2020年07月07日
大腸CTアカデミア 大腸がんに対するハイリスク患者への大腸CT検査の精度
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第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)のご案内
「第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)」をウェブ開催いたします!
コロナ禍の状況を勘案して「第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)」は2020年3月14日(土)開催を延期し、さらに5月開催も断念しました。
コロナ禍に負けないよう、この度、GAIAをウェブ開催いたします。
時間は短縮いたしますが、今一番熱いテーマについて徹底討論します。
日時:2020年7月11日(土)16時から17時30分頃の予定
開催方法:ウェブ開催(Webex)
テーマ:討論会「これから始まる大腸CT検査技師認定制度」
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PubMedから、今日のつぶやき − 761 −
Bai W, et al. Diagnostic accuracy of computed tomography colonography in patients at high risk for colorectal cancer: a meta-analysis [published online ahead of print, 2020 Apr 11]. Colorectal Dis. 2020;10.1111/codi.15060. doi:10.1111/codi.15060
本日から、新しい論文をご紹介します。
論文のタイトルは
「大腸がんに対するハイリスク患者への大腸CT検査の精度:メタアナリシス」
です。
ハイリスク患者への大腸CT検査とは、大腸がん検診における精密検査(便潜血検査陽性者に対して実施する)という位置づけに相当します。
ただ、全く同じというわけではありません。
それは、大腸がんに対するハイリスク患者とは腹部症状や便の状態、家族歴なども含むからです。
ただ、今回取り上げる論文は精度を検証するうえでは、大腸がん検診における精密検査という位置づけを検討する内容の研究と言えます。
さて、ご存知のように日本消化器がん検診学会において大腸CT検査技師認定制度が開始されました。
日本消化器がん検診学会の大腸がん検診精度管理委員会が、大腸CT検査を大腸がん検診の精密検査として提言しています。
そのため、この認定制度は精検法に限定した認定なのではないかという声をいただきました。
それは違います。なぜなら、この認定制度の単位項目としては検診目的や術前検査目的も含んでいるからです。
米国の複数のガイドラインでは、大腸CT検査を検診法として収載しています。
それは死亡率減少効果のエビデンスはまだないものの検診対象集団(無症状者)に対する精度評価(内視鏡検査に対する非劣勢)という根拠があるためです。
こうしたエビデンスや今後の研究の進展により、将来、日本においても検診法としての位置づけられる可能性が十分考えられます。
さらに、大腸CT検査が検診および術前検査目的としてすでに広く実施されていることが全国調査から明らかになっています。
こうした背景から、大腸CT検査技師認定制度では経験実績として検診および術前検査としての大腸CT検査をカウントしています。
つまり、検診、精検、術前検査と大腸CT検査全般を含んだ認定制度となっています。
次回から、論文の内容にはいっていきますね。
それでは、また。
原文
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/codi.15060
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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ただ、全く同じというわけではありません。
それは、大腸がんに対するハイリスク患者とは腹部症状や便の状態、家族歴なども含むからです。
ただ、今回取り上げる論文は精度を検証するうえでは、大腸がん検診における精密検査という位置づけを検討する内容の研究と言えます。
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さらに、大腸CT検査が検診および術前検査目的としてすでに広く実施されていることが全国調査から明らかになっています。
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