2021年09月06日
大腸CTアカデミア 食事管理は適切な腸管前処置のための重要因子!
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PubMedから、今日のつぶやき − 1043 −
Nam SJ, et al. Impact of diet restriction on bowel preparation for colonoscopy. Medicine (Baltimore). 2018 Oct;97(41):e12645.
それでは論文
「大腸内視鏡検査の腸管前処置に対する食事制限の与える影響」
のご紹介です。
結果はアブストラクトでだいたいご紹介済なので、考察に入ります。
【考察】
大腸内視鏡検査において、精度高く安全に検査を行うためには、十分な腸管前処置が不可欠である。
これまでに、年齢、性別、糖尿病や便秘の有無、腹部の手術歴、指示の遵守状況などが腸管前処置が不良となる予測因子として報告されている。
食事管理は適切な腸管前処置のための重要因子であり、現在のガイドラインでは大腸内視鏡検査の前日には低残渣食または完全流動食の摂取を推奨している。
先行研究では完全流動食に比べ低残渣食の方が、食事の自由度が高いと評価している。
これらの研究報告では、食事の自由度が高まることが腸管前処置の質に悪い影響を及ぼさず、さらに患者の受容性や次回検査に良い影響があるとしている。
通常の食事が腸管前処置に及ぼす影響についてエビデンスは不足しており、大腸内視鏡検査前に通常通りの食事を摂取することは推奨されていない。
実臨床では、患者は低残渣食や完全流動食といった食事制限に従うことを非常に嫌がるため、韓国では厳格な食事制限の代わりに、許容できない食品リストに載っている食品を避けた食事制限にとどまっていることが多い。
(感想)
これは施設間格差が大きそうですが、日本も韓国に近い状況なのかもしれません。
皆様のご施設ではいかがでしょうか?
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30313052/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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