松竹寛山さんは、心と体の不調から健康を取り戻し充実した生活を送る為の手段として、臨済宗の中興の祖とされる江戸時代中期の僧・白隠が広めた3段階の方法を紹介。
内観の法は「心身を落ち着かせる方法」で、下腹から腰、尻、腿、膝、脛、脹脛、足の裏----------と自分の体を順番に「感じ」ながら深く呼吸する。
軟酥の法は「『気』が流れ、染み込む様子をイメージ」して心身の元気を取り戻す方法。
擦り合わせて温めた両手で軟らかいクリーム状の「気のボール」を作って頭の上に乗せる仕草をし、ボールが溶けて体の様々な部分に流れていく様子を思い浮かべる。
松竹さんは疲れている所には手を当てて癒やし、心身が元気になる様子を想像する事などを説明した。
座禅では合掌、礼、当胸の作法や姿勢を手解きし「目は開けても閉じても良い」と助言。
「ムー(『無心』の『無』)」と低く声を出し、「声が体中に共鳴しているのを感じて」と呼び掛けた。
平林寺専門道場師家 松竹 寛山さん 1959年長崎県生まれ。
日本大大学院博士前期課程終了後、平林僧堂に入門。
2011年、平林寺(埼玉県)25世住職、僧堂師家に就任。
禅文化研究所(京都市)理事長なども務める。
愛媛新聞 故郷大学「伊予塾」から
内観の法、軟酥の法、あるらしい。
家も臨済宗妙心寺派だ。
2024年05月25日
「ご都合主義」への不信
「欧州は、ヨーロッパの問題が世界の問題であり、(南の)世界の問題は自分たちの問題ではないと言う発想から脱却しなけてばならない」
2022年6月、中欧スロバキアの国際会議で、グローバルサウス(新興・途上国)の雄インドのジャイシャンカル外相が語気を強めた。
ウクライナへの支援を迫るなら、途上国の貧困や飢餓にも目を向ける必要がある。
「(ウクライナ支援に熱心な)欧州が沈黙を守っている問題は沢山ある」と言い添えた。
G 7主導の「ロシア包囲網」に距離を置くのは、ロシアからのエネルギーや武器、食料・肥料の輸入に支障を来たすと言う実利的な理由だけではない。
且つてグローバルサウスの国々を植民地として支配し、独立後は「置き去り」(アニル・スークラル氏)にし、窮地に陥ったら協力を求める「驕れるご都合主義」への根深い不信がある。
北のエリートに対する南の「怨念」は、西側への「失地回復(レコンキスタ)」を試みるロシア大統領プーチン氏や中国指導者・習近平氏の底意とも通じる。
愛媛新聞 レコンキスタの時代から
欧州には支配者の驕りが潜むらしい。
怒りの感情があるらしい。
2022年6月、中欧スロバキアの国際会議で、グローバルサウス(新興・途上国)の雄インドのジャイシャンカル外相が語気を強めた。
ウクライナへの支援を迫るなら、途上国の貧困や飢餓にも目を向ける必要がある。
「(ウクライナ支援に熱心な)欧州が沈黙を守っている問題は沢山ある」と言い添えた。
G 7主導の「ロシア包囲網」に距離を置くのは、ロシアからのエネルギーや武器、食料・肥料の輸入に支障を来たすと言う実利的な理由だけではない。
且つてグローバルサウスの国々を植民地として支配し、独立後は「置き去り」(アニル・スークラル氏)にし、窮地に陥ったら協力を求める「驕れるご都合主義」への根深い不信がある。
北のエリートに対する南の「怨念」は、西側への「失地回復(レコンキスタ)」を試みるロシア大統領プーチン氏や中国指導者・習近平氏の底意とも通じる。
愛媛新聞 レコンキスタの時代から
欧州には支配者の驕りが潜むらしい。
怒りの感情があるらしい。