2010年09月26日
リトル・ジュニアが大好き
今回は、前回同様、懐かしいアナログ盤です。
Doug Sahmの大ファンになった私が、まず押さえなければならないと考えたのが、Bobby BlandとJunior Parkerでした。
T-Bone WalkerやGuiter Slimは既に聴いていましたが、先の2人はほとんど聴いたことがなかったのです。
全く聴いたことがなかった、Junior Parkerの最初の1枚に選んだのが、このアルバムでした。
Side One
1.Next Time You See Me
2.Mother In-Law Blues
3.Peaches
4.Sweet Home Chicago
5.That's Alright
6.Five Long Years
Side Two
1.Driving Wheel
2.Stand By Me
3.Yonders Wall
4.Annie Get Your Yo-Yo
5.Things I Use To Do
6.Goodbye Little Girl
今見てもいい感じのイラスト・ ジャケットだと思います。
しかも、適度な経年劣化が、アイテムに暖かな年輪を加えているように感じられ、愛着もひとしおです。
Doug Sahmの大ファンになった私が、まず押さえなければならないと考えたのが、Bobby BlandとJunior Parkerでした。
T-Bone WalkerやGuiter Slimは既に聴いていましたが、先の2人はほとんど聴いたことがなかったのです。
全く聴いたことがなかった、Junior Parkerの最初の1枚に選んだのが、このアルバムでした。
The Best Of Junior Parker
Junior Parker
Junior Parker
Side One
1.Next Time You See Me
2.Mother In-Law Blues
3.Peaches
4.Sweet Home Chicago
5.That's Alright
6.Five Long Years
Side Two
1.Driving Wheel
2.Stand By Me
3.Yonders Wall
4.Annie Get Your Yo-Yo
5.Things I Use To Do
6.Goodbye Little Girl
今見てもいい感じのイラスト・ ジャケットだと思います。
しかも、適度な経年劣化が、アイテムに暖かな年輪を加えているように感じられ、愛着もひとしおです。
収録曲は、まさにベストの名にふさわしい代表曲を揃えていて、全くの駄曲なしで飽きさせません。
ブルースというと、乱暴に言えば、ディープなデルタ・スタイルを連想する方と、スクイーズ系のブルース・ロックを頭に思い浮かべる方とに大別できると思いますが、Junior Parkerはどちらの要素も持っていると同時に、どちらにもない魅力もまた持っています。
それは、ビロードのような美声です。
私は、ロイ・オービスンのことを、ロックンロールのJunior Parkerと、そして、アーロン・ネヴィルをニューオリンズR&BのJunior Parkerと、勝手に呼んでいます。
腕利きギターリストを擁する、(当時の)モダンなハード・ブルース・サウンドをバックに、絹の肌触りを思わせる美声がのり、そこへさらに、本人によるダウンホームなブルース・ハープが絡んでくる、というのが基本のスタイルです。
Doug Sahmは、Junior Parkerを「マイ・マン」と呼び、このアルバム収録曲では、Next Time You See Me、Mother In-Law Blues、Driving Wheelの3曲をカヴァーしています。
(Things I Use To Doは、Guiter Slimの曲としやっています。)
私は、全ての曲が好きといってもいいくらいですが、Dougがやった曲以外では、Sweet Home Chicago、That's Alright、Five Long Yearsが特に好きです。
いずれも、有名ブルースのカヴァーですが、完全にJunior Parkerの世界になっており、このParkerバージョンをきっかけに、原曲が好きになったものもあります。
シカゴ・ブルース系は、みんなそうです。
最初に、意識したのは、Doug Sahmのライヴ盤で聴いた、Driving Wheelでした。
とにかく「かっこいい」の一言で、後に原曲を聴いて、ほぼ完全コピーだったことを知りました。
この曲は、イントロのギターが印象的ですね。
ギターリストは、ロイ・ゲインズか、パット・ヘアでしょうか?
デュークのセッション・メンは素晴らしいです。
さらに時が過ぎて、この曲のルーズベルト・サイクス盤を聴いた時、Junior Parkerが、いかに他人の曲を、自分の世界へと昇華させているかということを、改めて深く感じたのでした。
この素晴らしいシンガーが、日本でも、ヨーロッパでも、いまいち評価が低いのが、私は不満です。
ここでいう評価の目安は、リイシュー状況のことを言っています。
米MCAで、Dukeのリイシューに力を入れた時期がありました。
その時、Bobby Blandは、CD2枚組3セットからなる、コンプリート・デューク・レコーディングス・シリーズが編まれました。
Blandファンになっていた私は、嬉しくて、1セット出るごとに、続編のリリースを1日千秋の思いで待ったものでした。
対して、Junior Parkerは、1枚ものが数年の間隔をおいて、やっと計2枚出ただけでした。
寂しい限りです。
もっとも、Blandも、日本盤はVol.1が出ただけで、以降のものは出されませんでしたが…。
それでも、MCA盤でコンプリート集が組まれたBlandは幸福です。(既に廃盤ですが…。)
Parkerについては、サンの音源が何度か他のアーティストとの抱き合わせで出されているほか、マーキュリーの音源が、同じような選曲で数枚出されています。
まあ、少し前には、スイカのジャケットのアルバムのリイシューという、嬉しい出来事もありました。
しかし、本命のデューク音源の多くは、まだまだ埋もれたままなんではないでしょうか?
