2011年02月15日
ジョージア、オクラホマ、フロリダ、テネシー
ロッド・スチュワートのグレイト・ロック・クラシックスというアルバムが好きです。
スタンダード・アルバムの成功で見事に復活したロッドは、次はソウルのカバー集を出したいと訴えましたが、会社側からいい返事をもらえず、次善の案からリリースしたのが、「我らの時代の偉大なロックの古典」という副題がつけられたアルバムでした。
ロッドのロック・カバー集は、なじみ深い曲が王道のアレンジで演奏されていて、たいへん気に入りました。
その収録曲の中で、いくつか注目した曲があるのですが、アルバムを購入した覚えはないけれど、聴きおぼえがある曲がありました。
Elvin BishopのFooled Around And Fall In Loveという曲です。
1. Statesboro Blues/The Allman Brothers
2. Jim Dandy/Black Oak Arkansas
3. Funk #49/Travis Wammack
4. Keep On Smilin'/Wet Willie
5. Fooled Around And Fall In Love/Elvin Bishop
6. Heard It In A Love Song/The Marshall Tucker Band
7. Jackie Blue/The Ozark Mountain Daredevils
8. Freeborn Man (Live Varsion)/The Outlaws
9. Coming Home/Johnny Van Zant Band
10. Caught Up In You/38 Special
11. Don't Misunderstand Me/Rossington Collins Band
12. Free Bird (Live Varsion)/Lynyrd Skynyrd
このアルバムは、92年にライノからリリースされた、サザン・ロックのコンピレーションです。
私は、このアルバムの中に、くだんのエルヴィン・ビショップの曲が入っていることに思い当たり、多分20数年ぶりに引っ張りだして聴いたのでした。
現在では、70年代ロックのコンピは山のように出ていますが、当時はなかなかニッチなコンピだったと思います。
試しに、アマゾンUSを検索したところ、サザン・ロックのコンピがいくつも作られていることを知って、隔世の感を持ちました。
それにしても、最近のCDの投げ売り状態は目を覆いたい部分がありますね。
10ドル未満で売られているアルバムがごろごろしています。
特に過去の名作をお手軽にコンピにしたアルバムに、そういった傾向が顕著です。
ダウンロードの隆盛が要因のひとつでしょうし、消費者としては、喜ばしいことかも知れませんが、魅力ある音楽が減っているのだとすれば悲しいです。
さて、今ならかなりの安価で、かつすごいボリュームの同趣旨のコンピが買えますが、このアルバムは、12曲入りと控え目なつくりです。
中身が、お腹がふくれるハードなサザン・ブギ中心の選曲ですから、これくらいが私には丁度いいです。
お目当てのFooled Around And Fall In Loveは、どうやらエルヴィン・ビショップはギターだけで、ボーカルは、ミッキー・トーマスという人らしいです。
元ジェファーソン・エアーシップの人らしいですが、エアーシップは聴いたことが有りません。
まだ、エアプレインなら多少の関心はあるんですが。
エルブィン・ビショップは、レイ・ヴォーンがブレイクしたときに、便乗でアルパムを出していましたが、デニムのつなぎファッションが似会いすぎていて、UFOを目撃して驚くオクラホマの農民みたいなイメージを持った覚えがあります。
突飛すぎますか?
でも、本人もわざとそんな恰好をしている節がありました。
他の曲と比べて、録音レベルが若干オフ気味なのが気になりました。
まあ、聴けたのでよしとしましょう。
さて、サザン・ブギばっかりという予断を持っていましたが、じっくり聴くと、かなりバラエティに富んでいることが分かりました。
オールマンとレーナードは別格ですが、この中でその後フル・アルバムを買ったのは、ウェット・ウイリーと、アウトロウズです。
マーシャル・タッカー・バンドは既に聴いていたと思います。
ウェット・ウイリーはいいですね。
ベースがファンキーで、しかもリード・ボーカルのジミー・ホールが、デルバート・マクリントンを彷彿させるハスキー・ボイスで魅力的です。
彼がプレイするブルース・ハープも、他のバンドにはない個性です。
私は、その後フル・アルバムを聴いて、ブルースへの傾倒の高さを知り、さらに驚きました。
マーシャル・タッカー・バンドは、オールマンのディッキー・ベッツ的側面を切り取って、隔離培養したようなバンドですね。
カントリー・テイストのサウンドと、何と言ってもトイ・コールドウェルの指弾きギターが比類のない個性です。
また、フルートが入っているのも不思議です。
バンドとしては、レーナード、オールマンに次ぐ存在だと思います。
ウェット・ウイリーとはいい勝負ですね。
アウトロウズは、名前の割りには、実はコースト・カントリー風側面もあることを、後から知りました。
このアルバムの収録曲は、ブルージーではありますが、ポップな印象も強いです。
コーラスがきれいなのが耳に残りました。
このアルバムが出たころは、既にジョージア・サテライツがデビューしていたと思います。
私にとってサザン・ロックは、レーナード、オールマン、サテライツです。
しかし、ウェット・ウイリー、マーシャル・タッカー・バンドも捨てがたい、そう認識を新たにした1枚なのでした。
