2014年07月02日
ハイブリッドバッテリーについて、特徴・注意点など!
ハイブリッド車に使われている、ハイブリッドバッテリーは、駆動モーターの大きな電気を発生させる、ハイブリッド車の大事な動力源になるバッテリーです。
バッテリー内部に使われている物の違いにより2種類あり、ニッケル水素を使用しているものと、リチウムイオンを使用しているものがあって、ニッケル水素を使用している場合が多いようです。
特徴!
ニッケル水素のハイブリッドバッテリーは、大容量にでき、寿命も長く、比較的低価格なので、コストも低く抑えられるメリットがあります。
リチウムイオンのハイブリッドバッテリーは、同じ容量でも小型にでき、メモリー効果が無いのが、大きな特徴です。
このメモリー効果というのは、バッテリーが充電時に残りの電気量を記憶してしまう関係で、充電を繰り返すことで、バッテリーが必要以上に弱っていってしまう現象の事です。
そのメモリー効果が無いという事で、コンセントなどに接続して充電をする、プラグインハイブリッド車(PHV車)には、リチウムイオンのハイブリッドバッテリーが使われています。
注意点!
そして、このハイブリッドバッテリーは、車でいう普通の12Vのバッテリーとは比べられない大きな電気量を発生させるので、それだけに扱いには危険を伴います。
ハイブリッド車の電源系の配線の束には、オレンジ色のカバーがされていて、危険な大電流の流れている部分をわかり易くしているのと同時に、安易に触れないように注意を促しています。
このハイブリッド系統の作業をする場合には、安全に作業するための注意事項がたくさんあり、それはハイブリッド専門の講習を受けて知識を身に着けた整備士でないと、作業をしてはいけません。
万が一、ハイブリッドバッテリーの大電流がまともに体に流れてしまうと、電気ショックにより、心肺停止などの大変な事態にもなりかねないからです。
このハイブリッドのオレンジの配線部分は、エンジンルームにもありますし、車体の下面にもあります。
ハイブリッドバッテリー自体にも当然電源線があり、簡単には触れないようになっていますが、ハイブリッド系統の箇所にはオレンジ色の配線の束がありますので、正常時であれば触っても何も問題はありませんが、万が一、異常をきたしている場合もあるかもしれませんので、不用意に手で触ったり、工具で触れたりしないように注意して下さい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image