仏クラシックス盤も出されましたが、その後、続編は出たんでしょうか?
ともかく、デューク音源のコンプリート・リイシューを強く望みます。
あと、後期のJunior Parkerには、Doug Sahmプロデュースのアルバムが1枚あるはずなので、そちらのリイシューも、是非お願いしたいです。
なお、このアルバム収録のStand By Meは、有名なBen E. Kingのものとは同名異曲です。
…が、こちらもアーリー・ソウル風の、少しSam Cookeをイメージさせるところがある名曲ですので、聴きものです。
ブルースというと、乱暴に言えば、ディープなデルタ・スタイルを連想する方と、スクイーズ系のブルース・ロックを頭に思い浮かべる方とに大別できると思いますが、Junior Parkerはどちらの要素も持っていると同時に、どちらにもない魅力もまた持っています。
それは、ビロードのような美声です。
私は、ロイ・オービスンのことを、ロックンロールのJunior Parkerと、そして、アーロン・ネヴィルをニューオリンズR&BのJunior Parkerと、勝手に呼んでいます。
腕利きギターリストを擁する、(当時の)モダンなハード・ブルース・サウンドをバックに、絹の肌触りを思わせる美声がのり、そこへさらに、本人によるダウンホームなブルース・ハープが絡んでくる、というのが基本のスタイルです。
Doug Sahmは、Junior Parkerを「マイ・マン」と呼び、このアルバム収録曲では、Next Time You See Me、Mother In-Law Blues、Driving Wheelの3曲をカヴァーしています。
(Things I Use To Doは、Guiter Slimの曲としやっています。)
私は、全ての曲が好きといってもいいくらいですが、Dougがやった曲以外では、Sweet Home Chicago、That's Alright、Five Long Yearsが特に好きです。
いずれも、有名ブルースのカヴァーですが、完全にJunior Parkerの世界になっており、このParkerバージョンをきっかけに、原曲が好きになったものもあります。
シカゴ・ブルース系は、みんなそうです。
最初に、意識したのは、Doug Sahmのライヴ盤で聴いた、Driving Wheelでした。
とにかく「かっこいい」の一言で、後に原曲を聴いて、ほぼ完全コピーだったことを知りました。
この曲は、イントロのギターが印象的ですね。
ギターリストは、ロイ・ゲインズか、パット・ヘアでしょうか?
デュークのセッション・メンは素晴らしいです。
さらに時が過ぎて、この曲のルーズベルト・サイクス盤を聴いた時、Junior Parkerが、いかに他人の曲を、自分の世界へと昇華させているかということを、改めて深く感じたのでした。
この素晴らしいシンガーが、日本でも、ヨーロッパでも、いまいち評価が低いのが、私は不満です。
ここでいう評価の目安は、リイシュー状況のことを言っています。
米MCAで、Dukeのリイシューに力を入れた時期がありました。
その時、Bobby Blandは、CD2枚組3セットからなる、コンプリート・デューク・レコーディングス・シリーズが編まれました。
Blandファンになっていた私は、嬉しくて、1セット出るごとに、続編のリリースを1日千秋の思いで待ったものでした。
対して、Junior Parkerは、1枚ものが数年の間隔をおいて、やっと計2枚出ただけでした。
寂しい限りです。
もっとも、Blandも、日本盤はVol.1が出ただけで、以降のものは出されませんでしたが…。
それでも、MCA盤でコンプリート集が組まれたBlandは幸福です。(既に廃盤ですが…。)
Parkerについては、サンの音源が何度か他のアーティストとの抱き合わせで出されているほか、マーキュリーの音源が、同じような選曲で数枚出されています。
まあ、少し前には、スイカのジャケットのアルバムのリイシューという、嬉しい出来事もありました。
しかし、本命のデューク音源の多くは、まだまだ埋もれたままなんではないでしょうか?
仏クラシックス盤も出されましたが、その後、続編は出たんでしょうか?
ともかく、デューク音源のコンプリート・リイシューを強く望みます。
あと、後期のJunior Parkerには、Doug Sahmプロデュースのアルバムが1枚あるはずなので、そちらのリイシューも、是非お願いしたいです。
なお、このアルバム収録のStand By Meは、有名なBen E. Kingのものとは同名異曲です。
…が、こちらもアーリー・ソウル風の、少しSam Cookeをイメージさせるところがある名曲ですので、聴きものです。
【モダン・ブルースの最新記事】
この記事へのコメント