2015年04月28日
”塾の保護者会への参加” に感じたこと
高校3年の娘を持つ親として、”塾の保護者会への参加” に感じたこと
高校3年の娘が通っている塾は、有名大学へ何名合格と張り出し集客している典型的な集団塾です。その塾の保護者会に保護者として出席してみました。この時の出席者は、19組で、母親だけの参加が15名、夫婦での参加が2組、父親だけの参加が私を含めて2人です。気にしているの母親で、父親は遊んでいるのでしょうか。よくわかりませんが、母親の子どもの教育に担っていることは確かです。内容については、勉強時間、志望校、試験の種類などの一般論から始まり、当塾ではこれだけ合格者が出ましたというPR、各講師の紹介とその講師の指導法の案内へと続きます。
保護者会の流れとしては、腰の低い先生に導かれて、席について、塾長の挨拶から始まり、勉強時間、大学受験のしくみ、受験勉強の取り組み、子どもの実績、説明されました。最後に、各先生の紹介を兼ねて、それぞれの先生の指導方針が説明され、アンケートで締めくくった。
このパターンは、たしか、娘が中学生の時、塾に通わせる前の入塾案内と同じパターンであることを思い出した。お忙しい中、お集まり頂き有難うございます、から初まり、大変さを協調し、子ども一人ではできない感を醸しだし、この塾ではこんな子がいる、とあたかも塾の成果の様に感じさせる様に報告し、各講師の指導方針を堂々と説明し、頑張らせていただきます、となります。高校3になって、塾生を確保しようとするために、確立されたパターンで上手く構成されている、と感じました。塾は必要である、と感じさせられる様にプレゼンされる。
説明するときの塾長の響きのある声、流暢に流れる言葉、前かがみになって親に向かってアイコンタクト、素晴らしいプレゼンでした。眠くなる放送大学の講義とは大違い、なにか引き込まれます。しかし後で内容を振り返ってみると、塾の保護者会は一般論しか言ってない。受験勉強時間は言われなくても調べられるし、大学の難易度、と生活費もしかり、・・・。一般的な事実からその塾独自の指導法に発展していれば、わかるのですが、一般的な指導の説明に終始し、その次は成績が極端に伸びた生徒の例をいくつか挙げる、。起承転結でいえば、起承と転結がばらばらになっている感があった。この辺りが放送大学との違いで、内容は無い様である。しかし、内容は頭に残らないが、印象には残った。塾長・講師の皆様のプレゼンは最高のエンターテイメントである、と感じた。
もっとも、子どもから、眠くなる講師もいる、とのことなので、みんながみんなでは無い様ですが、この塾の講師の先生はテンションの高い授業が多そうです。学校で何時間も授業してきて、なんでまた塾の授業を受けたがるか、わかりませんでしたが、少し分かる様な気もしました。一人でじっくり勉強できない我が子には良いかもしれない、と思いました。しかし、受講料と迎えの手間に見合っているかは、費用対効果は疑問に感じ続けています。その辺りを上手く評価できないところを生かして、客観的な評価より、イメージ的評価を優先した集客になっていることは否めない、と思いました。塾の謳い文句は怪しいところがあるとはいえ、娘が上手く活用できれば、と思っています。
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