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ガール・グループはビートルズが教えてくれた

 ビートルズを全て聴き終わってしまった時、あなたはどうされたでしょうか?
 第二のビートルズを探す、というのが多くの例だと思います。
 私もそうでした。
しかし、何度か無益な試みをした結果、あきらめました。
 彼らの替わりなどないことに気付くのに、さほど時間は必要なかったのです。

 そして私は、ベクトルを変更して、彼らに影響を与えた音楽を追いかけることにしたのでした。
 それが全ての始まりです。

 そんな音楽探求の旅のひとつに、ガールズ・グループも含まれていました。
 ビートルズ関連でいうと、シレルズ、クッキーズ、そしてマーベレッツは聴くほかないです。


こちらは、Shrellesのアルバム・ジャケットです。 


 ガールズ・グループって、しばしば実体がなかったりしますが、この3グループはまだましですよね。
 でも、クッキーズは若干怪しいかも…。

 目立った特徴のないグループも困りものですが、リード・ボーカルに存在感がありすぎたりすると、逆に幽霊グループになったりすることがあります。

 ダーレン・ラヴが、レコーディングでグループの掛け持ちをしていた話は有名です。
 クッキーズのアール・ジーンも、似ている気がします。
 マーベレッツのグラディス・ホートンは、とりわけ凄いボーカリストでした。

 というわけで(?)、今回は、お気に入りのガール・ポップをセレクトしてみました。 
 ビートルズがカバーした曲をベースに、考えてみました。
それは違うだろう、とかぜひ突っ込んで下さい。

1. Baby It's You : The Shirelles
2. Chaines : The Cookies
3. Please Mr. Postman : Marvelettes
4. Maybe : The Chantells
5. Mr. Lee : The Bobbettes
6. You're No Good : Betty Everett
7. Just One Look : Doris Troy
8. Tell Him : The Exciters
9. Needles And Pins : Jackie De Shanon
10.I'm Into Something Good : Earl-Jean

 こんなものでしょうか。
 1アーティスト1曲で選曲したかったのですが、クッキーズとアール・ジーンは、ご容赦ください。

 頭の3曲は、ビートルズ関連で選びました。
クッキーズは、Don't Say Nothin' Badという選択もありですが、やはりここはビートズに敬意を表します。

 そして、ガール・グループの元祖的なシャンテルズは、外せません。
デイヴ・エドモンズもカバーしていました。

 おばちゃん声ですが、パンチの効いたボベッツは昔から好きでした。
リズム・アンド・ブルース系では、ベティ・エヴァレットとドリス・トロイが、ポップでチャーミングだった時期のものです。

 ジャッキー・デ・シャノンは、唯一白人歌手になりました。
流れ的には、アーマ・トーマスのイッツ・レイニン、又は、カーラ・トーマスのジー・ウィッツとの差し替えもOKです。

 そしてバート・バーンズ製作のエクサイターズは、珍しいガール・グループ版アーリー・ソウルとして、入れたかった曲です。
 

 Baby It's Youは、ニック・ロウとコステロのデュエットもありました。
シレルズへというより、ビートルズへのオマージュだと思いますが、いい曲はやはり良いです。
 チート、チートというフレーズが耳に残ります。
シレルズの歌唱としては、Boysの方が上ですが、曲としてはこちらでしょう。









追伸
深夜にアップした記事を、翌朝に確認するのが習慣なんですが、Devil In Her Heartの存在を全く失念していました。
ビートルズについて、記憶だけで書けないなんて、いささかショックです。
年齢を感じずにはいられない朝になりました。


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