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ブレイヴ・コンボを聴こう

 なぜか、思い立ち、テックス・メックスというものをおさらいしてみよう。
 そう思って、今回選んだのがこのアルバムです。
 今聴きながら、なんとなくチョイス・ミスかな? …などと思い始めています。
 これは、今聴いても異端児的なバンドで、教科書としてふさわしいとはいいずらいです。


Music For Squares
Brave Combo

Lado A
1. Peanut (Polka)
2. When You Walk In The Room (Rock)
3. I Gotta Know (Rhumba)
4. La Cumparsita (Tango)
5. Julida (Polka)
6. Chorote Y Turron (Tropical) 
7. Neo Limbo (Limbo Rock)  

Lado B
1. Perfidia (Rock Bossa)
2. Apples, Peaches, Pumpkin Pie (Polka)
3. Watermelon Heart (Cha Cha Cha)
4. Jugo De Pina (Cumbia)
5. Schneewalzer (Waltz)
6. Viva Seguin (Polka) 
7. Let's Trim Twist Again (Twist) 
 

 ワールド・ミュージックというものが、世の中で話題になっていたころ、それはいつごろでしょう。
 私にとって、とりあえず最初は、このBrave Comboがスタートだったような気がしたのです。

 そして、結局その先へ進むことはなく、ダグ・サームと出会ってしまい、彼の世界に没入していったような気がします。
 ただ、もうかなり前のことなので、記憶のすりかわりが起こっている可能性はあります。

 このアルバムのリリースを確認すると、81年になっていました。
 いつごろ購入したのか定かではないですが、それほどタイムラグはなかったはずです。

 当時は、アフリカのジュジュなどにも関心を持っていた気がするのですが、とにかく、私は、おっかなびっくりで、非ロックの世界を覗きこもうとし、首をすくめて入らなかったのでした。

 このアルバムの曲目を見て、楽しいのは、各曲にかっこ書きでジャンルが記載されていることです。
 ポルカ、ルンバ、タンゴ、クンビアなどといった表記には、いろいろと想像をたくましくしたものでした。

 結局、これらを今だによく理解していないのは、このアルバムを教材にしようとしたことが誤りだった気がします。
 このアルバムは、ブレイヴ・コンポという特異なバンドが、ラテン音楽を素材に、あくまで自分たちの音楽を、ロック、ポップ・ファンに提示したものだったのだと思います。

 私は強い関心を持ちましたが、結局、もっと歌心の強いバンドの音へと流れて行きました。
 水が低いところへ流れるように、ごく自然なことだったと思います。
 
 とはいえ、懐かしさ一杯の音楽です。
 アコーディオンとサックスが特徴的に聴こえますが、小規模のオルケスタといえなくもないです。
 ただ、小規模のオルケスタというのは、言葉として矛盾が有るような気もします。

 コンフントの基本が、アコーディオンとギター(バホ・セスト)のデュオだとしたら、そこにはスモール・コンボという意味合いが、自然と存在すると思います。

 そこへドラムとベースを加え、さらにホーンを入れて、ジャズを取り入れたのが、オルケスタなのだと、今の私は勝手に理解しています。

 ブレイヴ・コンボは、ロック・バンド編成で、オルケスタをやろうとしたバンドだとう結論はどうでしょうか? 
 まあ、理屈じゃなく、楽しいダンス・ミュージックであることに間違いありません。

 ヒルビリーもまた、初期のスタイルは、ドラムレスでした。
 しかし、酒場の喧騒に負けないため、マイクロフォンや、ハワイアンの影響でスチール・ギターが導入され、ホンキー・トンクが生まれていきました。
 
 そして、テキサスで、ジャズを取り入れた、ビッグ・バンド編成の音楽が生まれ、オクラホマあたりへと広がって行きます。
 ウエスタン・スイングですね。
 このあたりは、コンフントからオルケスタへの流れと似ています。

 どこの土地であっても、陽気に踊れる音楽が、広く受け入れられたのだと思います。

 痛快丸かじりといった、個性のかたまりのバンドではありますが、テックス・メックスのおさらいとしては、やはり素直に、フラコ・ヒメネスあたりを聴くべきだったというのが、本日の結論です。







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