2020年07月21日
大腸CTアカデミア 出版バイアスについて
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日本消化器がん検診学会 大腸CT検査技師認定制度に関する座談会を開催します!
webでも配信予定です。配信日など詳細が決まりましたらまた追ってお知らせいたします。
こちらからどうぞ!
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PubMedから、今日のつぶやき − 771 −
Bai W, et al. Diagnostic accuracy of computed tomography colonography in patients at high risk for colorectal cancer: a meta-analysis [published online ahead of print, 2020 Apr 11]. Colorectal Dis. 2020;10.1111/codi.15060. doi:10.1111/codi.15060
それでは、論文
「大腸がんに対するハイリスク患者への大腸CT検査の精度:メタアナリシス」
のご紹介です。
結果を図表を中心に見ていきたいと思います。
【Fig 4】
ラインコミュニティ限定で配信しました。
出版バイアスは、Deeksのファンネル・プロットを用いて評価した。
6ミリの病変と10ミリのb豹変に対してそれぞれP値は0.98と0.97であり、有意な出版バイアスがない結果であった。
(補足)
出版バイアスは、医療の評価ではとても大切です。
ウィキ先生から引用します。
出版バイアスとは、否定的な結果が出た研究は、肯定的な結果が出た研究に比べて公表されにくいというバイアスである。
利害関係などの理由で、否定的な結果が出た研究が論文として公表されなかった場合、肯定的な研究が多くなることによって、メタアナリシスによる分析の結果が肯定的なほうへ偏るといった影響が出る。
2004年の9月に、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』、『ランセット』、『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』、『米国医師会雑誌』などの著名なジャーナルの編集者は、研究が開始時から公開データベースに登録されていない限りは、もはや製薬企業が支援する薬物研究の結果を発表しないだろうと公表した。その上、Trialsのようないくつかの雑誌は、それらの雑誌における研究プロトコールの公開を後押ししている。
引用終わり。
ネガティブな結果は利害関係からだけではなく、ジャーナルにも掲載されにくい傾向もありました。
それはつまり、ある予想を立ててその検証をしたら、その予想のような結果にならなかった!というとインパクトがない、だからその投稿論文は掲載しないとなることが少なくなかったんです。
この意味ではジャーナル側にも責任があったようにも感じています。
それでは、また。
原文
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/codi.15060
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
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引用終わり。
ネガティブな結果は利害関係からだけではなく、ジャーナルにも掲載されにくい傾向もありました。
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