2022年6月、中欧スロバキアの国際会議で、グローバルサウス(新興・途上国)の雄インドのジャイシャンカル外相が語気を強めた。
ウクライナへの支援を迫るなら、途上国の貧困や飢餓にも目を向ける必要がある。
「(ウクライナ支援に熱心な)欧州が沈黙を守っている問題は沢山ある」と言い添えた。
G 7主導の「ロシア包囲網」に距離を置くのは、ロシアからのエネルギーや武器、食料・肥料の輸入に支障を来たすと言う実利的な理由だけではない。
且つてグローバルサウスの国々を植民地として支配し、独立後は「置き去り」(アニル・スークラル氏)にし、窮地に陥ったら協力を求める「驕れるご都合主義」への根深い不信がある。
北のエリートに対する南の「怨念」は、西側への「失地回復(レコンキスタ)」を試みるロシア大統領プーチン氏や中国指導者・習近平氏の底意とも通じる。
愛媛新聞 レコンキスタの時代から
欧州には支配者の驕りが潜むらしい。
怒りの感情があるらしい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image