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2019年03月09日
■□━大腸CT検査 Cho-Cho Derby(腸長ダービー)━□■
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
第80回 Cho-Cho Derby(腸長ダービー)
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
大腸の長さを予想して、その精度を競争するダービーです。
毎週土曜日に出題します。
注腸X線検査の減少に伴って、大腸の全体像を見る機会が減ってきましたね。
Cho-Cho Derbyは、大腸の走行やバリエーションを学ぶ良い機会になります!
本日は第80回です〜
▼△▼△本日のお題▼△▼△
こちらも是非ご覧くださいね!!
Cho-Cho Derby 動画版
Comment欄に予想する長さを、小数点以下第1位まで、
例えば「123.4cm」のように記入してください。
お名前はニックネームで構いません。
メルアドは表示されませんので、
どうぞご安心ください。
エントリーの締め切りは翌週金曜日の正午となります。
結果発表は翌週の土曜日に行います。
是非、お気軽にご参加ください〜
小数点以下まで正解された方はピタリ賞です!!
大腸CT検査の仮想コイン「1コロン」を進呈
1の位まで正解された方はニアピン賞です!
大腸CT検査の仮想コイン「0.1コロン」を進呈
例:正解が123.4cmであった場合、
123.0~123.9cmに入っていたらニアピン賞です【参考】日本人の大腸の長さの平均は154.7cmです。
【出典】永田浩一、田尻久雄、光島徹、歌野健一、高林健、渡辺直輝、加藤貴司、平山眞章.日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか? ‐大腸3D-CT(仮想内視鏡)による1300 名の検討‐.日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.
【大腸の長さの計測方法】
大腸CT検査による大腸の長さ計測には
大腸解析ソフト(AZE Virtual-Place,株式会社AZE,東京)を使用します。
AZEワークステーションにより、
大腸管腔の中央を通る経路、
つまり内視鏡類似像(fly through)の
センターライン経路が自動的に作成されます。
Fly throughにおけるセンターラインの軌跡において
肛門から観察点までの表示された距離を正解とします。
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第80回 Cho-Cho Derby(腸長ダービー)
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
大腸の長さを予想して、その精度を競争するダービーです。
毎週土曜日に出題します。
注腸X線検査の減少に伴って、大腸の全体像を見る機会が減ってきましたね。
Cho-Cho Derbyは、大腸の走行やバリエーションを学ぶ良い機会になります!
本日は第80回です〜
▼△▼△本日のお題▼△▼△
こちらも是非ご覧くださいね!!
Cho-Cho Derby 動画版
Comment欄に予想する長さを、小数点以下第1位まで、
例えば「123.4cm」のように記入してください。
お名前はニックネームで構いません。
メルアドは表示されませんので、
どうぞご安心ください。
エントリーの締め切りは翌週金曜日の正午となります。
結果発表は翌週の土曜日に行います。
是非、お気軽にご参加ください〜
小数点以下まで正解された方はピタリ賞です!!
大腸CT検査の仮想コイン「1コロン」を進呈
1の位まで正解された方はニアピン賞です!
大腸CT検査の仮想コイン「0.1コロン」を進呈
例:正解が123.4cmであった場合、
123.0~123.9cmに入っていたらニアピン賞です【参考】日本人の大腸の長さの平均は154.7cmです。
【出典】永田浩一、田尻久雄、光島徹、歌野健一、高林健、渡辺直輝、加藤貴司、平山眞章.日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか? ‐大腸3D-CT(仮想内視鏡)による1300 名の検討‐.日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.
