2008年09月13日
ラミ!小笠原!執念!全勝レジェンド…0―5逆転!6―7から再逆転!
![](/gianst/file/54/UE4yMDA4MDkxMjAxMDAxMDE4Li0uLS5DSTAwMDP34A.jpg)
OR劇場はグータッチで幕を開けた。試合前、ラミレスと小笠原は笑顔で拳を合わせた。助っ人砲は試合前に選手全員とグータッチを交わすことを決めている。「お互いに健闘を誓い合っているんだ」チームリーダーとしての自覚。頼れる4番打者に引っ張られるように、打線が爆発した。
内海の乱調で、いきなり5点のビハインドを背負った初回。3、4番コンビがチームに活を入れた。小笠原の右中間を破る適時二塁打で1点を返し、なお1死二塁。ラミレスはダグラスの初球をたたいた。バックスクリーンへ豪快に運ぶ4試合ぶりの37号2ラン。ヤクルト戦では、17試合連続の本塁打となった。
ベンチに戻ると、テレビカメラに向かって林家三平さんの持ちネタ「どうも、すいません」を披露した。始球式に登板した落語家・林家いっ平と、本塁打を打った際のパフォーマンスに加える約束をした。「約束を守ることができたし、プレゼントした『うしろ幕』にふさわしい“バックスクリーン”への本塁打だったことは、何より気持ちがいいね」と声を弾ませた。
1点を追う5回。今度は小笠原のバットが火を噴いた。無死一塁でダグラスの外角低めの直球を左中間スタンド中段に運んだ。一時は逆転となる6試合ぶりの29号2ラン。「うまく捕らえられたよ」通算300本塁打に王手をかけ、思わず笑みがこぼれた。
この日は名古屋からチームの移動便よりも1時間早い新幹線に飛び乗り、東京ドームに直行した。昼過ぎから体を動かし、試合に臨んだ。猛打賞で4打点。これで9月は9試合で打率5割2分9厘(34打数18安打)と驚異的な数字を残している。「前半戦、チームに迷惑をかけたので、なんとか貢献しようと思っている」と言い切った。
これで2人がアベック弾を放った試合は12連勝。原監督は「2人ともいい形で打ってくれた」と目を細めた。2連勝で貯金は15。負けた阪神とのゲーム差を5とした。指揮官は19日からの阪神戦(東京D)までに4ゲーム差に縮めることを目標にしている。「理想は3だけど、なんとか4差で迎えたい」直接対決まで、あと5試合。目標の数字は射程圏に入った。
試合後、小笠原とラミレスは再び笑顔でグータッチを交わした。残り21試合。チームを引っ張る2人の拳がメークレジェンドの象徴となる。
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