2016年12月03日
漫画『潔癖男子!青山くん』1巻の感想とあらすじ
『潔癖男子!青山くん』1巻の感想。
潔癖男子! 青山くん
著者:坂本 拓
掲載:ヤングジャンプコミックス
1巻発売日:2015年1月19日
U-16のサッカー日本代表に選ばれ、見事な活躍をしたことで将来を嘱望されている天才少年の青山くん。華麗なプレイ、整った顔立ちをしていることから女性人気も高く、多くの人々を魅了する青山くんだが、彼は極度の潔癖症だった。
潔癖はサッカーのプレイスタイルにも表れ、ヘディングやスライディングの類はもちろんやらない主義。しかし、ひとたびボールが彼の足元に入れば、触れられたくない彼を止めることは至難の業。
天才である彼が、強豪校の誘いを断ってでも弱小の富士美高校を選んだことには、とんでもない(あきれる)理由があった・・・。
極度の潔癖症にもかかわらず、世間の注目を集める天才サッカープレイヤーの高校生が、ある理由から進学することを決めた高校を舞台に、周囲を振り回しながら潔癖な性格とサッカーを両立していく話。
超潔癖×サッカーという難しい組み合わせで繰り広げられる学園コメディ。帯に書いてあった「その汚い手でオレをさわるな。」に興味を引かれて読んだ作品。爽やかなギャグ漫画であり、スポーツ漫画でもありました。
読み始めると思っていた内容とは違いましたね。タイトルから潔癖男子が目について気になる汚れを綺麗に掃除するコメディ、あるいはほのぼのした潔癖男子の生態を描いた日常モノかと思いましたが、主にサッカー部を舞台にした部活コメディでした。
主人公の青山くんは表情の変化がとぼしく、クールにも見える斜に構えた高校生です。ユースの日本代表にも選ばれる天才サッカー選手であり、さらにイケメンでもある彼は、男女問わず魅了してしまう不思議な魅力を放つ男子。
ただし、青山くんは極度の超潔癖症です。それゆえ人から触れられることを酷く嫌い、サッカーでのユニフォーム交換、喜びを分かち合うハグやハイタッチも当然拒否、他人が口をつけた飲み物なんてもってのほかです。
体の接触も多く、泥まみれるにもなるサッカーというスポーツ。それを極度の潔癖症が選手としてプレイするのは結構辛いことなのではと最初思いましたが、むしろその潔癖こそが最大の武器と言っても過言ではないプレイスタイルをしてました。
ヘディングもスライディングもラスト5分以外は断固拒否の青山くん。なのに天才ともてはやされている理由は潔癖にありです。「汚れたくない、触られたくない」という一心から、本能で迫り来る敵を華麗にかわし、相手と絶妙な距離を保って正確無比のパスやシュートを放つなど、誰も迂闊に近づけない“潔癖”という名の絶対領域を持っています。
この作品を面白くしているのは、青山くんの脇を固めている周囲の人たちの存在が大きいです。基本まともな人は少なく、多くが変な人。というより、青山くんに出会ったことでどんどんおかしくなっていく人たちばかりですね。
サッカー部の先輩であり、青山くんの才能を認めていながらも、彼の潔癖からくる行動には呆れ気味の財前くん。イライラを募らせることも多く、作中最も振り回されている人物です。数少ないまともな人だと思っていた彼も、結局のところどこかおかしな人でした。
私が一番好きなのはマネージャーの後藤ちゃん。人見知りが激しく、血が苦手な内気で大人しい感じの可愛い女の子。なんですが、彼女が着るTシャツには「青山命」とプリントされており、青山くんのタオルを周囲から守る際にはお手製のプリティな釘バットを持参するなど、彼が関わることには狂気を孕んだ行動をとりますね。
どこか周囲とはかけ離れているけどミステリアスでかっこいい主人公、そしてそんな主人公に当てられておかしな行動をとる周囲の人たち。「坂本ですが」や「田中くんはいつもけだるげ」のような面白さがあるかと。
絵は少ない線で描かれているので見やすく、テンポよく進行するストーリーは読みやすかったです。あまりごちゃごちゃしてないところが潔癖という設定とうまく噛み合っていたと思います。
潔癖男子が繰り広げるギャグあり、サッカーありの学園サッカー部コメディ。とても面白かったです。
【eBookJapan】 潔癖男子! 青山くん
