2014年02月12日
英南部250年ぶりの降雨量、テムズ流域も洪水
英国南部で昨年末から荒天が続き、1月の降雨量は過去約250年間で最大を記録、各地で洪水が多発している。ロンドン中心部を流れるテムズ川の上流地域でも11日までに、家屋の浸水被害が起きる事態となった。
英環境庁などによると、被害が最も大きい南部サマセット州などを中心に、過去1週間で住宅約千棟が浸水被害を受けた。死者は出ていないもようだが、交通網のまひで、病院通いや日々の買い物が困難になる住民が増えている。
キャメロン首相やクレッグ副首相は相次いで洪水地域を訪問し、対応を約束したが、長引く被害にいら立つ住民からは治水対策が不十分だったとして、政府批判が強まっている。
AP通信などによると、1月の降雨量は1766年以来、最大。不安定な天候は当面続く見通しで、洪水被害も拡大する恐れが強い。(共同)
(画像は洪水で浸水被害の出た英国南部の村(AP))
msn産経ニュースより引用しました。
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