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2019年07月09日

大腸CTアカデミア 日米欧で大腸内視鏡検査の有効性評価の結果が楽しみ! AKITA POP-COLON TRIAL, The COLONPREV Study, The CONFIRM Study, The NordICC Study

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!

身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!

是非ご参加くださいね。

事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★




PubMedから、今日のつぶやき − 520 −


Yoon JY, et al. Quality is the Key for Emerging Issues of Population-Based Colonoscopy Screening. Clin Endosc 2018; 51: 50-55.


それでは
「対策型検診としての大腸内視鏡検査における品質管理」
をご紹介します。

【大腸内視鏡検診による利益】の続き
ケースコントロール研究では
健康意識の高い個人が大腸内視鏡検診を受けやすく、
それ故、観察研究では大腸内視鏡検査の利益を
過剰評価しがちになりえる。

大腸内視鏡検診の効果はランダム化比較試験でのみ
評価することが可能である。

2009年来、大腸内視鏡検診による死亡率・罹患率減少効果に
対する大規模ランダム化比較試験が世界で3つ実施されており、
2020年代に結果が公表される見込みである。

スペイン: The COLONPREV Study
ClinicalTrials.gov number, NCT00906997

アメリカ:The CONFIRM Study
ClinicalTrials.gov number, NCT01239082

ヨーロッパ:The NordICC Study
(ノルウェー、ポーランド、オランダ、スウェーデン)
ClinicalTrials.gov number, NCT00883792.

スペイン、アメリカのスタディでは
1回の大腸内視鏡検査と毎年あるいは隔年の便潜血検査の比較を
The NordICC Studyでは
大腸内視鏡検診と検診なしの比較を実施している。

(感想)
あれ、日本の
AKITA Japan POPulation-based COLONoscopy screening randomized control TRIAL
AKITA POP-COLON TRIAL (Akita Trial)
が取り上げられていませんね。

論文の著者の検索不足ととらえるべきか
デザインペーパーが出ていないからと
とらえるべきか・・・

いずれにしても、日米欧で大腸内視鏡検査の有効性評価のデータが
今後出てきますね。
楽しみです。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29397649

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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