2010年09月07日
from英to米、and to英again
ガレージ・パンクという言葉を初めて聞いたのは、もう数十年前だと思います。
ミュージック・マガジンの記事で知ったのでした。
Nuggetsという、素晴らしいコンピレーションが編まれ、それが日本で話題になるまで、タイムラグがあったとは思いますが、私たちは、そのコンピで、アメリカのティーンたちが、60年代に何を感じて、どういう行動にでたか、その一端を知ることが出来たのでした。
60年代半ばに、ブリティッシュ・インベイションの波が米国へと押し寄せます。
BeatlesやStones、Kinksを初めとする英国産ビート・バンドの衝撃は、多くの米国ティーンたちのハートを鷲掴みにしたのでした。
日本のグループ・サウンズ熱と同じようなムーブメントが、米国でも起こっていたのです。
彼らは、英国のビート・バンドを通して、自国の素晴らしい財産に気付かされました。ブルースやリズム&ブルースの魅力を知ったのです。
それも、強いアフター・ビートを持った新しい音楽として…。
そういった、英国60sビート・バンドに強い影響を受けて、雨後のタケノコのように、米国ティーンによる、英国スタイルのビート・バンドが誕生しました。
Nuggetsは、主にサイケデリック系のバンドをコンパイルしていましたが、これは、当時ファズ・ギターが流行していたからでしょう。
私は、Nuggetsを聴いて、すぐに気に入ったバンドがあります。
それが、Standellsであり、Knickerbockersでした。
13th froor Elevatersは、既に知っていましたが、Nazzや、Shadows of Knight、Strangelovesなどは、Naggetsで初めて知りました。
中でも、私が特に気に入ったのが、Standellsです。
サウンドの適度な黒っぽさも、ボーカルの青っぽさも、ずばり私好みです。
面白いのは、70年代半ばになって、パブ・ロックを代表するR&B系バンドが、記念すべき1stアルバムで、Standellsを取り上げていることです。
Inmatesの1stの1曲目は、StandellsのDirty Waterでした。
そして、Count Bishopsの1stでは、やはり、StandellsのSometimes Good Guys Don't Wear Whiteがカヴァーされていたのでした。
まるで、一回りして元に戻ったような感じです。
英国の港町に陸揚げされたブルースのレコードが、英国の若者に火をつけ、ビート・バンドが生まれました。その熱気は海を渡って米国へと逆上陸し、ティーンネイジャーにバンドを作らせました。
時はめぐり、米国産のバンドが吹き込んだ曲を、のちにパブ・ロックと呼ばれるようになるバンドたちが取り上げたのでした。
実は、私はCount Bishopsが大好きです。
アルバムが少ないこともあって、余計に愛おしいです。
KinksのI Need Youで始まり、ファスト・アレンジでやったSlim HarpoのDon't Start Crying Nowへとつながる流れが大のお気に入りです。
オリジナル曲もポップでいいです。
そして、決め手は、Standellsのカヴァーなのでした。
そんな思い入れのあるStandellsも、CD時代になって、オリジナル・アルバムの2in1盤が出ていて、私はいそいそと手に入れて思い出の音を堪能したのでした。
Stonesのカヴァーの雰囲気も、時代の空気を感じます。
1. Medication
2. Little Sally Tease
3. There Is A Storm Comin'
4. 19th Nervous Breakdown
5. Dirty Water
6. Pride And Devotion
7. Sometimes Good Guys Don't Wear White
8. Hey Joe, Where You Gonna Go?
9. Why Did You Hurt Me?
10. Rari
11. Why Pick On Me
12. Paint It Black
13. Mi Hai Fatto Innamorare
14. Black Hearted Woman
15. Girl And The Moon
16. Mr Nobody
17. My Little Red Book
18. Mainline
19. Have You Ever Spent The Night In Jail
というわけで、今回も動画を作りました。
ただし、今回も大人の事情により、Inmatesの音源が使えなかったため、StandellsとCount Bishopsのみで代替案を作りました。
いかがでしょうか?
