2019年07月29日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査は内視鏡資源を有効活用するための特異度の高いモダリティである!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
日本消化器内視鏡学会雑誌の6月号(61 巻 6 号 p. 1256-1263)に
「大腸CT検査(CT colonography)読影の基本とコツ(動画付き)」が
掲載されました!
是非、ご一読ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 533 −
Pickhardt PJ, et al. Positive Predictive Value for Colorectal Lesions at CT Colonography: Analysis of Factors Impacting Results in a Large Screening Cohort. AJR Am J Roentgenol 2019 Apr 11:W1-W8. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「大規模検診コホートにおける大腸CT検査の陽性適中率への影響因子」
のご紹介です。
【アブストラクト】
結論:
大腸腫瘍性病変・腫瘤に対する大腸CT検査
と大腸内視鏡検査の一致率は高い結果であった。
陽性か陰性かの二択の結果を提供する
便潜血検査に比べて
大腸CT検査は結果が陽性の場合
その陽性の所見の内容を特異度高く診断でき
治療方針の決定とリスク層別化を可能とする。
(感想)
治療はできない大腸CT検査ですが、
内視鏡資源を有効活用するための
特異度の高いモダリティといえますね。
そのためには大腸CT検査を
質高く実施する必要があります。
どこの施設でも標準的な方法で実施され、
その質が担保されているようになる必要があります。
そこで、質が担保されているかを
判断する指標が大切となってきます。
施設間のばらつきの評価の指標として
このPPVは有用です。
このあたりの解説をこの論文の考察でも
取り上げていますね。
次回から本文のイントロダクションと
考察をかいつまんで読んでいきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30973775
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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・最新の情報を入手できる。
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・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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