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2019年07月11日

大腸CTアカデミア 内視鏡ナショナルデータベースは重要!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第37回日本大腸検査学会総会
国立がん研究センターの斎藤豊先生の会長のもと
2019年11月1日-2日に東京で開催されます!

ナガイチは共催教育講演やハンズオンセミナーを
担当させていただきます。

6月28日まで演題募集中です。
是非ご応募くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★





PubMedから、今日のつぶやき − 522 −


Yoon JY, et al. Quality is the Key for Emerging Issues of Population-Based Colonoscopy Screening. Clin Endosc 2018; 51: 50-55.




それでは
「対策型検診としての大腸内視鏡検査における品質管理」
をご紹介します。

【大腸内視鏡検診の安全性】の続き
米国の内視鏡ナショナルデータベースによると
検診およびサーベイランス目的の大腸内視鏡検査
において検査後30日以内に深刻な偶発症が
発生する頻度は1,000人あたり3.4人と報告されている。

この研究では、
入院が必要な消化管出血は1,000検査あたり1.59件、
消化管穿孔は1,000検査あたり0.19件、
ポストポリペクトミー症候群(前回のつぶやき参照)は1,000検査あたり0.09件、
内視鏡に直接起因する偶発症は1,000検査あたり2.01件
と報告されれている。

50−69才歳の一般住民を対象としたトライアルでは
重大な出血は1,000検査あたり1.2件
ヨーロッパ:The NordICC Studyからの暫定報告では
55−64才歳のにおいて重大な出血は1,000検査あたり1.5件
と報告されている。

それでは、また。

(感想)
このあたりの正確なデータはデータベースの構築にかかっています。
日本でも間もなく本格稼働しますね。
JED

イギリスではNEDが稼働しています。

GAFAでわかるようにデータは貴重な財産です。
登録は面倒ではありますが、
国民や自分たちのためにも協力していくことが大切でしょう。

これからは専門医の取得や指導施設の更新にも
求められていきます。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29397649

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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 などの行為は著作権違反となります。


読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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