【大腸の長さの計測方法】
大腸CT検査による大腸の長さ計測には
大腸解析ソフト(AZE Virtual-Place,株式会社AZE,東京)を使用します。
AZEワークステーションにより、
大腸管腔の中央を通る経路、
つまり内視鏡類似像(fly through)の
センターライン経路が自動的に作成されます。
Fly throughにおけるセンターラインの軌跡において
肛門から観察点までの表示された距離を正解とします。
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2019年03月08日
大腸CTアカデミア 低用量腸管前処置では食事制限や実施日数の負担にも注意
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第14回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
<当番世話人>
野津 聡先生 (埼玉県立がんセンター)
<テ ー マ>
「さらなる大腸CT検査の普及をめざして」
<会 場>
国立がん研究センター築地キャンパス
新研究棟1階 大会議室
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 440 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
なりたい自分って二十歳のころ、就職のころにあったと思います。
もちろん、なりたい自分は変化していくものですが、
あの頃は若かったからとか、世間知らずだったとか
ということを言い訳にしないよう
なりたい自分に近づいていきたいですね。
そのためには、日々、少しずつ背伸びをして
目標に向けて努力していくしかないと思うのです。
自戒を込めて、頑張ろうと思います。
さて、
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
本文の結果に入っていきますが
Tableとfigureを中心に説明していきますね。
【結果】
Table 2. 各検査工程の完遂率
ラインコミュニティ限定で配信しました。
r-CTC: 低用量腸管前処置群
f-CTC: 通常用量腸管前処置群
一番左は各行程です。
上から、
食事制限
腸管前処置の完遂
腸管前処置に伴う日常生活への影響
腸管前処置全般に対する負担の程度
です。
両群ともに検査食および腸管前処置は
ともに99%とほぼ完遂でき差を認めなかった。
腸管前処置の完遂は低用量で95%
通常用量で98%と差を認めなかった。
腸管前処置による日常生活への支障がなかったのは
低用量腸管前処置群の方が
常用量腸管前処置群に比べて
有意に多かった(80% vs. 53%)。
腸管前処置全体の負担がないあるいは少ないとしたのは
低用量腸管前処置群の方が
常用量腸管前処置群に比べて
有意に多かった(96% vs. 78%)。
(感想)
低用量腸管前処置群では3日前から少量の下剤を服用するため
有意差はないものの完遂率が僅かに低いですね。
これは私も以前の施設で経験しています。
3日間となると少しハードルが上がるんです。
より負担の少ない低用量腸管前処置群も今はいろいろと出ています。
より工夫できたらいいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【100名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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第14回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
<当番世話人>
野津 聡先生 (埼玉県立がんセンター)
<テ ー マ>
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PubMedから、今日のつぶやき − 440 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
なりたい自分って二十歳のころ、就職のころにあったと思います。
もちろん、なりたい自分は変化していくものですが、
あの頃は若かったからとか、世間知らずだったとか
ということを言い訳にしないよう
なりたい自分に近づいていきたいですね。
そのためには、日々、少しずつ背伸びをして
目標に向けて努力していくしかないと思うのです。
自戒を込めて、頑張ろうと思います。
さて、
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
本文の結果に入っていきますが
Tableとfigureを中心に説明していきますね。
【結果】
Table 2. 各検査工程の完遂率
ラインコミュニティ限定で配信しました。
r-CTC: 低用量腸管前処置群
f-CTC: 通常用量腸管前処置群
一番左は各行程です。
上から、
食事制限
腸管前処置の完遂
腸管前処置に伴う日常生活への影響
腸管前処置全般に対する負担の程度
です。
両群ともに検査食および腸管前処置は
ともに99%とほぼ完遂でき差を認めなかった。
腸管前処置の完遂は低用量で95%
通常用量で98%と差を認めなかった。
腸管前処置による日常生活への支障がなかったのは
低用量腸管前処置群の方が
常用量腸管前処置群に比べて
有意に多かった(80% vs. 53%)。
腸管前処置全体の負担がないあるいは少ないとしたのは
低用量腸管前処置群の方が
常用量腸管前処置群に比べて
有意に多かった(96% vs. 78%)。
(感想)
低用量腸管前処置群では3日前から少量の下剤を服用するため
有意差はないものの完遂率が僅かに低いですね。
これは私も以前の施設で経験しています。
3日間となると少しハードルが上がるんです。
より負担の少ない低用量腸管前処置群も今はいろいろと出ています。
より工夫できたらいいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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2019年03月07日
大腸CTアカデミア ランダマイズトライアルにおける腸管前処置方法は!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
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PubMedから、今日のつぶやき − 439 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
なりたい自分に近づけるよう、日々コツコツ努力していくことが必要ですね。
目標や理想に近づくためにも、
実際に行動を起こすこと
そして継続していくことを心がけていきたいと思います。
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
【方法】
<腸管前処置法>
食事:
