2014年01月29日
「きょうの料理」小林カツ代さん死去
料理研究家の小林カツ代さんが23日、多臓器不全のため死去した。76歳だった。大阪市出身で、葬儀は近親者のみで行った。後日、お別れの会を開く。
小林さんのレシピを掲載するホームページ(HP)で28日、「ユーザーのみなさまへ」として明かされた。HPでは「家族が見守る中、安らかに天国へと旅立ちました」と報告されている。
また、「私が死んじゃっても、美味しい私のレシピは永遠にそこの家の家庭料理として残るのが嬉しいわね」と、小林さんのレシピに対する思いが込められたエピソードが明かされている。
小林さんは、中学生時代は漫画少女だった。「漫画少年」に投稿し、当時の投稿仲間には漫画家石ノ森章太郎氏がいた。結婚後、料理の勉強を始め、テレビのワイドショーへの投書をきっかけにテレビ番組に出演するようになった。94年には人気番組だった「料理の鉄人」(フジテレビ系)に出演し、鉄人の陳建一氏に勝利して話題となるなど、料理研究家としてテレビや料理本などで活躍した。
料理教室を主宰する一方、キッチン雑貨のプロデュースからエッセーの執筆、阪神・淡路大震災の被災地支援、チャリティー合唱団「神楽坂女声合唱団」の創設など幅広く活動した。
小林さんは、2005年8月にくも膜下出血を発症後、療養生活を続けていた。長男は料理研究家のケンタロウ氏(41)で、12年2月にバイク事故で重傷を負い現在はリハビリに励んでいる。
「神楽坂女声合唱団」の仲間だったファッションデザイナーのコシノジュンコ氏 カツ代さんは病に倒れてからも本当に頑張りました。その強い勢いを引き継ぎ、私たちは合唱団を続けていきます。
親交があったタレント山田邦子 炊きたてのご飯をガーゼで包んでぐるぐる回す、熱々のおいしいおにぎりの作り方を教わりました。長く病気と闘い、立派でした。
料理研究家の藤井恵氏 小林先生の言葉には経験に裏打ちされた説得力があり、家庭で便利に手軽に作れる料理を長く提案されてきました。例えばホウレンソウを切ってからゆでる方法は手間が省け、仕事を持ちながら食事を作る人の味方でした。あっと驚く料理を手掛けてきた先生に、さらに工夫した料理を作ってもらい、もっと勉強させていただきたかった。
◆小林カツ代(こばやし・かつよ)本名同じ。1937年(昭12)10月24日、大阪市生まれ。帝塚山学院大卒業と同時に結婚。夫の仕事の転勤で20代で神戸から東京へ。テレビでの料理披露をきっかけに料理研究家としての活動を開始。NHK「きょうの料理」など出演番組多数。料理本も「小林カツ代の超料理法」「カツ代ちゃーん!」「いただきま〜す」など多数。
日刊スポーツより引用しました。
小林さんのレシピを掲載するホームページ(HP)で28日、「ユーザーのみなさまへ」として明かされた。HPでは「家族が見守る中、安らかに天国へと旅立ちました」と報告されている。
また、「私が死んじゃっても、美味しい私のレシピは永遠にそこの家の家庭料理として残るのが嬉しいわね」と、小林さんのレシピに対する思いが込められたエピソードが明かされている。
小林さんは、中学生時代は漫画少女だった。「漫画少年」に投稿し、当時の投稿仲間には漫画家石ノ森章太郎氏がいた。結婚後、料理の勉強を始め、テレビのワイドショーへの投書をきっかけにテレビ番組に出演するようになった。94年には人気番組だった「料理の鉄人」(フジテレビ系)に出演し、鉄人の陳建一氏に勝利して話題となるなど、料理研究家としてテレビや料理本などで活躍した。
料理教室を主宰する一方、キッチン雑貨のプロデュースからエッセーの執筆、阪神・淡路大震災の被災地支援、チャリティー合唱団「神楽坂女声合唱団」の創設など幅広く活動した。
小林さんは、2005年8月にくも膜下出血を発症後、療養生活を続けていた。長男は料理研究家のケンタロウ氏(41)で、12年2月にバイク事故で重傷を負い現在はリハビリに励んでいる。
「神楽坂女声合唱団」の仲間だったファッションデザイナーのコシノジュンコ氏 カツ代さんは病に倒れてからも本当に頑張りました。その強い勢いを引き継ぎ、私たちは合唱団を続けていきます。
親交があったタレント山田邦子 炊きたてのご飯をガーゼで包んでぐるぐる回す、熱々のおいしいおにぎりの作り方を教わりました。長く病気と闘い、立派でした。
料理研究家の藤井恵氏 小林先生の言葉には経験に裏打ちされた説得力があり、家庭で便利に手軽に作れる料理を長く提案されてきました。例えばホウレンソウを切ってからゆでる方法は手間が省け、仕事を持ちながら食事を作る人の味方でした。あっと驚く料理を手掛けてきた先生に、さらに工夫した料理を作ってもらい、もっと勉強させていただきたかった。
◆小林カツ代(こばやし・かつよ)本名同じ。1937年(昭12)10月24日、大阪市生まれ。帝塚山学院大卒業と同時に結婚。夫の仕事の転勤で20代で神戸から東京へ。テレビでの料理披露をきっかけに料理研究家としての活動を開始。NHK「きょうの料理」など出演番組多数。料理本も「小林カツ代の超料理法」「カツ代ちゃーん!」「いただきま〜す」など多数。
日刊スポーツより引用しました。
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