2008年08月21日
巨人 ヤクルト戦7連勝!坂本2戦連発!
![](/gianst/file/21/bWtmdWxuMjAwODA4MjEwMDEwMDdPZw.jpg)
ベンチ前のハイタッチで最後にいた大道から“鬼指令”が出た。「カメラがあるぞ!行け!」。19日に一発を放った際にも指令を受けながら拒んでいた坂本はラミレスのパフォーマンスを拝借して「オッパッピ〜」。4月8日の横浜戦(横浜)以来となる2試合連弾。うれしさと恥ずかしさが交錯したが、19歳の両手には手応えがにじんだ。
2回は内角直球で見逃し三振。3点リードの4回の打席はカウント0―1から直球を待った。内角高めの138キロを強振。5号ソロは左翼ポールを巻いた。開幕から全試合に先発し、遊撃を守り続ける若武者は「きのうは出合い頭みたいな一発だったけど今回は狙い通り。好調を維持したい」と笑顔を振りまいた。
開幕3連敗を喫したヤクルトにこれで7連勝。依然、阪神とは7差も、貯金を今季最多タイの10に戻した。今季、坂本に厳しい個人指導も行ってきた原監督は「上昇のキッカケ?そんな甘いもんじゃないよ」と手放しで褒めなかったが、目尻は下がっていた。
ここ5試合で3試合がマルチ安打。ただ目標とする新人王には打率(・247)をさらに上げなければならない。学生時代から野球関係の書物を読みあさるなど向上心は旺盛で、今年は仁志(横浜)の著書「プロフェッショナル」を読破。現在は阪神・岩田が新人王の有力候補だが、タイトル獲得ならチームの野手では、その仁志以来12年ぶりとなる。見た目は後ろ髪を伸ばした“今風”の19歳。可能性は無限だ。
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