2019年07月30日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査では陽性適中率(PPV)が Key Performance Indicator !
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!
身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!
是非ご参加くださいね。
事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
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PubMedから、今日のつぶやき − 534 −
Pickhardt PJ, et al. Positive Predictive Value for Colorectal Lesions at CT Colonography: Analysis of Factors Impacting Results in a Large Screening Cohort. AJR Am J Roentgenol 2019 Apr 11:W1-W8. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「大規模検診コホートにおける大腸CT検査の陽性適中率への影響因子」
のご紹介です。
【イントロダクション】
非侵襲あるいは低侵襲で安全な大腸癌検査は
一般住民(無症状)を対象とした大腸癌検診に使うことができ、
陽性者のみがより侵襲のある大腸内視鏡検査を受けることとなる。
この検診法としては便検査(代表的にはFIT, FOBT)や
大腸CT検査があげられる。
臨床現場においては陽性適中率(PPV)が
Key Performance Indicator
(KPI、重要なパフォーマンス指標)となりえる。
理由としては実臨床では全員が大腸内視鏡検査
を受けるわけではないため感度や特異度が
算出できないからである。
従来の大腸CT検査のPPVの報告は
臨床試験によるものあるいは小さなコホートを
対象としたものしかなかった。
(感想)
実臨床データで感度や特異度を発表している
学会発表を散見します。
そもそもが感度や特異度は算出できないわけです。
レファレンススタンダードとなる検査との比較が
そもそも全例でレファレンススタンダードを受けてない。
レファレンススタンダードを受けた患者でのみ
感度と特異度を算出(まったく正しくない)してしまうんですね。
これでは、感度と特異度は極めていい値になってしまいます。
ですので、実臨床ではPPVや陽性率といったところが
KPIになり得ます。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30973775
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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・待ち時間に気軽にみられる。
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
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2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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著者に無断で各種メディアに貼り付ける
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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感度と特異度を算出(まったく正しくない)してしまうんですね。
これでは、感度と特異度は極めていい値になってしまいます。
ですので、実臨床ではPPVや陽性率といったところが
KPIになり得ます。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30973775
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