2014年02月05日
貞光食糧工業、「阿波尾鶏」を外食・中食向けに販売
食品加工・販売の貞光食糧工業(徳島県つるぎ町)は総菜専門店などの中食事業者向けに県産地鶏「阿波尾鶏」の加工品や原料としての供給を本格化する。同社は主に高級スーパーなどを販路にして、家庭向けに阿波尾鶏の鶏肉を販売してきた。今後は中食向けや鶏料理店などの外食産業向けに加工品や原料としての供給を強化し、販路の拡大を目指す。
3月下旬から4月初旬まで、持ち帰り総菜店「RF1」を展開するロック・フィールドにサラダ用の原料として阿波尾鶏の胸肉を供給する。蒸したり、ほぐしたりする加工はロック・フィールドが自社で手がける。商品名には「阿波尾鶏」の名称を入れてもらう予定。今後は照り焼きなどの加工品も含めて売り込みを進める。他の総菜チェーンへの納入も狙う。
東急ストア向けに阿波尾鶏のフライドチキン、東急百貨店向けにスペアリブの販売も始めた。店舗で揚げたり、温めたりする最終的な加工を手がける商品となっている。今後はこうしたスーパー、百貨店向けの加工品の開発も強化する。大手コンビニエンスストアの総菜・弁当用に、加工品や原料としての供給も進める。
外食産業向けの加工品供給も強化する。外食店運営のジェーシー・コムサにサラダや突き出しに使うササミの加工品の販売を始めた。蒸し上げて冷凍して納入し、解凍して鶏料理店で使用する。スープ専門店を展開するスマイルズ(東京・目黒)にスープ用の原料としての供給も開始した。
貞光食糧工業の2013年12月期の売上高は約80億円。鶏肉の販売を主に手掛け、阿波尾鶏の鶏肉の売上高は8%程度を占める。景気回復を反映し、足元の売り上げは拡大傾向にあるが、スーパーなど既存の販路では鶏肉販売の大きな伸びは今後期待できないとみている。高齢者や独身者の1〜2人世帯が増え、鶏肉を購入し家庭で調理する層が限られてくるためだ。
消費者が手軽に食べられる中食や外食向け供給を増やすことで、阿波尾鶏の消費拡大に弾みを付ける。3年後に阿波尾鶏の中食、外食向けの売り上げを4億円程度にする計画だ。
日本経済新聞より引用しました。
3月下旬から4月初旬まで、持ち帰り総菜店「RF1」を展開するロック・フィールドにサラダ用の原料として阿波尾鶏の胸肉を供給する。蒸したり、ほぐしたりする加工はロック・フィールドが自社で手がける。商品名には「阿波尾鶏」の名称を入れてもらう予定。今後は照り焼きなどの加工品も含めて売り込みを進める。他の総菜チェーンへの納入も狙う。
東急ストア向けに阿波尾鶏のフライドチキン、東急百貨店向けにスペアリブの販売も始めた。店舗で揚げたり、温めたりする最終的な加工を手がける商品となっている。今後はこうしたスーパー、百貨店向けの加工品の開発も強化する。大手コンビニエンスストアの総菜・弁当用に、加工品や原料としての供給も進める。
外食産業向けの加工品供給も強化する。外食店運営のジェーシー・コムサにサラダや突き出しに使うササミの加工品の販売を始めた。蒸し上げて冷凍して納入し、解凍して鶏料理店で使用する。スープ専門店を展開するスマイルズ(東京・目黒)にスープ用の原料としての供給も開始した。
貞光食糧工業の2013年12月期の売上高は約80億円。鶏肉の販売を主に手掛け、阿波尾鶏の鶏肉の売上高は8%程度を占める。景気回復を反映し、足元の売り上げは拡大傾向にあるが、スーパーなど既存の販路では鶏肉販売の大きな伸びは今後期待できないとみている。高齢者や独身者の1〜2人世帯が増え、鶏肉を購入し家庭で調理する層が限られてくるためだ。
消費者が手軽に食べられる中食や外食向け供給を増やすことで、阿波尾鶏の消費拡大に弾みを付ける。3年後に阿波尾鶏の中食、外食向けの売り上げを4億円程度にする計画だ。
日本経済新聞より引用しました。
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