アフィリエイト広告を利用しています
<< 2022年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
写真ギャラリー
最新記事
カテゴリーアーカイブ
ファン
【一押しテキスト】       楽天さんでのお取扱い

これ1冊でわかる!大腸CTプロフェッショナル100のレシピ [ 永田浩一 ]

大腸CTテキスト 原理・特性の基礎知識から現場で使えるセッティング, [ 消化管先進画像診断研究会 ]

症例で学ぶ大腸CT診断 大腸CTを身につける! [ 永田浩一 ]

アマゾンさんでのお取扱い
日別アーカイブ
【一読のおすすめ】       楽天さんでのお取扱い

【送料無料】 Rad Fan 2019年7月号 【全集・双書】

Rad Fan(2018 JULY(Vol.1) 特集1:CTコロノグラフィ攻略マニュアル/特集2:ITEMで

Rad Fan 2017 JULY(Vol.15 No.7) 特集:認定制度を見据えた大腸CT検査の標準化/使いやすいポー

アマゾンさんでのお取扱い

広告

posted by fanblog

2017年07月11日

正常と判定した大腸CT(CT colonography)検査を見直してみると? 見逃しは!?

PubMedから、今日のつぶやき − 27 −

Pickhardt PJ, et al. Colorectal Findings at Repeat CT Colonography Screening after Initial CT Colonography Screening Negative for Polyps Larger than 5 mm. Radiology 2017; 282: 139-148.


今回の論文は大切なので、しばらくシリーズとして続けます〜。
でも、文字ばかりだと疲れます。
今回は、図の解説にしますね。

この研究では
2回目の検査で6ミリ以上の病変が検出された場合には、
初回の大腸CT検査のデータを見直し(再読影)をし
3つのカテゴリーに分けるということでした。
前回の検査を見直せる大腸CT検査の特性ですね。
内視鏡では基本、できないですから。

1.新生病変:1回目の検査画像を見直しても存在を指摘できない場合。
Fig 4を見てください。
(メルマガ読者、ラインコミュニティのメンバー限定です)

初回検査時は60歳の男性。
上段が2005年の画像です。
見直しても病変は指摘できません。
下段は2015年です。
肝弯曲に大腸がん(おそらく進行がん)を認めます(黒矢印)。
確かに2005年の画像では病変を指摘できませんね。
10年の感覚がありますが、いわゆるde Novo癌ということになりますでしょうか。

余談ですが、2015年のアキシャル像を見ると右側臥位で撮影していることも分かりますね。
側臥位撮影を確かに実践しています。

2.成長した病変:1回目の検査画像では5ミリ以下の病変であった場合。
Fig 1を見てください。
(メルマガ読者、ラインコミュニティのメンバー限定です)

初回検査時は61歳の女性。
上段が2005年の画像です。

初回検査結果では、
横行結腸近位側に5ミリ未満の病変が指摘されていました(黒矢印)。
下段は2011年です。
同部位に7ミリの病変を認めます(黒矢印)。
確かに同じ場所の病変が大きくなっていますね。
とはいっても、病変の成長はゆっくりといえます。

3.見逃し病変:1回目の検査画像を見直してみたら、
6ミリ以上の病変が実はあった場合。
その1
Fig 2を見てください。
(メルマガ読者、ラインコミュニティのメンバー限定です)

初回検査時は50歳の男性。
上段が2004年の画像です。
初回検査結果では、病変は指摘されていませんでしたが、
見直してみるとバウヒン弁(米印)の
すぐ遠位側の上行結腸に表面型病変(黒矢印)を指摘できます。
でも難しいですよね。
ひだ上ですし、造影剤が乗っているようにも見えますし。
下段は2009年です。
同部位の病変(黒矢印)は確かに2004年よりは分かりやすいです。
見逃しの判定となります。

その2
Fig 3を見てください。
(メルマガ読者、ラインコミュニティのメンバー限定です)

初回検査時は59歳の男性。
上段が2005年の画像です。
初回検査結果では、病変は指摘されていませんでしたが、
見直してみると横行結腸近位側に表面型病変(黒矢印)を指摘できます。
これは「その1」よりもさらに難しいです。
造影剤によって病変表面がカバーされている中に表面型病変があります。
あるはずだ目で見ないと見落としそうですね。
下段は2010年です。
同部位の病変は26ミリに成長しているので、
これは分かります(黒矢印)。
この症例も見逃しの判定です。

症例を見ていかがでしょうか?
さすが、ピッカードです〜
見落としも潔く画像を公開しています。

次回は結果をもっと深堀していきますね。
それではよい週末をお過ごし下さい。


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27552558




著者からのおすすめPR-----------------------
大腸CTを完全詳説!実臨床のコツから正しく検査するためのエビデンスを網羅しています!

これ1冊でわかる!大腸CTプロフェッショナル100のレシピ [ 永田浩一 ]


大手格安かつ通信速度が速い!!一押し格安スマホです!!
+++ 月額1,980円?使えるスマホ【UQmobile】 +++

大腸CT検査の教科書です。JANCTメンバー書き下ろし!

大腸CTテキスト 原理・特性の基礎知識から現場で使えるセッティング, [ 消化管先進画像診断研究会 ]


症例で学ぶ大腸CT診断 大腸CTを身につける! [ 永田浩一 ]


自分も愛用しています!
高品位なオーディオ・ヘッドホンをお探しならボーズ・オンラインストアで。

半身浴で疲れをとるのがおすすめです

胎児から3歳までの「耳の黄金期」の子供のために作られた英語CD教材

Rad Fan(2017 JULY(Vol.1) 特集:認定制度を見据えた大腸CT検査の標準化/使いやすいポー



▲PRここまで--------------------------------


大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。



◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
応援していただけると嬉しいです。
http://www.mag2.com/m/0001679515.html



◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)

にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前: 必須項目

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6433867
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
最新コメント
タグクラウド
プロフィール
大腸の専門家 ナガイチさんの画像
大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
プロフィール
検索
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。