低用量前処置群、通常用量前処置群ともに3日前から低残渣食とした。
腸管前処置:
低用量前処置群:3日前からマクロゴール3350(モビコールR)13.5gを
3日前から食事の際にコップ一杯の水とともに服用した。
通常用量前処置群:2Lのポリエチレングリコール(モビプレップR)を
半量ずつ検査前日と当日に分けて服用した。
タギング:
両群ともに検査の2−3時間前に
70mLの経口ヨード造影剤(ガストログラフイン)を
服用した。
(感想)
腸管洗浄剤を減らすとタギング製剤は
タギング能の高い水溶性ヨード造影剤で行わなければなりません。
今までの成功してきた大規模研究のすべてにおいて
ヨード造影剤は必ず使用されていることからも
その重要性とエビデンスは確立しています。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
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2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
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<テ ー マ>
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PubMedから、今日のつぶやき − 439 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
なりたい自分に近づけるよう、日々コツコツ努力していくことが必要ですね。
目標や理想に近づくためにも、
実際に行動を起こすこと
そして継続していくことを心がけていきたいと思います。
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
【方法】
<腸管前処置法>
食事:
低用量前処置群、通常用量前処置群ともに3日前から低残渣食とした。
腸管前処置:
低用量前処置群:3日前からマクロゴール3350(モビコールR)13.5gを
3日前から食事の際にコップ一杯の水とともに服用した。
通常用量前処置群:2Lのポリエチレングリコール(モビプレップR)を
半量ずつ検査前日と当日に分けて服用した。
タギング:
両群ともに検査の2−3時間前に
70mLの経口ヨード造影剤(ガストログラフイン)を
服用した。
(感想)
腸管洗浄剤を減らすとタギング製剤は
タギング能の高い水溶性ヨード造影剤で行わなければなりません。
今までの成功してきた大規模研究のすべてにおいて
ヨード造影剤は必ず使用されていることからも
その重要性とエビデンスは確立しています。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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【100名の仲間がいるよ!】
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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
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2017年の春から予告しておりましたように、
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2019年03月06日
大腸CTアカデミア 検診目的の大腸CT検査の受容性に関するランダマイズトライアルのスタディデザインは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
都道府県別の大腸CT検査実施件数
をGAIAのホームページにアップしました!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 438 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
忙しい日々が続いていると流されてしまいそうになります。
けれども、日々成長していくことを意識して実行したいと思います。
自戒を込めて。
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
【方法】
イタリアのフィレンツェで住民検診として
初めて大腸がん検診を受ける人を対象に
単施設のランダマイズスタディとして実施した。
54−65歳の1万6千87人に対し
4つの検診法をランダマイズに割付け郵送で案内をした。
(1) 隔年の便潜血検査(免疫法)を3回
(2) 低用量前処置大腸CT検査を1回
(3) 通常用量大腸CT検査を1回
(4) 大腸内視鏡検査を1回
それぞれの割付けの割合は
順に 8: 2.5: 2.5: 1
とした。
(感想)
かなり大規模な研究ですね。
事務局や研究者の苦労が目に浮かびます。
こうした努力で産まれた先行研究は貴重なエビデンスとして
取り入れていく必要があります。
世界を知って、我流にならないよう
自分達の知識として活用していきたいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
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PubMedから、今日のつぶやき − 438 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
忙しい日々が続いていると流されてしまいそうになります。
けれども、日々成長していくことを意識して実行したいと思います。
自戒を込めて。
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【方法】
イタリアのフィレンツェで住民検診として
初めて大腸がん検診を受ける人を対象に
単施設のランダマイズスタディとして実施した。
54−65歳の1万6千87人に対し
4つの検診法をランダマイズに割付け郵送で案内をした。
(1) 隔年の便潜血検査(免疫法)を3回
(2) 低用量前処置大腸CT検査を1回
(3) 通常用量大腸CT検査を1回
(4) 大腸内視鏡検査を1回
それぞれの割付けの割合は
順に 8: 2.5: 2.5: 1
とした。
(感想)
かなり大規模な研究ですね。
事務局や研究者の苦労が目に浮かびます。
こうした努力で産まれた先行研究は貴重なエビデンスとして
取り入れていく必要があります。
世界を知って、我流にならないよう
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2019年03月05日
大腸CTアカデミア 腸管前処置は大腸検査受診の障壁の一つ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第11回関西CTコロノグラフィ研究会が
2019年3月23日(土)15:00から
大阪市
梅田スカイビルタワーイースト33F
で開催されます!
