アフィリエイト広告を利用しています
<< 2022年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
写真ギャラリー
最新記事
カテゴリーアーカイブ
ファン
【一押しテキスト】       楽天さんでのお取扱い

これ1冊でわかる!大腸CTプロフェッショナル100のレシピ [ 永田浩一 ]

大腸CTテキスト 原理・特性の基礎知識から現場で使えるセッティング, [ 消化管先進画像診断研究会 ]

症例で学ぶ大腸CT診断 大腸CTを身につける! [ 永田浩一 ]

アマゾンさんでのお取扱い
日別アーカイブ
【一読のおすすめ】       楽天さんでのお取扱い

【送料無料】 Rad Fan 2019年7月号 【全集・双書】

Rad Fan(2018 JULY(Vol.1) 特集1:CTコロノグラフィ攻略マニュアル/特集2:ITEMで

Rad Fan 2017 JULY(Vol.15 No.7) 特集:認定制度を見据えた大腸CT検査の標準化/使いやすいポー

アマゾンさんでのお取扱い

広告

posted by fanblog

2018年05月30日

大腸CTアカデミア 大腸がん術後サーベイランスにおける大腸CT検査の利用法には今後のさらなる検討が必要だよ!

★★━━━━☆☆おすすめのテキスト☆☆━━━━★★
大腸肛門病センター高野病院
理事・副院長の野崎 良一先生が
大腸内視鏡検査で必須手技である
「コールド・ポリペクトミー」の
実践マニュアルを発刊されました!!

ナガイチも最近、ナショナルセンターで内視鏡検査で
「コールド・ポリペクトミー」しております。
実症例の説明が豊富なこの本で勉強しています!!

大腸内視鏡検査に関わっているスタッフに
超お薦めの一冊です!
★★━━━━☆☆━━━━━━━☆☆━━━━★★





PubMedから、今日のつぶやき − 246 −

Weinberg DS, et al. Computed Tomography Colonography vs Colonoscopy for Colorectal Cancer Surveillance After Surgery. Gastroenterology 2018; 154(4): 927-934.e4.




それでは、論文
「大腸がん術後サーベイランスに有用なのは?
大腸CT検査 vs. 大腸内視鏡検査」
ご紹介の続きです。

今日はリミテーションを取り上げますね。

【考察】

今回の研究では
吻合部近傍の腸管外再発をCTで2例確認したが、
管腔内の吻合部再発は認めなかった。

術後サーベイランスにおける管腔内観察の目的は
腺腫を検出し、切除することで
異時性大腸がんを防ぐことである。

本研究では対象の15%に6ミリ以上の腺腫を認め、
この頻度は先行研究と同様であった。

今回、読影した放射線科医は大腸CT検査の
豊富な経験を有していたため、
今回の結果が一般的な施設に
当てはまるかどうかは不明である。

(感想)
読影医の技量を豊富な経験がある
の一言で片付けています。
方法にも具体的な記載がないようです。

このあたりこの研究に対する疑問ですね。

【結論】

前向き多施設研究の結果から、
大腸がん術後サーベイランスにおいて、
大腸腫瘍性病変の検出は
大腸内視鏡検査に比べて
大腸CT検査は劣るという結果であった。

大腸CT検査は感度が劣るという結果では
あったけれども、
サーベイランスで使用するモダリティに対する
患者の好み、
費用対効果については
更なる検討が必要である。


今回の報告内容について、
皆さんはいかがお考えでしょうか?

術後回盲弁がないことと
2体位目は造影CTをしているため相対的にタギング効果が減少すること
などの理由はあるのでしょう。

ですが、そうだとしても検診や精検目的の
大腸CT検査の精度と大きく乖離する結果には
少々疑問が残ります。

日本で追試する価値は十分にありそうですね。

H山先生と、また今度ご相談をさせていただこうかと思います。

それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29174927


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



ナガイチはコーヒー好きです。
☆☆☆職場でコーヒー飲むならこれ!!☆☆☆


◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。


◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【89名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)


■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


●お願いとお断り●
 本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
 著者に無断で各種メディアに貼り付ける
 などの行為は著作権違反となります。


読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





にほんブログ村 病気ブログ 医学へ
にほんブログ村

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前: 必須項目

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7687213
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
最新コメント
タグクラウド
プロフィール
大腸の専門家 ナガイチさんの画像
大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
プロフィール
検索
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。