↑無料で立ち読みできます
潔癖男子! 青山くん
著者:坂本 拓
掲載:ヤングジャンプコミックス
1巻発売日:2015年1月19日
U-16のサッカー日本代表に選ばれ、見事な活躍をしたことで将来を嘱望されている天才少年の青山くん。華麗なプレイ、整った顔立ちをしていることから女性人気も高く、多くの人々を魅了する青山くんだが、彼は極度の潔癖症だった。
潔癖はサッカーのプレイスタイルにも表れ、ヘディングやスライディングの類はもちろんやらない主義。しかし、ひとたびボールが彼の足元に入れば、触れられたくない彼を止めることは至難の業。
天才である彼が、強豪校の誘いを断ってでも弱小の富士美高校を選んだことには、とんでもない(あきれる)理由があった・・・。
極度の潔癖症にもかかわらず、世間の注目を集める天才サッカープレイヤーの高校生が、ある理由から進学することを決めた高校を舞台に、周囲を振り回しながら潔癖な性格とサッカーを両立していく話。
超潔癖×サッカーという難しい組み合わせで繰り広げられる学園コメディ。帯に書いてあった「その汚い手でオレをさわるな。」に興味を引かれて読んだ作品。爽やかなギャグ漫画であり、スポーツ漫画でもありました。
読み始めると思っていた内容とは違いましたね。タイトルから潔癖男子が目について気になる汚れを綺麗に掃除するコメディ、あるいはほのぼのした潔癖男子の生態を描いた日常モノかと思いましたが、主にサッカー部を舞台にした部活コメディでした。
主人公の青山くんは表情の変化がとぼしく、クールにも見える斜に構えた高校生です。ユースの日本代表にも選ばれる天才サッカー選手であり、さらにイケメンでもある彼は、男女問わず魅了してしまう不思議な魅力を放つ男子。
ただし、青山くんは極度の超潔癖症です。それゆえ人から触れられることを酷く嫌い、サッカーでのユニフォーム交換、喜びを分かち合うハグやハイタッチも当然拒否、他人が口をつけた飲み物なんてもってのほかです。
体の接触も多く、泥まみれるにもなるサッカーというスポーツ。それを極度の潔癖症が選手としてプレイするのは結構辛いことなのではと最初思いましたが、むしろその潔癖こそが最大の武器と言っても過言ではないプレイスタイルをしてました。
ヘディングもスライディングもラスト5分以外は断固拒否の青山くん。なのに天才ともてはやされている理由は潔癖にありです。「汚れたくない、触られたくない」という一心から、本能で迫り来る敵を華麗にかわし、相手と絶妙な距離を保って正確無比のパスやシュートを放つなど、誰も迂闊に近づけない“潔癖”という名の絶対領域を持っています。
この作品を面白くしているのは、青山くんの脇を固めている周囲の人たちの存在が大きいです。基本まともな人は少なく、多くが変な人。というより、青山くんに出会ったことでどんどんおかしくなっていく人たちばかりですね。
サッカー部の先輩であり、青山くんの才能を認めていながらも、彼の潔癖からくる行動には呆れ気味の財前くん。イライラを募らせることも多く、作中最も振り回されている人物です。数少ないまともな人だと思っていた彼も、結局のところどこかおかしな人でした。
私が一番好きなのはマネージャーの後藤ちゃん。人見知りが激しく、血が苦手な内気で大人しい感じの可愛い女の子。なんですが、彼女が着るTシャツには「青山命」とプリントされており、青山くんのタオルを周囲から守る際にはお手製のプリティな釘バットを持参するなど、彼が関わることには狂気を孕んだ行動をとりますね。
どこか周囲とはかけ離れているけどミステリアスでかっこいい主人公、そしてそんな主人公に当てられておかしな行動をとる周囲の人たち。「坂本ですが」や「田中くんはいつもけだるげ」のような面白さがあるかと。
絵は少ない線で描かれているので見やすく、テンポよく進行するストーリーは読みやすかったです。あまりごちゃごちゃしてないところが潔癖という設定とうまく噛み合っていたと思います。
潔癖男子が繰り広げるギャグあり、サッカーありの学園サッカー部コメディ。とても面白かったです。
【eBookJapan】 潔癖男子! 青山くん
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