ナガイチは特別講演をさせていただきます。
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 437 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
背景の続きをご紹介しますね。
【背景】
大腸CT検査は大腸内視鏡検査と同様に
検診として受ける場合の大きな障壁の一つとして
腸管前処置だということが
COCOSスタディやPROTEUSスタディの不参加理由から判明している。
しかしながら、大腸CT検査では
腸管洗浄剤の使用量を減らしても
10ミリ以上の腫瘍性病変の感度・特異度は
下がらないことも判明している。
SAVEスタディの結果で判明していること
受診率について
低用量前処置大腸CT検査:28.1%
通常用量大腸CT検査:25.2%
と前者で有意に高いこと
アドバンスド腫瘍の検出率は
低用量前処置大腸CT検査:5.5%
通常用量大腸CT検査:4.9%
と両者で差がないこと
この結果から
腸管洗浄剤の減量は検出率を下げることなく
検診目的の大腸CT検査に良い影響をあたえることが推測される。
しかし、低用量腸管前処置が
検診目的の大腸CT検査の受診率を高め
受診者の受容性を高めるかどうかについては
きちんと検証する必要がある。
(感想)
今までの研究で言われていたことですが、
それを検診目的でランダマイズドトライアルで
検討することは重要です。
この研究の引用文献に
UMIN6665や自分が東京の昭島で実施した研究が
引用されているのは嬉しいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【100名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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第11回関西CTコロノグラフィ研究会が
2019年3月23日(土)15:00から
大阪市
梅田スカイビルタワーイースト33F
で開催されます!
ナガイチは特別講演をさせていただきます。
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 437 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
背景の続きをご紹介しますね。
【背景】
大腸CT検査は大腸内視鏡検査と同様に
検診として受ける場合の大きな障壁の一つとして
腸管前処置だということが
COCOSスタディやPROTEUSスタディの不参加理由から判明している。
しかしながら、大腸CT検査では
腸管洗浄剤の使用量を減らしても
10ミリ以上の腫瘍性病変の感度・特異度は
下がらないことも判明している。
SAVEスタディの結果で判明していること
受診率について
低用量前処置大腸CT検査:28.1%
通常用量大腸CT検査:25.2%
と前者で有意に高いこと
アドバンスド腫瘍の検出率は
低用量前処置大腸CT検査:5.5%
通常用量大腸CT検査:4.9%
と両者で差がないこと
この結果から
腸管洗浄剤の減量は検出率を下げることなく
検診目的の大腸CT検査に良い影響をあたえることが推測される。
しかし、低用量腸管前処置が
検診目的の大腸CT検査の受診率を高め
受診者の受容性を高めるかどうかについては
きちんと検証する必要がある。
(感想)
今までの研究で言われていたことですが、
それを検診目的でランダマイズドトライアルで
検討することは重要です。
この研究の引用文献に
UMIN6665や自分が東京の昭島で実施した研究が
引用されているのは嬉しいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
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2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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2019年03月04日
大腸CTアカデミア 大腸がん検診として対象住民の参加率とアドバンスド腫瘍の検出率が大切!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第14回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
<当番世話人>
野津 聡先生 (埼玉県立がんセンター)
<テ ー マ>
「さらなる大腸CT検査の普及をめざして」
<会 場>
国立がん研究センター築地キャンパス
新研究棟1階 大会議室
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 436 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
早くも3月ですね。
今年の目標を達成するためには、
まずその目標のために一歩踏み出し
実際に行動することが必要不可欠です。
たとえば、論文を出版するのも
まず、ワードを立ち上げて最初の一行を書き始めるところからはじまります。
忙しさに流されないよう、自戒を込めて頑張ろうと思います。
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
背景の続きをご紹介しますね。
【背景】
組織型検診として大腸がん検診が効果的に行われる
キーファクタとして2つ挙げられる。
それは対象となる住民の参加率と
アドバンスド腫瘍の検出率である。
欧州のトライアルにおける検診参加率の結果は
大腸CT検査が25-34%であったのに対し
大腸内視鏡検査は15-22%と
有意な差を認めた。
一方でアドバンスド腫瘍の検出率は
大腸CT検査が5.1-6.1%であったのに対し
大腸内視鏡検査は7.2-8.7%であり、
大腸CT検査は若干低値であった。
