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2019年03月01日

大腸CTアカデミア 組織型検診として大腸がん検診を行う場合、その効果を決める2つのキーファクタとは!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
福井赤十字病院 地域がん診療研修会
2019年3月1日(金)19:00から開催されます!

ナガイチは
「大腸がん早期診断のために必要な大腸CT検査
 科学的にそして楽しく考える」
という講演をさせていただきます。

お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★






PubMedから、今日のつぶやき − 435 −


Sali L, et al. Patients' experience of screening CT colonography with reduced and full bowel preparation in a randomised trial. Eur Radiol 2018 Nov 6. doi: 10.1007/s00330-018-5808-1. [Epub ahead of print]




それでは、
論文「検診目的の大腸CT検査における低容量腸管前処置と通常容量腸管前処置の受診者の受容性に関するランダマイズトライアル」
のご紹介です。

背景がよくまとまっていますので、
これはご紹介したいと思います。

【背景】
大腸CT検査は大腸がんの任意型検診法として
欧米の学術組織
US Preventive Service Task Force
American Cancer Society
European Society of Gastrointestinal Endoscopy jointly with the European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology
から認められている。

大腸がんの組織学的検診(住民検診)の可能性としても
欧州の3つのランダマイズトライアルである
COCOSスタディ、PROTEUSスタディ、SAVEスタディで評価された。

組織型検診として大腸がん検診を行う場合に
その効果を決める2つのキーファクタがある。

(感想)
組織型検診の有効性評価はあくまで死亡率の減少効果をみるものですが、
有効性が確認されている検査法と比較することで
間接的に評価できる可能性も言われています。

死亡率の減少効果を測るためには
莫大なお金と10年以上の年月を要するため
シミュレーションで評価することも最近の流行りです。

ただ、シミュレーションはそのもととなる
モデルのデータがきちんとしていないとお話しになりません。
当たり前ですが・・
ただ、論文になってしまうとそのあたりが見えにくくなることもあります。

今回取り上げた論文で指摘している
キーファクタとはもう少しシンプルで分かりやすいものになります。
続きは次回ご紹介しますね。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30402705

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。





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2017年の春から予告しておりましたように、
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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