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posted by fanblog

2018年05月21日

大腸CTアカデミア 炭酸ガスが小腸に逆流しやすい体位はある!?

★★━━━━☆☆おすすめのテキスト☆☆━━━━★★
日本消化器内視鏡学会 (監修)の新刊がでました!

下部消化管内視鏡スクリーニング検査マニュアル

最新のエビデンス、情報、テクニックなどが満載です。

内視鏡検査が困難な場合の
大腸がんスクリーニングとして
「大腸CT検査(CT colonography)」のご紹介
をさせていただきました。
★★━━━━☆☆━━━━━━━☆☆━━━━★★






PubMedから、今日のつぶやき − 239 −

Weinberg DS, et al. Computed Tomography Colonography vs Colonoscopy for Colorectal Cancer Surveillance After Surgery. Gastroenterology 2018; 154(4): 927-934.e4.




(ラインコミュティでのやり取りのご紹介です)

I様、昨晩はご質問
ありがとうございます!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんばんは。
検査時の撮影体位について、
よろしければ教えていただけますでしょうか。

炭酸ガスが小腸に逆流しやすい
体位はあるのでしょうか。

書籍など調べてみたのですが、
わからなくて。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうですよね。
小腸が拡張すると悩むと思います。

ただ、体位の違いが小腸へのガスの流入量に
影響するかどうかという検討を行った
研究は私の知る範囲ではないように思います。

一方で、鎮痙剤グルカゴンによるバウヒン弁(回盲弁)
の弛緩作用は有名ですね。

小腸内視鏡やカプセル内視鏡が登場する前は
小腸造影(経口・経肛門)が小腸の評価の中心でした。

経肛門で回腸を観察するために
グルカゴンは使用されており、
回盲弁を弛緩して小腸を拡張します。

(文献)
Kellett MJ,et al. Per oral pneumocolon examination of the ileocecal region. Gastrointest Radiol 1977; 1: 361-5.
Deignan RW, et al. Improving visualization of distal and terminal ileum during the small bowel meal: an evaluation of fluoroscopic manoeuvres. Clin Radiol 1995; 50: 548?52.

あるいは疾患として、回盲弁が開大する場合もあります。

なんでしょう?
クイズにしておきますね。
明日、解答します〜〜
分かった方は、是非、コミュニティにコメントください!

というわけで、体位によるガスの小腸への流入に
関する研究が恐らくないので分かりませんが、
経験上は関係ないような気がします(エビデンスなし)。

小腸の拡張因子について
多変量解析して検討してみてもよいかもしれませんね。

ただ、影響因子は多数あることと、
バイアスの除外は大変そうですが・・・。

折角、頂いた話題なので、
今度、関係する話題として
CT coloenterography !!
(ご存知の方いますか?)
の論文をご紹介しますね。




それでは、論文
「大腸がん術後サーベイランスに有用なのは?
大腸CT検査 vs. 大腸内視鏡検査」
ご紹介の続きです。

アブストラクト
【結果】
231症例のうち、
116症例(50.2%)で大腸内視鏡検査で
何らかのポリープを認めた。

15.6%の症例で6ミリ以上の腺腫あるいは
鋸歯状病変(SSA/P)を認めた。

大腸がんは認めなかった。

大腸CT検査の6ミリ以上の病変に対する
感度は44.0% (95%CI, 30.2-57.8%)
特異度は93.4% (95%CI, 89.7-97.0%)。

大腸CT検査の10ミリ以上の病変に対する
感度は76.9% (95%CI, 54.0-99.8%)
特異度は89.0% (95%CI, 84.8-93.1%)。

腺腫のみを対象とした場合の精度も
同程度であった。

大腸CT検査の陰性的中率(NPV)は
6ミリ以上の腺腫で90.7% (95%CI, 86.7-94.5%)
10ミリ以上の腺腫で98.6% (95%CI, 97.0-100.0%)。

【結論】
大腸がん術後1年のサーベイランスにおいて、
6ミリ以上の病変の検出精度は
大腸CT検査は大腸内視鏡検査に比較して劣っている。


(感想)
この結果だったので、放射線系の雑誌ではなく
消化器系の雑誌に投稿したのですね。

この研究結果を皆さんはどのように考えますか?

是非、皆さんもご自身で考えてみてくださいね。

私の疑問は大きく2つあります。
次回のつぶやきでご紹介しますね。


それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29174927


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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