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2019年07月26日

大腸CTアカデミア モダリティによる特長を把握する!

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PubMedから、今日のつぶやき − 532 −


Pickhardt PJ, et al. Positive Predictive Value for Colorectal Lesions at CT Colonography: Analysis of Factors Impacting Results in a Large Screening Cohort. AJR Am J Roentgenol 2019 Apr 11:W1-W8. [Epub ahead of print]




それでは、論文
「大規模検診コホートにおける大腸CT検査の陽性適中率への影響因子」
のご紹介です。

【アブストラクト】
結果:
多変量解析では、病変の形態(表面型 vs 隆起型)や
読影の際の確信度
(読影医の指摘領域の病変としての確信の度合い)は
大腸CT検査と内視鏡検査の一致度に強く相関した。

今回の検討における大腸CT検査の陽性適中率PPVは
低く見積もられている可能性がある。
というのは大腸CT検査と大腸内視鏡検査の不一致
のうち28.8% (87/302)はコンセンサスレビューの際
大腸内視鏡検査の偽陰性が疑われたからである。

(感想)
表面型病変や確信が持てない病変は
当然のながら正しく診断できる可能性が下がります。

また、内視鏡検査の見逃しは
多くはないもののやはり存在します。

モダリティによる特長を把握し
対応していくことが大切ですね。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30973775

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。








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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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