2015年05月26日
壊された電話を修理
壊された電話を修理、修理を超えたものを創る が、しかし、but ・・・・
認知症の電話魔婆さんは相変わらず元気である。電話をして、相手が出ないと、受話器をぶつける。受話器は壊れる。自分で壊したことを認めてはいる様だが、よく覚えていない。壊すだけなら問題はないのだが、壊れると公衆電話から電話する、近所の電気屋に時間を気にせずに問い合わせる。公衆電話に向かうのは、道を渡る必要があり、注意力のない認知症ばあさんには危ないのが問題である。また、電話が繋がらないことで、時間を気にせず夜遅くでも問い合わせる。これは近所迷惑である。金を払っているんだから、お得意さんである、というのが本人の主張であり、悪いことをしたという自覚がない。犬なら躾られるが、相手は記憶力も判断力もないにもかかわらず、プライドだけが高い認知症ばあさんである。仕方なく、私は電話の修理及び改造を試みた。
電話を近所の電気屋で電話を買うと安くても5000円かかる。そこで修理を試みる。まずは切れた配線をハンダ付する。これで1週間でももってくれればいいのですが、実際はハンダ付けしても、興奮すればその日に壊します。興奮すると、ひびが入るほどの衝撃が受話器に加わる。それに耐える様な更なる対策が求められます。そこで考えた方法として、いらつきを受話器にぶつけるのだから、受話器が壊れても電話の機能を満たす様にすることを考えた。具体的には、受話器のスピーカが壊れても、電話の本体から声が聞こえる様にすること、つまり、受話器がなくても通話出来る様にすることです。
電話機本体から音声信号を直接スピーカにつなげ、受話器のスピーカが壊れても本体に外付したスピーカから音は小さいが聞こえる様にする。受話器に関係なく、音声信号のスピーカとマイクを本体の電話機から取り出す。この2種類の対策を施した電話機を100円ショップを利用し、安価に試作した。電話の機能としてはうまく試作できました。後は予想できない過激な認知症ばあさんの反応をみる。一筋縄ではいかない、と覚悟はしているが、結果が楽しみであった。
結果は、受話器にひびが入るほど叩きつけ、結局は壊れる。予備で付けたスピーカについては音が小さかったためか、気づいてもらえず役立たずであった。さらに本体の方にも異常が発生した。呼び鈴がならない。原因は強烈な衝撃により、呼び鈴の回路の接触不良。受話器については、接触不良だけでなく、スピーカそのものが砕けて、磁石だけになっていた。砕けたスピーカを取り外し、再度100円ショップ買ったスピーカを取り付けた。受話器にひびが入るほどの衝撃ではどうしようもない。更なる工夫が必要である、と思いつつ、100円ショップにいって、またスピーカを買った。次はどの様に修理するか、戦いは続く。
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