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2020年07月06日

大腸CTアカデミア 大腸CT検査は、大腸がんの診断において大腸内視鏡検査に劣らない代替検査法である

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大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!

*類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
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PubMedから、今日のつぶやき − 760 −


Sha J, et als. Computed tomography colonography versus colonoscopy for detection of colorectal cancer: a diagnostic performance study. BMC Med Imaging. 2020;20(1):51. Published 2020 May 18. doi:10.1186/s12880-020-00446-7




論文のタイトルは
「大腸がんに対する大腸CT検査と大腸内視鏡の診断能の比較」
です。

【アブストラクト】
結果:
大腸CT検査も大腸内視鏡検査でも、27人の患者で10ミリ以上のポリープが指摘され、50人の患者で10ミリ未満のポリープ疑いの診断であった。

合計77人の患者が外科治療を受けた。

外科切除後の病理検査結果に対する大腸CT検査と大腸内視鏡検査の感度はそれぞれ0.961と0.831であった。

10ミリ以上のポリープの検出における大腸CT検査と大腸内視鏡検査の有益スコア(95% CI)はそれぞれ0-0.906と0.035-0.5であった。

大腸がんの診断では、大腸CT検査の方が大腸内視鏡検査よりもコストが低かった(1患者あたりの費用、1345±135元(約2万円) vs 1715±241元(約2万6千円)、p <0.0001)。

結論:
大腸CT検査は、大腸がんの診断において大腸内視鏡検査に劣らない代替検査法となる可能性がある。

(感想)
エビデンスは幾分弱いです。

ポリープを大腸がんという意味で使っていたり、隆起をショルダー(肩:CADの用語を引用?)という言い回しをしていたり、一般的ではない表現や使いまわしが散見されます。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32423413/

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。










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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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