2019年07月23日
大腸CTアカデミア 大腸内視鏡検診では検診受診者の好み、社会経済合理性、内視鏡のキャパシティを考慮する必要がある!
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Rad Fan 2019年7月号発売です!
特集2 これからのCTコロノグラフィ〜失敗からの脱却〜
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PubMedから、今日のつぶやき − 529 −
Yoon JY, et al. Quality is the Key for Emerging Issues of Population-Based Colonoscopy Screening. Clin Endosc 2018; 51: 50-55.
それでは
「対策型検診としての大腸内視鏡検査における品質管理」
をご紹介します。
【大腸内視鏡検診のコンプライアンス(実効性・受診率)】
便潜血検査はシンプル、安価、非侵襲的な素晴らしい検診法であるが
逐年検診の受診率は必ずしも高くない。
大腸癌検診の前向き研究のメタアナリシスでは
便潜血検査の受診率は42%に過ぎない。
しかしながら、大腸内視鏡検査の実施率は
さらに低いことが知られている。
複数の研究報告から
便潜血検査の受診率は34.2-67%であったのに対して
大腸内視鏡検査の受診率は24.6-38%に過ぎなかった。
大腸内視鏡検診の実施のためには
検診受診者の好み
社会経済合理性
内視鏡のキャパシティ
を十分考慮しなければならない。
(感想)
検診、とくに対策型検診に取り入れるためには
多くのハードルがあります。
これらを一つ一つ乗り越えていく必要があります。
内視鏡検診の受診率を上げるためには
未受診者に対するリコール(受診を促す連絡を入れる)
検査へのアクセスの改善など
具体的に取組んでいく必要があるのでしょう。
高齢者の受診者、内視鏡医の不足などにおいては
大腸CT検査は内視鏡を補完する重要な立場に
なっていくものと思われます。
内視鏡の代替がなければ現場の混乱をきたす
可能性があるからです。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29397649
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
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メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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【106名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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