2019年04月02日
大腸CTアカデミア 大腸内視鏡検査おける検査コスト、前処置、麻酔そして偶発症に関する費用の算出
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
お陰様で、第14回消化管先進画像診断研究会 (GAIA)が盛会に終了いたしました。
ご来場の皆様、ご協賛いただきました関係企業の皆様に心より感謝申し上げます。
メディカルアイ様に取材していただきました。
ありがとうございます!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 456 −
Sawhney TG, et al. Computed Tomography Colonography Less Costly Than Colonoscopy for Colorectal Cancer Screening of Commercially Insured Patients. Am Health Drug Benefits 2018; 11: 353-361.
ビッグニュースが入ってきました。
(ラインコミュニティ配信時 2019.2.14.のことです)
Johnson & Johnson(通称、ジョンジョン、勝手にそう呼んでるだけですが笑)
内視鏡ロボット開発のオーリス・ヘルスを買収しました。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-02-13/j-j-said-to-acquire-robotic-surgery-firm-auris-for-3-4-billion
オーリス・ヘルスはゲームのコントローラーに似た装置で
操作する内視鏡ロボット所有しています。
格好いいですね!
現在は肺領域ですが、他の臓器にも応用できそうです。
YouTubeにも動画がアップされていますね。
ご興味のある方はどうぞ!
オリンパスや富士フィルムも頑張らないといけませんね。
さて、それでは
論文「民間保険に加入している患者の大腸癌検診は
大腸内視鏡検査よりも大腸CT検査の方がローコストである」
をご紹介します。
【アブストラクト】
方法:
後ろ向きに民間保険の請求データおよび
査読のあるレビュー研究を用いて
大腸癌検診に対する大腸CT検査と大腸内視鏡検査のコストについて
多年度で適合した症例について比較した。
Truven Health MarketScanのデータベース
を用いて、大腸内視鏡検査のコストならびに
付随する腸管前処置、セデーション(米国では麻酔を含む)、偶発症に
関するコストを算出した。
(解説)
Truven Health AnalyticsはIBMが2016年に買収したヘルスケアデータ分析企業。
ヘルスケアのコスト、クレーム、品質などのデータを追跡できる技術を提供しており、
Truven自身はヘルスケアのコストと品質を追跡する方法論とアルゴリズムも有している。
大腸CT検査については、民間保険からメディケアまで4つのシナリオのもと、
検査及び付随するサービスや大腸内視鏡が必要になった場合のコストについて
算出した。
両検査の比較に際して、既出の査読された研究にもとづき
現実社会の検診間隔で受診者あたりの年間の検診コストに変換した。
(感想)
大規模なヘルスケアデータが利用できるのは素晴らしいですね。
根拠はないのですが、その使用料はかなりの額だとは思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30647823
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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