は、手取り30万、昇給有り、残業代有りの正社員内定。寮は3食付きと、なかなか良い待遇。
サンタさんというぐらいなので何か不思議な力でもあるのかと思ったら、一部しゃべる謎の袋と変な装置はありましたが、それ以外はかなりハイテクな機械満載の会社でした。

よく読み取れる主人公の心情が面白いですね。リア充への劣等感、育ててくれた母への想いなど、なかなか読んでいて心にぐさりとくるものがありました。母親とのやりとり好きです。断って帰ろう、辞めようと思いながらも、仕事が内定したことに涙し喜ぶ母と言葉を交わすと、「この仕事につくことが夢だった」と取り返しのつかない事を言ってしまうなど、自らどつぼにはまっていくタイプの主人公。
断れる空気でないため、これ以上心配かけさせないため、母の前では気丈に振舞っていますね。さらに、その母という弱みを上司に利用される展開も笑わせてもらえました。

そういえば赤い服のサンタさんはどうしているのかというと、今は活動してないどころか・・・。

試し読みはとなりのヤングジャンプさんのサイトで1話から数話配信しています。



木崎少年のほろにが喫茶巡礼
著者：左東武之
掲載：バンチコミックス
2016年12月9日発売
渋い大人になるという理想を抱く木崎亮史は喫茶店巡りが趣味な高校生。大人らしい喫茶の流儀を極めるため、学校が終われば気になる喫茶店を訪れる日々。クールに落ち着いた表情で席に収まり、イマドキの高校生とは違う硬派を装いながらコーヒーに口をつける。しかし、理想への道のりはなかなか険しく、大人っぽく振る舞おうとしても、油断すると子供っぽい素が出てしまう木崎少年。自分を磨いて渋い大人になるため、今日も木崎くんは喫茶店の扉をゆっくり開ける。

背のびをして大人っぽく振る舞う少し幼く見える高校生が、理想の渋い大人になるため、様々な喫茶店を巡りグルメや雰囲気を味わう話。
喫茶店の楽しみ方を教えてくれる漫画ですね。美味しそうなグルメもあり、木崎くんの反応や登場人物同士のやりとりはクスっと笑え、喫茶店好きはもちろんのこと、あまり馴染みない人でも楽しめる話になってますね。

喫茶店に入ることは滅多にありませんが、時間できたときに入って感じたあの独特な雰囲気は忘れられませんね。他のファミレスなどのチェーン店にはない味わい深さがあり、飲み物や食べ物だけでなく、空間も楽しめる場所だと思います。この漫画でもそんな喫茶店の魅力、そしてどういう楽しみ方や過ごし方があるのかを描いており、影響受けやすい私は試し読みだけでも行きたくなってしまいました。

木崎くんは見ていて微笑ましくなる可愛い少年ですね。大人っぽく振る舞い、落ち着いた態度で喫茶店の席にすわりコーヒーを飲むなど、渋い大人になるため己を磨いていますが、本当は甘いお菓子や飲み物が大好きな子でした。好きなモノを見つけたときは目を輝かせ、彼が甘いものを口にしているときは大人の振る舞いを忘れて完全に子供に戻ってます。周囲のお客さんたちも、そんな彼をニコニコしながら温かく見守っているほど愛らしい表情。背のびしてる感じが全く隠せていないところが特に微笑ましく感じるところですね。

木崎くんが訪れる喫茶店は架空のものではなく、実際に存在しているお店のようです。喫茶店巡りが好きな人やその地域に住んでいる人なら知ってる店も出てくるかもしれませんね。読んだ後に登場したお店へ実際に赴いてみるなんて楽しみ方もできそうです。

試し読みはくらげバンチさんのサイトで1話と他数話配信しています。