スタンダード・アルバムの成功で見事に復活したロッドは、次はソウルのカバー集を出したいと訴えましたが、会社側からいい返事をもらえず、次善の案からリリースしたのが、「我らの時代の偉大なロックの古典」という副題がつけられたアルバムでした。
ロッドのロック・カバー集は、なじみ深い曲が王道のアレンジで演奏されていて、たいへん気に入りました。
その収録曲の中で、いくつか注目した曲があるのですが、アルバムを購入した覚えはないけれど、聴きおぼえがある曲がありました。
Elvin BishopのFooled Around And Fall In Loveという曲です。
Rebel Rousers
Southern Rock Classics
Southern Rock Classics
1. Statesboro Blues/The Allman Brothers
2. Jim Dandy/Black Oak Arkansas
3. Funk #49/Travis Wammack
4. Keep On Smilin'/Wet Willie
5. Fooled Around And Fall In Love/Elvin Bishop
6. Heard It In A Love Song/The Marshall Tucker Band
7. Jackie Blue/The Ozark Mountain Daredevils
8. Freeborn Man (Live Varsion)/The Outlaws
9. Coming Home/Johnny Van Zant Band
10. Caught Up In You/38 Special
11. Don't Misunderstand Me/Rossington Collins Band
12. Free Bird (Live Varsion)/Lynyrd Skynyrd
このアルバムは、92年にライノからリリースされた、サザン・ロックのコンピレーションです。
私は、このアルバムの中に、くだんのエルヴィン・ビショップの曲が入っていることに思い当たり、多分20数年ぶりに引っ張りだして聴いたのでした。
現在では、70年代ロックのコンピは山のように出ていますが、当時はなかなかニッチなコンピだったと思います。
試しに、アマゾンUSを検索したところ、サザン・ロックのコンピがいくつも作られていることを知って、隔世の感を持ちました。
それにしても、最近のCDの投げ売り状態は目を覆いたい部分がありますね。
10ドル未満で売られているアルバムがごろごろしています。
特に過去の名作をお手軽にコンピにしたアルバムに、そういった傾向が顕著です。
ダウンロードの隆盛が要因のひとつでしょうし、消費者としては、喜ばしいことかも知れませんが、魅力ある音楽が減っているのだとすれば悲しいです。
さて、今ならかなりの安価で、かつすごいボリュームの同趣旨のコンピが買えますが、このアルバムは、12曲入りと控え目なつくりです。
中身が、お腹がふくれるハードなサザン・ブギ中心の選曲ですから、これくらいが私には丁度いいです。
お目当てのFooled Around And Fall In Loveは、どうやらエルヴィン・ビショップはギターだけで、ボーカルは、ミッキー・トーマスという人らしいです。
元ジェファーソン・エアーシップの人らしいですが、エアーシップは聴いたことが有りません。
まだ、エアプレインなら多少の関心はあるんですが。
エルブィン・ビショップは、レイ・ヴォーンがブレイクしたときに、便乗でアルパムを出していましたが、デニムのつなぎファッションが似会いすぎていて、UFOを目撃して驚くオクラホマの農民みたいなイメージを持った覚えがあります。
突飛すぎますか?
でも、本人もわざとそんな恰好をしている節がありました。
他の曲と比べて、録音レベルが若干オフ気味なのが気になりました。
まあ、聴けたのでよしとしましょう。
さて、サザン・ブギばっかりという予断を持っていましたが、じっくり聴くと、かなりバラエティに富んでいることが分かりました。
オールマンとレーナードは別格ですが、この中でその後フル・アルバムを買ったのは、ウェット・ウイリーと、アウトロウズです。
マーシャル・タッカー・バンドは既に聴いていたと思います。
ウェット・ウイリーはいいですね。
ベースがファンキーで、しかもリード・ボーカルのジミー・ホールが、デルバート・マクリントンを彷彿させるハスキー・ボイスで魅力的です。
彼がプレイするブルース・ハープも、他のバンドにはない個性です。
私は、その後フル・アルバムを聴いて、ブルースへの傾倒の高さを知り、さらに驚きました。
マーシャル・タッカー・バンドは、オールマンのディッキー・ベッツ的側面を切り取って、隔離培養したようなバンドですね。
カントリー・テイストのサウンドと、何と言ってもトイ・コールドウェルの指弾きギターが比類のない個性です。
また、フルートが入っているのも不思議です。
バンドとしては、レーナード、オールマンに次ぐ存在だと思います。
ウェット・ウイリーとはいい勝負ですね。
アウトロウズは、名前の割りには、実はコースト・カントリー風側面もあることを、後から知りました。
このアルバムの収録曲は、ブルージーではありますが、ポップな印象も強いです。
コーラスがきれいなのが耳に残りました。
このアルバムが出たころは、既にジョージア・サテライツがデビューしていたと思います。
私にとってサザン・ロックは、レーナード、オールマン、サテライツです。
しかし、ウェット・ウイリー、マーシャル・タッカー・バンドも捨てがたい、そう認識を新たにした1枚なのでした。
Wet WillieのKeep On Smilin'です。
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