ミュージック・マガジンの記事で知ったのでした。
Nuggetsという、素晴らしいコンピレーションが編まれ、それが日本で話題になるまで、タイムラグがあったとは思いますが、私たちは、そのコンピで、アメリカのティーンたちが、60年代に何を感じて、どういう行動にでたか、その一端を知ることが出来たのでした。
60年代半ばに、ブリティッシュ・インベイションの波が米国へと押し寄せます。
BeatlesやStones、Kinksを初めとする英国産ビート・バンドの衝撃は、多くの米国ティーンたちのハートを鷲掴みにしたのでした。
日本のグループ・サウンズ熱と同じようなムーブメントが、米国でも起こっていたのです。
彼らは、英国のビート・バンドを通して、自国の素晴らしい財産に気付かされました。ブルースやリズム&ブルースの魅力を知ったのです。
それも、強いアフター・ビートを持った新しい音楽として…。
そういった、英国60sビート・バンドに強い影響を受けて、雨後のタケノコのように、米国ティーンによる、英国スタイルのビート・バンドが誕生しました。
Nuggetsは、主にサイケデリック系のバンドをコンパイルしていましたが、これは、当時ファズ・ギターが流行していたからでしょう。
私は、Nuggetsを聴いて、すぐに気に入ったバンドがあります。
それが、Standellsであり、Knickerbockersでした。
13th froor Elevatersは、既に知っていましたが、Nazzや、Shadows of Knight、Strangelovesなどは、Naggetsで初めて知りました。
中でも、私が特に気に入ったのが、Standellsです。
サウンドの適度な黒っぽさも、ボーカルの青っぽさも、ずばり私好みです。
From Original Master Tapes
The Standells
The Standells
面白いのは、70年代半ばになって、パブ・ロックを代表するR&B系バンドが、記念すべき1stアルバムで、Standellsを取り上げていることです。
Inmatesの1stの1曲目は、StandellsのDirty Waterでした。
そして、Count Bishopsの1stでは、やはり、StandellsのSometimes Good Guys Don't Wear Whiteがカヴァーされていたのでした。
まるで、一回りして元に戻ったような感じです。
英国の港町に陸揚げされたブルースのレコードが、英国の若者に火をつけ、ビート・バンドが生まれました。その熱気は海を渡って米国へと逆上陸し、ティーンネイジャーにバンドを作らせました。
時はめぐり、米国産のバンドが吹き込んだ曲を、のちにパブ・ロックと呼ばれるようになるバンドたちが取り上げたのでした。
実は、私はCount Bishopsが大好きです。
アルバムが少ないこともあって、余計に愛おしいです。
KinksのI Need Youで始まり、ファスト・アレンジでやったSlim HarpoのDon't Start Crying Nowへとつながる流れが大のお気に入りです。
オリジナル曲もポップでいいです。
そして、決め手は、Standellsのカヴァーなのでした。
そんな思い入れのあるStandellsも、CD時代になって、オリジナル・アルバムの2in1盤が出ていて、私はいそいそと手に入れて思い出の音を堪能したのでした。
Stonesのカヴァーの雰囲気も、時代の空気を感じます。
1. Medication
2. Little Sally Tease
3. There Is A Storm Comin'
4. 19th Nervous Breakdown
5. Dirty Water
6. Pride And Devotion
7. Sometimes Good Guys Don't Wear White
8. Hey Joe, Where You Gonna Go?
9. Why Did You Hurt Me?
10. Rari
11. Why Pick On Me
12. Paint It Black
13. Mi Hai Fatto Innamorare
14. Black Hearted Woman
15. Girl And The Moon
16. Mr Nobody
17. My Little Red Book
18. Mainline
19. Have You Ever Spent The Night In Jail
というわけで、今回も動画を作りました。
ただし、今回も大人の事情により、Inmatesの音源が使えなかったため、StandellsとCount Bishopsのみで代替案を作りました。
いかがでしょうか?
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