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2019年09月17日

大腸CTアカデミア 検診としての便潜血検査陽性者に実施した大腸内視鏡検査による偶発症

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
日本消化器がん検診学会
第79回関東甲信越支部地方会
2019年9月29日に萩原廣明先生の会長のもと
群馬県前橋市で開催されます!

ナガイチは講演を担当させていただきます。

是非ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 567 −

Denis B, et al. Harms of colonoscopy in a colorectal cancer screening programme with faecal occult blood test: a population-based cohort study. Dig Liver Dis 2013;45:474-80.




さて、今日から新しい論文をご紹介します。

大腸CT検査の偶発症は良く取り上げてきましたので
今回は大腸内視鏡検査の偶発症に関する論文です。

フランスからの報告で
検診としての便潜血検査陽性者に実施した
大腸内視鏡検査による偶発症を調査しています。

論文は
「大腸癌検診における便潜血陽性者に対する
大腸内視鏡検査の有害事象
集団ベースのコホート研究」です。

【アブストラクト】
背景と目的:
現実世界(リアルワールド)における大腸がん検診プログラム
における便潜血対象者に対する
大腸内視鏡検査の有害事象を評価した。

方法:
フランスのアルザス地方で
2003年9月から2010年2月までの期間に、
便潜血検査が陽性となり全大腸内視鏡検査を受診した
50-74歳の患者を対象とした。

後ろ向きコホート研究である。

有害事象は、専門医による前向きな自発的な報告、
検診受診者とその主治医を対象とした後ろ向きの郵便による
サーベイで実施された。

(感想)
有症状者の診断目的に比べて
無症状者に対する検診検査の有害事象は
きちんと把握していく必要がありますね。

近い将来RCTによる報告も出てくると思いますが、
比較的小規模な検討での報告も今のうちに把握しておきたいですね。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23414583

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









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2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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