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2019年04月04日

大腸CTアカデミア アメリカでは大腸CT検査が整備されれば、大腸癌検診におけるコストが内視鏡に比較して最大で50%程度削減されうる!?

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PubMedから、今日のつぶやき − 458 −


Sawhney TG, et al. Computed Tomography Colonography Less Costly Than Colonoscopy for Colorectal Cancer Screening of Commercially Insured Patients. Am Health Drug Benefits 2018; 11: 353-361.



イギリスのEU離脱問題はいまだに混沌としていますね。
(ラインコミュニティ配信時、2月の半ばのことです)

この問題はEUに済んでいるイギリス人のヘルスケア
(医療保障)にも影響があるようです。

年金生活者など勤務していないイギリス人はスペインやフランスなどでは
3月29日以降、医療保障を受けられないリスクが出てきました。
該当者にとっては深刻な問題ですね。

一方、イギリスに住んでいる370万人のEU市民は
イギリスの NHS(National Health Service,
国民保健サービス)を受けられるようです。

経済問題も含めて、混乱がおきないことを祈っております。



さて、それでは
論文「民間保険に加入している患者の大腸癌検診は
大腸内視鏡検査よりも大腸CT検査の方がローコストである」
をご紹介します。

【アブストラクト】
結論:
大腸がん検診として大腸CT検査を活用することは
効果的であり、受診者優位であり、
そして内視鏡検査に比較してコストに優れている。

現在、大腸癌検診を受けていない住民にとっても
魅力がある可能性がある。

大腸CT検査が整備されれば、
大腸癌検診におけるコストが
内視鏡に比較して最大で50%程度削減されうる。


それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30647823

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。








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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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