ただし、COCOSスタディでは
両検査は同等の検出率である。
なお、便鮮血検査の参加率50%と比較すると
大腸CT検査の参加率はだいぶ低値となる。
検診不参加の理由としては、
精神的障壁、社会経済学的(行動経済学的)障壁、
社会システム上の障壁が挙げられる。
(感想)
検診のなかでも大腸がん検診は
最も効果のある検診なのですが、
それを受けない理由はまさに上記の通りですね。
精神的障壁:自分は大丈夫、精検が怖い、症状がない、など
社会経済学的(行動経済学的)障壁:人は必ずしも合理的に行動しない
社会システム上の障壁:検診の制度が整っていない、アクセスが悪いなど
上記を効率的に取り除いていくことが
今後求められており、それができれば
大腸がんをめぐる状況を大きく変えられる可能性があるのです。
続きます。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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第14回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
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野津 聡先生 (埼玉県立がんセンター)
<テ ー マ>
「さらなる大腸CT検査の普及をめざして」
<会 場>
国立がん研究センター築地キャンパス
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PubMedから、今日のつぶやき − 436 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
早くも3月ですね。
今年の目標を達成するためには、
まずその目標のために一歩踏み出し
実際に行動することが必要不可欠です。
たとえば、論文を出版するのも
まず、ワードを立ち上げて最初の一行を書き始めるところからはじまります。
忙しさに流されないよう、自戒を込めて頑張ろうと思います。
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低用量腸管前処置と通常用量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
背景の続きをご紹介しますね。
【背景】
組織型検診として大腸がん検診が効果的に行われる
キーファクタとして2つ挙げられる。
それは対象となる住民の参加率と
アドバンスド腫瘍の検出率である。
欧州のトライアルにおける検診参加率の結果は
大腸CT検査が25-34%であったのに対し
大腸内視鏡検査は15-22%と
有意な差を認めた。
一方でアドバンスド腫瘍の検出率は
大腸CT検査が5.1-6.1%であったのに対し
大腸内視鏡検査は7.2-8.7%であり、
大腸CT検査は若干低値であった。
ただし、COCOSスタディでは
両検査は同等の検出率である。
なお、便鮮血検査の参加率50%と比較すると
大腸CT検査の参加率はだいぶ低値となる。
検診不参加の理由としては、
精神的障壁、社会経済学的(行動経済学的)障壁、
社会システム上の障壁が挙げられる。
(感想)
検診のなかでも大腸がん検診は
最も効果のある検診なのですが、
それを受けない理由はまさに上記の通りですね。
精神的障壁:自分は大丈夫、精検が怖い、症状がない、など
社会経済学的(行動経済学的)障壁:人は必ずしも合理的に行動しない
社会システム上の障壁:検診の制度が整っていない、アクセスが悪いなど
上記を効率的に取り除いていくことが
今後求められており、それができれば
大腸がんをめぐる状況を大きく変えられる可能性があるのです。
続きます。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
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2019年03月03日
大腸CTアカデミア 今週の体力つくり
2019年03月02日
■□━大腸CT検査 Cho-Cho Derby(腸長ダービー)━□■
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
第79回 Cho-Cho Derby(腸長ダービー)
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
大腸の長さを予想して、その精度を競争するダービーです。
毎週土曜日に出題します。
注腸X線検査の減少に伴って、大腸の全体像を見る機会が減ってきましたね。
Cho-Cho Derbyは、大腸の走行やバリエーションを学ぶ良い機会になります!
本日は第79回です〜
▼△▼△本日のお題▼△▼△
こちらも是非ご覧くださいね!!
Cho-Cho Derby 動画版
Comment欄に予想する長さを、小数点以下第1位まで、
例えば「123.4cm」のように記入してください。
お名前はニックネームで構いません。
メルアドは表示されませんので、
どうぞご安心ください。
エントリーの締め切りは翌週金曜日の正午となります。
結果発表は翌週の土曜日に行います。
是非、お気軽にご参加ください〜
小数点以下まで正解された方はピタリ賞です!!
大腸CT検査の仮想コイン「1コロン」を進呈
1の位まで正解された方はニアピン賞です!
大腸CT検査の仮想コイン「0.1コロン」を進呈
例:正解が123.4cmであった場合、
123.0~123.9cmに入っていたらニアピン賞です【参考】日本人の大腸の長さの平均は154.7cmです。
【出典】永田浩一、田尻久雄、光島徹、歌野健一、高林健、渡辺直輝、加藤貴司、平山眞章.日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか? ‐大腸3D-CT(仮想内視鏡)による1300 名の検討‐.日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.
【大腸の長さの計測方法】
大腸CT検査による大腸の長さ計測には
大腸解析ソフト(AZE Virtual-Place,株式会社AZE,東京)を使用します。
AZEワークステーションにより、
大腸管腔の中央を通る経路、
つまり内視鏡類似像(fly through)の
センターライン経路が自動的に作成されます。
Fly throughにおけるセンターラインの軌跡において
肛門から観察点までの表示された距離を正解とします。
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第79回 Cho-Cho Derby(腸長ダービー)
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
大腸の長さを予想して、その精度を競争するダービーです。
毎週土曜日に出題します。
注腸X線検査の減少に伴って、大腸の全体像を見る機会が減ってきましたね。
Cho-Cho Derbyは、大腸の走行やバリエーションを学ぶ良い機会になります!
本日は第79回です〜
▼△▼△本日のお題▼△▼△
こちらも是非ご覧くださいね!!
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例えば「123.4cm」のように記入してください。
お名前はニックネームで構いません。
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どうぞご安心ください。
エントリーの締め切りは翌週金曜日の正午となります。
結果発表は翌週の土曜日に行います。
是非、お気軽にご参加ください〜
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1の位まで正解された方はニアピン賞です!
大腸CT検査の仮想コイン「0.1コロン」を進呈
例:正解が123.4cmであった場合、
123.0~123.9cmに入っていたらニアピン賞です【参考】日本人の大腸の長さの平均は154.7cmです。
【出典】永田浩一、田尻久雄、光島徹、歌野健一、高林健、渡辺直輝、加藤貴司、平山眞章.日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか? ‐大腸3D-CT(仮想内視鏡)による1300 名の検討‐.日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.
【大腸の長さの計測方法】
大腸CT検査による大腸の長さ計測には
大腸解析ソフト(AZE Virtual-Place,株式会社AZE,東京)を使用します。
AZEワークステーションにより、
大腸管腔の中央を通る経路、
つまり内視鏡類似像(fly through)の
センターライン経路が自動的に作成されます。
Fly throughにおけるセンターラインの軌跡において
肛門から観察点までの表示された距離を正解とします。
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2019年03月01日
大腸CTアカデミア 組織型検診として大腸がん検診を行う場合、その効果を決める2つのキーファクタとは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
福井赤十字病院 地域がん診療研修会
2019年3月1日(金)19:00から開催されます!
ナガイチは
「大腸がん早期診断のために必要な大腸CT検査
科学的にそして楽しく考える」
という講演をさせていただきます。
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 435 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低容量腸管前処置と通常容量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
背景がよくまとまっていますので、
これはご紹介したいと思います。
【背景】
大腸CT検査は大腸がんの任意型検診法として
欧米の学術組織
US Preventive Service Task Force
American Cancer Society
European Society of Gastrointestinal Endoscopy jointly with the European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology
から認められている。
大腸がんの組織学的検診(住民検診)の可能性としても
欧州の3つのランダマイズトライアルである
COCOSスタディ、PROTEUSスタディ、SAVEスタディで評価された。
組織型検診として大腸がん検診を行う場合に
その効果を決める2つのキーファクタがある。
(感想)
組織型検診の有効性評価はあくまで死亡率の減少効果をみるものですが、
有効性が確認されている検査法と比較することで
間接的に評価できる可能性も言われています。
死亡率の減少効果を測るためには
莫大なお金と10年以上の年月を要するため
シミュレーションで評価することも最近の流行りです。
ただ、シミュレーションはそのもととなる
モデルのデータがきちんとしていないとお話しになりません。
当たり前ですが・・
ただ、論文になってしまうとそのあたりが見えにくくなることもあります。
今回取り上げた論文で指摘している
キーファクタとはもう少しシンプルで分かりやすいものになります。
続きは次回ご紹介しますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
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著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
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福井赤十字病院 地域がん診療研修会
2019年3月1日(金)19:00から開催されます!
ナガイチは
「大腸がん早期診断のために必要な大腸CT検査
科学的にそして楽しく考える」
という講演をさせていただきます。
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 435 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低容量腸管前処置と通常容量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
背景がよくまとまっていますので、
これはご紹介したいと思います。
【背景】
大腸CT検査は大腸がんの任意型検診法として
欧米の学術組織
US Preventive Service Task Force
American Cancer Society
European Society of Gastrointestinal Endoscopy jointly with the European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology
から認められている。
大腸がんの組織学的検診(住民検診)の可能性としても
欧州の3つのランダマイズトライアルである
COCOSスタディ、PROTEUSスタディ、SAVEスタディで評価された。
組織型検診として大腸がん検診を行う場合に
その効果を決める2つのキーファクタがある。
(感想)
組織型検診の有効性評価はあくまで死亡率の減少効果をみるものですが、
有効性が確認されている検査法と比較することで
間接的に評価できる可能性も言われています。
死亡率の減少効果を測るためには
莫大なお金と10年以上の年月を要するため
シミュレーションで評価することも最近の流行りです。
ただ、シミュレーションはそのもととなる
モデルのデータがきちんとしていないとお話しになりません。
当たり前ですが・・
ただ、論文になってしまうとそのあたりが見えにくくなることもあります。
今回取り上げた論文で指摘している
キーファクタとはもう少しシンプルで分かりやすいものになります。
続きは次回ご紹介しますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
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ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
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2019年02月28日
大腸CTアカデミア 低容量腸管前処置による検診目的の大腸CT検査において受診者の受容性は優れているよ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
JDDW 2019が神戸で11月21日(木)〜24日(日)に
開催されます。
第57回日本消化器がん検診学会大会の会長は
松島病院大腸肛門病センター 松島クリニックの
鈴木康元先生です。
演題の募集期間は
2月1日(金)正午〜3月19日(火)正午
是非、演題応募しましょう!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 434 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低容量腸管前処置と通常容量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
改訂版楽観性尺度(LOT-R)の評価は
低容量腸管前処置群の78%、529名
通常容量腸管前処置群の75%、462名
に実施された。
腸管前処置に対する受容性の質問は
低容量腸管前処置群の79%、531名
通常容量腸管前処置群の76%、465名
に実施された。
検査後の大腸CT検査全体に関する受容性の質問は
低容量腸管前処置群の78%、525名
通常容量腸管前処置群の74%、453名
に実施された。
改訂版楽観性尺度(LOT-R)は
低容量腸管前処置群で14.27
通常容量腸管前処置群で14.54
と差を認めなかった。
腸管前処置に対してまったく症状がなかったと回答したのは
低容量腸管前処置群で88%
通常容量腸管前処置群の70%
と有意な差を認めた。
腸管前処置が日常生活に支障を及ぼさなかったと回答したのは
低容量腸管前処置群で80%
通常容量腸管前処置群で53%
で有意な差を認めた。
検査後の大腸CT検査全体に関しての不快度は
低容量腸管前処置群で3.53
通常容量腸管前処置群で3.59
と差を認めなかった。
結論:
検診目的の大腸CT検査において受診者の受容性は
低容量腸管前処置が通常容量腸管前処置に比較して
優れていた。
(結論)
先行研究の通りの結果ですね。
きちんとした研究デザインによる追試といっていいでしょう。
この分野では日本の研究も発表されており、
この論文でも引用してくれています。
この研究がもう少し早く出せれば
さらに上のジャーナルを狙えたのではないでしょうか。
研究にはスピードも必要だということです。
現代ではアイデアだけでは価値をうみません。
アイデアを証明したり実際に行動するということが大切です。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
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などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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JDDW 2019が神戸で11月21日(木)〜24日(日)に
開催されます。
第57回日本消化器がん検診学会大会の会長は
松島病院大腸肛門病センター 松島クリニックの
鈴木康元先生です。
演題の募集期間は
2月1日(金)正午〜3月19日(火)正午
是非、演題応募しましょう!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 434 −
Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]
それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低容量腸管前処置と通常容量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。
【アブストラクト】
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低容量腸管前処置群で14.27
通常容量腸管前処置群で14.54
と差を認めなかった。
腸管前処置に対してまったく症状がなかったと回答したのは
低容量腸管前処置群で88%
通常容量腸管前処置群の70%
と有意な差を認めた。
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低容量腸管前処置群で80%
通常容量腸管前処置群で53%
で有意な差を認めた。
検査後の大腸CT検査全体に関しての不快度は
低容量腸管前処置群で3.53
通常容量腸管前処置群で3.59
と差を認めなかった。
結論:
検診目的の大腸CT検査において受診者の受容性は
低容量腸管前処置が通常容量腸管前処置に比較して
優れていた。
(結論)
先行研究の通りの結果ですね。
きちんとした研究デザインによる追試といっていいでしょう。
この分野では日本の研究も発表されており、
この論文でも引用してくれています。
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研究にはスピードも必要だということです。
現代ではアイデアだけでは価値をうみません。
アイデアを証明したり実際に行動するということが大切です。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705
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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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