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posted by fanblog

2014年06月18日

バッテリーの寿命とは?どの位もつのか?など。


『このバッテリー、弱ってるからもう寿命だね』とか、『エンジンのかかりが悪くなってきたから、バッテリーが寿命かな』などと話すのは、点検整備の時には、よく聞くフレーズです。

その、バッテリーの寿命って何なのか?というと、バッテリーの使用限度をむかえる時期、というと分かり易いと思います。

DSC_0677.JPG

バッテリーが寿命をむかえて弱ってくると、

・エンジンをかける時のスターターの勢いが弱まる、回転が遅い。
・エンジンがかかりにくい。
・ライトが暗い。
・パワーウインドの動きが遅い。

などの症状が起きますが、やはり一番は、上の2点のように、エンジンのかかり具合が明らかに悪くなるので、注意です。

そうなったら、すぐに整備工場などでバッテリーのチェックをしてもらってください。



では、バッテリーはなぜ寿命になるのか、というと、


バッテリーは、消耗品です。

使えば使うほど、内部の基盤が劣化したり傷んできます。

バッテリーにとっての『使えば使うほど』、というのは、バッテリーに蓄えた電気を使っては充電する、その繰り返しの事になりますが、これはつまりは、車のエンジンをかけ、走って、止まって、エアコンを使ったり、ライトをつけたり、と、ごく普通に車を使うこと、です。

その時、バッテリーの電気を使った分は、エンジンの発電機(オルタネーター)で、自動的にバッテリーに常に充電されていくようになっています。


バッテリーは、その放電と充電を繰り返すことで、少しづつ劣化し、傷んでいき、やがて十分な電気を放電できなくなり、そうなると充電も効かなくなっていきます。


そうなった時が、バッテリーの寿命です。


寿命を迎えたバッテリーは、内部の基盤自体が劣化し、傷んでいるため、充電して性能を回復させようとしても、充電自体が効かなくなってしまっているため、もう、性能を回復はできませんので、バッテリーを交換しなくてはなりません。


その、バッテリーの寿命がいつ、どの位までもつかは、先ほどの『使えば使うほど』という、使用状況や車の使用頻度などで、大きく変わります。

その車の使用状況や使用頻度、走行する距離などは、使う人や使用目的で様々ですので、そのバッテリーの劣化の進行具合・傷み具合にもばらつきがでます。


ですので、一概にバッテリーの寿命は決まっていませんが、一般的には、年数でいうと、4〜5年前後で弱ってくるケースが多いようです。

バッテリーのメーカーなどは、3年を過ぎたバッテリーは、劣化が進んでいるので、弱ったら交換というのがよく言われていますが、それも使用状況などによります。


実際には、乗用車で4〜5年の時には、12か月点検か、車検の点検時に、バッテリーチェックをすると、やはり弱っているケースが多く、車の使用状況などによって、交換をお勧めすることがあります。


バッテリーは、寿命でダメになってしまうと充電も出来なくなっているので、エンジンがかからない状態からエンジン始動で救援しても、またすぐに止まってしまったり、それがもし遠出した先でのトラブルだと、より一層、救助が大変になったりしますし、第一、車を使用している本人が、一番困ることになりかねないので、バッテリーが寿命をむかえたら、早めにバッテリーの交換をしておくことが、バッテリートラブルの防止にもなります。


カーバッテリー

バッテリーチェックにはバッテリーテスター










タグ:バッテリー
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私は、自動車検査員という国家資格をもって、日々、自動車の整備や検査に携わっています。 自動車検査員というのは、車検などで車が国の定める厳しい検査基準をクリアしているかを判断する役目の人の事です。車の構造はもちろん、法律の知識も熟知していなければなりません。 常に車には厳しい目で接していますが、そうだからこそ、自動車に対する愛情は人一倍持っています!皆さんに少しでも、自動車のいろいろな事を紹介できたらと思います。
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