2018年05月09日
大腸CTアカデミア 現実の受診率を勘案すると大腸CT検査の費用対効果は高いよ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Rad Fan オンライン様に
メルマガ「大腸CT検査アカデミー」を
ご紹介いただきました!
ありがとうございます
「Rad Fan」様のメルマガもおすすめですよ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 231 −
van der Meulen MP, et al. Colorectal Cancer: Cost-effectiveness of Colonoscopy versus CT Colonography Screening with Participation Rates and Costs. Radiology 2018 Feb 27:162359. doi: 10.1148/radiol.2017162359. [Epub ahead of print]
それでは、論文「受診率を考慮に入れた大腸がん検診の費用対効果
大腸内視鏡検査 vs 大腸CT検査」
のご紹介の続きです。
「考察」をみていきましょう。
本研究の結論は、
「受診率が十分に高い(100%)
大腸内視鏡検査による大腸がん検診は
大腸CT検査による検診より費用対効果が高い」
ということである。
しかし、現実の受診率を勘案すると、
「大腸内視鏡検査による検診は、
生涯に2回以上受ける大腸CT検査による検診よりも
費用対効果が低い」ことが判明した。
なぜならば、最小限の大腸CT検査による
増分費用効果比はオランダ人のカットオフ値である
20,000ユーロを下回っているからである。
国家レベルでみれば
1回の大腸内視鏡検査による検診よりも
大腸CT検査による検診の方が望ましいといえる。
(解説)
増分費用効果比とは
incremental cost-effectiveness ratioのことで
ICERと略されます。
増分費用効果比とは、
介入により1QALY延長(改善)するために
必要となる追加費用で、介入の費用対効果を評価します。
この値があるカットオフ値よりも低ければ
「費用対効果に優れている」と表現し、
逆に高ければ「費用対効果に劣っている」と表現します。
そのカットオフ値は、アメリカでは歴史的に$100,000、
イギリスでは£20,000〜30,000が用いられていますが、
この値に科学的根拠があるわけではありません。
このあたり詳しく知りたい方は、
下記のウェブサイトが分かりやすいですよ。
https://healthpolicyhealthecon.com/2016/05/23/cost-effectiveness-analysis/
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29485322
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
著者からのおすすめPR-----------------------
英語の勉強法を聞かれる機会が増えました。
短気留学にいく行動や、日々の勉強が大切だと思いますよ。
友人のおすすめ ★常夏の楽園セブで語学留学(1週間73,000円〜)★
私もやってました アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」
24時間365日いつでもどこでも英会話レッスンができる!
予約不要のオンライン英会話。
PC・スマートフォンから英会話レッスンが受けられます。
▲PRここまで--------------------------------
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【89名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
Rad Fan オンライン様に
メルマガ「大腸CT検査アカデミー」を
ご紹介いただきました!
ありがとうございます
「Rad Fan」様のメルマガもおすすめですよ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 231 −
van der Meulen MP, et al. Colorectal Cancer: Cost-effectiveness of Colonoscopy versus CT Colonography Screening with Participation Rates and Costs. Radiology 2018 Feb 27:162359. doi: 10.1148/radiol.2017162359. [Epub ahead of print]
それでは、論文「受診率を考慮に入れた大腸がん検診の費用対効果
大腸内視鏡検査 vs 大腸CT検査」
のご紹介の続きです。
「考察」をみていきましょう。
本研究の結論は、
「受診率が十分に高い(100%)
大腸内視鏡検査による大腸がん検診は
大腸CT検査による検診より費用対効果が高い」
ということである。
しかし、現実の受診率を勘案すると、
「大腸内視鏡検査による検診は、
生涯に2回以上受ける大腸CT検査による検診よりも
費用対効果が低い」ことが判明した。
なぜならば、最小限の大腸CT検査による
増分費用効果比はオランダ人のカットオフ値である
20,000ユーロを下回っているからである。
国家レベルでみれば
1回の大腸内視鏡検査による検診よりも
大腸CT検査による検診の方が望ましいといえる。
(解説)
増分費用効果比とは
incremental cost-effectiveness ratioのことで
ICERと略されます。
増分費用効果比とは、
介入により1QALY延長(改善)するために
必要となる追加費用で、介入の費用対効果を評価します。
この値があるカットオフ値よりも低ければ
「費用対効果に優れている」と表現し、
逆に高ければ「費用対効果に劣っている」と表現します。
そのカットオフ値は、アメリカでは歴史的に$100,000、
イギリスでは£20,000〜30,000が用いられていますが、
この値に科学的根拠があるわけではありません。
このあたり詳しく知りたい方は、
下記のウェブサイトが分かりやすいですよ。
https://healthpolicyhealthecon.com/2016/05/23/cost-effectiveness-analysis/
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29485322
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
著者からのおすすめPR-----------------------
英語の勉強法を聞かれる機会が増えました。
短気留学にいく行動や、日々の勉強が大切だと思いますよ。
友人のおすすめ ★常夏の楽園セブで語学留学(1週間73,000円〜)★
私もやってました アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」
24時間365日いつでもどこでも英会話レッスンができる!
予約不要のオンライン英会話。
PC・スマートフォンから英会話レッスンが受けられます。
▲PRここまで--------------------------------
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【89名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7620175
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック