2008年09月03日
ルイス、リーグトップタイ13勝目=プロ野球・巨人−広島
![](/gianst/file/41/UE4yMDA4MDkwMjAxMDAwNzg1Li0uLS5DSTAwMDMBVg.jpg)
ここまでくると、もう「天敵」といっていい。またしてもルイスを打てなかった。試合後、その質問が出ると、原監督はしばらく言葉を探した。「ねえ…。見ての通りですね」とため息を交えて吐き出した。広島戦はこの日を含む18試合で12度先制を許し、10回が敗戦につながり、借金は5に膨らんだ。「なかなかこっちのペースにならない。どうしても主導権を握られてしまう。うまくいかないね」気を取り直すようにまくし立て、きびすを返した。
少ないチャンスをいかせなかった。2点を追う4回1死一、三塁では、李、亀井が連続三振。ともに3球三振と手も足も出なかった。4点差の6回無死一、三塁は、ラミレスの併殺崩れの間に1点を奪うのが精いっぱい。キレのあるスライダーと角度のある直球をコーナーに決められた。ファーストストライクから積極的に打って出たが、結果は7回6安打8三振。今季5度目の対決で3敗目を喫した。
先発の高橋尚も踏ん張れなかった。2回に3連打などで1点を失い、1死満塁でルイスの右犠飛で追加点を許した。「何とか1点で、と思っていたが、簡単に犠牲フライを打たれた。2点目が重かった」指揮官は序盤の2失点を嘆いた。5回2死満塁では、嶋に2点タイムリーを食らって5回途中4失点KO。高橋尚は「相手はルイスだし、3点目以降は絶対与えてはいけなかった。もっと粘り強く投げなければいけなかったのに…。ランナーをためて慎重になり過ぎた」。広島に4戦2勝、防御率1点台と相性はよかったが、データ通りの力を発揮できなかった。
3日はもうひとりの「天敵」、高橋が立ちはだかる。今季すでに3敗しているベテラン左腕を攻略しなければ、早くも負け越しが決まる。阪神が敗れてゲーム差は6のまま。「広島アレルギー」を克服し、ラストスパートをかけたい。
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