2014年02月19日
大雪:北海道内暴風雪 通行止め最大93路線に

斜里町ウトロでは、午後5時に町中心部や網走市につながる国道334号や国道244号の通行止めが解除された。17日朝から宿泊客約760人が足止めされていた。うち約230人が延泊していた「知床第一ホテル」では一部の客が「きょう中にウトロを出たい」と移動を望んだ一方で、交通機関の接続に不安を感じてさらに延泊を決めた客もいた。
フランス人の団体客ら18人が16日から足止めされていた中標津町養老牛温泉の「旅館藤や」では18日、大型バスに乗車し除雪車の後について出発した。しかし、乗用車などで訪れた7人は、雪が深い状態にあるため残留した。延泊客には割引料金で宿泊や昼食を提供しているが、おかみの藤林美佐子さん(65)は「通行止めの影響で仕入れができないため、冷凍庫と相談してメニューを決めている」と話す。
網走市では18日午後3時に隣の大空町を結ぶ国道39号が開通し物流も復活した。「コープさっぽろあばしり店」では「まだ100%とはいかず、本格的に回復するのは19日以降だろう」と話した。
市中心部と郊外の呼人(よびと)地区を結ぶ道道は18日午前に開通。ところが、その道道から、通行止めの国道39号に進入した車両が相次いで立ち往生した。道オホーツク総合振興局網走建設管理部は「呼人地区の住民のために開通させたもので、国道は通行止め中と周知したのに」と困惑していた。
一方、小中高校と特別支援学校は、根室やオホーツク地方などで216校が臨時休校した。高校受験にも影響し、道内の私立高校では北見、網走両市を地方試験会場とした8校で試験を延期した。【山田泰雄、本間浩昭、山下智恵】
毎日新聞より引用しました。
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