「1970年代の田中角栄の時代を境に自民党の体質は大きく変わった。
政治の空極の目的が金集めとなり、『数は力』と派閥に人を集める。
その末路と言うべき姿が今回の事態だろう。
新潟出身で学歴も低かった田中は、権力の中心である東京に執着した。
その点も以前の首相とは異なる」
「吉田茂は朝鮮戦争が勃発した時箱根にいて、直ぐ東京に戻らなかった。
結果的に吉田は正しく、戦争が日本には飛び火せず、寧ろ好景気が訪れる事を見抜いていた。
こうした政治センスは余裕がないと生まれない。
一方、権力者である自らの立場から距離を取り、冷静に物事を考え様とした。
今は政治にも社会にもその余裕がなくなっている様に思える」
「当時は首相の多くが旧帝国大学を出ており、『為政者は自分たちと違う』と言う意識があった。
今は国民と政治家の垣根が低くなり、特権階級の様な振る舞いは許されなくなった。」
「派閥の裏金事件で政治家が徒党を組んで甘い汁を吸っていた事が露わになった。
こんな状況でも、自民党の若手が改革を訴える動きも見られず、空気ばかりを読んでいる様に見える。
一方、吉田ら戦後の首相は群れるより、俗世間を離れて一人沈思黙考する時間を大切にしていた」
政治学者 原 武史 1962年東京都生まれ。 明治学院大教授などを歴任。
専門は日本政治思想史。 「『民都』大阪対『帝都』東京」でサントリー学芸賞を受賞。
「歴史のダイヤグラム<2号車>」「地形の思想史」など著書多数。
愛媛新聞 サーチライトから
政治家が危機や災害への備えを強調した結果、東京に縛られ、余裕がなくなって政治が停滞しているらしい。
且つてあった姿は一つの参考になる筈らしい。
自民党の末期らしい。
2024年05月03日
白内障
眼球内の水分に囲まれている水晶体が濁ってくる病気で、病気が進行すると瞳が白く濁って見える様になります。
生まれつきのものは、進行しないものが多いのですが、その他は徐々に進行して視力が悪くなるのに気付く様になります。
初期には水晶体の隅の方に濁りがあって、本人も全く自覚症状がなく、診断の際も、瞳を点眼薬で広げないと分からないものが多いのですが、中には中央から濁りが出てくる型もあります。
進行速度は、各人の体調や、白内障の原因、型によって千差万別で、予知するのは困難です。
然し、同じ手術でも緑内障の場合は、そこで食い止めるのが目的の手術ですが、白内障の場合は、確実に視力を改善する、言わば開眼手術ですから、手術を受けると言う精神的な緊張感以外心配な事はありません。
全科家庭の医学から
大病をしたり、体調を大きく崩す事があると、進行が早まる事は確かな様らしい。
生まれつきのものは、進行しないものが多いのですが、その他は徐々に進行して視力が悪くなるのに気付く様になります。
初期には水晶体の隅の方に濁りがあって、本人も全く自覚症状がなく、診断の際も、瞳を点眼薬で広げないと分からないものが多いのですが、中には中央から濁りが出てくる型もあります。
進行速度は、各人の体調や、白内障の原因、型によって千差万別で、予知するのは困難です。
然し、同じ手術でも緑内障の場合は、そこで食い止めるのが目的の手術ですが、白内障の場合は、確実に視力を改善する、言わば開眼手術ですから、手術を受けると言う精神的な緊張感以外心配な事はありません。
全科家庭の医学から
大病をしたり、体調を大きく崩す事があると、進行が早まる事は確かな様らしい。