2018年07月31日
大腸CTアカデミア トレーニングにおけるCADの活用よりも施設間格差の方が大きい
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PubMedから、今日のつぶやき − 289 −
Sali L, et al. Computer-based self-training for CT colonography with and without CAD.
Eur Radiol. 2018 May 23. doi: 10.1007/s00330-018-5480-5. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「コンピュータによる大腸CT検査の自己トレーニング
コンピュータ支援診断(CAD)を用いた場合と用いない場合との比較」
のご紹介です。
【結果】
20名各人のベースライン評価テストと最終評価テストの患者別の成績は
【Fig 2c】患者別感度。
(ラインコミュニティ限定でアップしました)
ベースライン評価テストと最終評価テストの
感度はそれぞれ93%と94%で有意差を認めなかった。
【Fig 2d】患者特異度。
(ラインコミュニティ限定でアップしました)
ベースライン評価テストと最終評価テストの
特異度はそれぞれ81%と86%で有意差を認めなかった。
コンピュータによる大腸CT検査の自己トレーニングにおいて
CADを用いた場合と用いない場合とで、
患者別の感度・特異度に違いはなかった。
【table 2】
(ラインコミュニティ限定でアップしました)
全読影者、自己トレーニングにおいてCADを用いた群(CAD)、自己トレーニングにおいてCADを用いなかったた群(NO-CAD)、および施設別(Center 1, 2, 3)
に対する患者別の感度・特異度、および病変別の感度(>=6mm)
左側の列のPerformance measureの各評価において
上から順に
1 全読影者
2 自己トレーニングにおいてCADを用いた群(CAD)
3 自己トレーニングにおいてCADを用いなかったた群(NO-CAD)
4 施設別成績(Center 1)
5 施設別成績(Center 2)
6 施設別成績(Center 3)
と並んでいます。
真ん中の列が、トレーニング前、
右の列が、トレーニング後の成績です。
トレーニングにおけるCADの有無よりも、
施設間格差のほうが大きいのが分かります。
今日はこのあたりにしますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29796918
ナガイチはコーヒー好きです。
☆☆☆職場でコーヒー飲むならこれ!!☆☆☆
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・最新の情報を入手できる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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【table 2】
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左側の列のPerformance measureの各評価において
上から順に
1 全読影者
2 自己トレーニングにおいてCADを用いた群(CAD)
3 自己トレーニングにおいてCADを用いなかったた群(NO-CAD)
4 施設別成績(Center 1)
5 施設別成績(Center 2)
6 施設別成績(Center 3)
と並んでいます。
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タグ:CAD
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