2014年02月07日
上村7位 決勝進出 悲願のメダル 8日に大一番
【ソチ=本社五輪取材団】ソチ冬季五輪は6日、開会式(7日)を前に競技が始まり、フリースタイルスキー女子モーグルで5大会連続出場の上村愛子(北野建設)が予選1回目で7位となり、8日の決勝に進んだ。伊藤みき(北野建設)は予選直前の練習で痛めていた右膝の状態を悪化させて1回目を棄権した。2大会連続出場の村田愛里咲(行学学園教)と初代表の星野純子(リステル)と伊藤は8日の予選2回目に回った。
五輪初実施のスノーボード・スロープスタイルの予選は男子の角野友基(日産X−TRAIL)が31・00点で1組の13位となって8日の準決勝に回り、4位までに入れば同日の決勝に進出する。
新種目のフィギュアスケート団体は男子ショートプログラム(SP)の最終10番目に羽生結弦(ANA)が登場する。
不安も迷いも振り切って、上村は滑り降りた。ゴールすると両手を突き上げてガッツポーズ。
「気持ちでいこうと思った」。試合前の公式練習でけが人が相次いだ難コースを、持ち味の高速ターンで強気に攻め抜いた。
第1エアで横1回転のヘリコプターを決め、一気に加速。少し体のバランスを崩しながらも、次々にコブを乗り越えた。第2エアで後方1回転のバックフリップも成功。出場26人のうち4番目に早いタイムで大きなミスなく終え、「やりたかったことはできた」と納得の出来だった。
ソチ五輪のテスト大会を兼ねた昨季のワールドカップ(W杯)で3位に入った時とは一転、今回は気温が低く、雪質が氷のように硬かった。
コブは大きさも配置も不規則。「どんな滑りがいいか迷った。こんなターンでいいのかなって」。不測の事態に戸惑った。
試合当日の朝まで悩み抜き、結論が出なかった。それなら「いまできる一番いい滑りをしよう」。過去4度の大舞台を経験した自分を信じた。
7位で予選を通過。8日に4回滑走することはなくなった。
「正直、それはきついから助かった。今度は1ランク、2ランク上げていきたい」。体力的な懸念が減り、悲願のメダルに一歩近づいた。
(対比地貴浩)
<五輪モーグルの決勝方式> 予選を突破した20人で争う決勝は通常のワールドカップなどより1回多い3回の滑走で順位を決める。1回目の上位12人が2回目に進み、さらに上位6人が3回目に進出してメダルを争う。1回の滑走は30点満点で採点され、得点はターン、エア、タイムの3要素で構成される。各回の得点を持ち越さない。 (共同)
(画像はソチ冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグル予選に出場し、第2エアを決める上村愛子=共同)
東京新聞より引用しました。
五輪初実施のスノーボード・スロープスタイルの予選は男子の角野友基(日産X−TRAIL)が31・00点で1組の13位となって8日の準決勝に回り、4位までに入れば同日の決勝に進出する。
新種目のフィギュアスケート団体は男子ショートプログラム(SP)の最終10番目に羽生結弦(ANA)が登場する。
不安も迷いも振り切って、上村は滑り降りた。ゴールすると両手を突き上げてガッツポーズ。
「気持ちでいこうと思った」。試合前の公式練習でけが人が相次いだ難コースを、持ち味の高速ターンで強気に攻め抜いた。
第1エアで横1回転のヘリコプターを決め、一気に加速。少し体のバランスを崩しながらも、次々にコブを乗り越えた。第2エアで後方1回転のバックフリップも成功。出場26人のうち4番目に早いタイムで大きなミスなく終え、「やりたかったことはできた」と納得の出来だった。
ソチ五輪のテスト大会を兼ねた昨季のワールドカップ(W杯)で3位に入った時とは一転、今回は気温が低く、雪質が氷のように硬かった。
コブは大きさも配置も不規則。「どんな滑りがいいか迷った。こんなターンでいいのかなって」。不測の事態に戸惑った。
試合当日の朝まで悩み抜き、結論が出なかった。それなら「いまできる一番いい滑りをしよう」。過去4度の大舞台を経験した自分を信じた。
7位で予選を通過。8日に4回滑走することはなくなった。
「正直、それはきついから助かった。今度は1ランク、2ランク上げていきたい」。体力的な懸念が減り、悲願のメダルに一歩近づいた。
(対比地貴浩)
<五輪モーグルの決勝方式> 予選を突破した20人で争う決勝は通常のワールドカップなどより1回多い3回の滑走で順位を決める。1回目の上位12人が2回目に進み、さらに上位6人が3回目に進出してメダルを争う。1回の滑走は30点満点で採点され、得点はターン、エア、タイムの3要素で構成される。各回の得点を持ち越さない。 (共同)
(画像はソチ冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグル予選に出場し、第2エアを決める上村愛子=共同)
東京新聞より引用しました。
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