2014年06月18日
バッテリーの寿命とは?どの位もつのか?など。
『このバッテリー、弱ってるからもう寿命だね』とか、『エンジンのかかりが悪くなってきたから、バッテリーが寿命かな』などと話すのは、点検整備の時には、よく聞くフレーズです。
その、バッテリーの寿命って何なのか?というと、バッテリーの使用限度をむかえる時期、というと分かり易いと思います。
バッテリーが寿命をむかえて弱ってくると、
・エンジンをかける時のスターターの勢いが弱まる、回転が遅い。
・エンジンがかかりにくい。
・ライトが暗い。
・パワーウインドの動きが遅い。
などの症状が起きますが、やはり一番は、上の2点のように、エンジンのかかり具合が明らかに悪くなるので、注意です。
そうなったら、すぐに整備工場などでバッテリーのチェックをしてもらってください。
では、バッテリーはなぜ寿命になるのか、というと、
バッテリーは、消耗品です。
使えば使うほど、内部の基盤が劣化したり傷んできます。
バッテリーにとっての『使えば使うほど』、というのは、バッテリーに蓄えた電気を使っては充電する、その繰り返しの事になりますが、これはつまりは、車のエンジンをかけ、走って、止まって、エアコンを使ったり、ライトをつけたり、と、ごく普通に車を使うこと、です。
その時、バッテリーの電気を使った分は、エンジンの発電機(オルタネーター)で、自動的にバッテリーに常に充電されていくようになっています。
バッテリーは、その放電と充電を繰り返すことで、少しづつ劣化し、傷んでいき、やがて十分な電気を放電できなくなり、そうなると充電も効かなくなっていきます。
そうなった時が、バッテリーの寿命です。
寿命を迎えたバッテリーは、内部の基盤自体が劣化し、傷んでいるため、充電して性能を回復させようとしても、充電自体が効かなくなってしまっているため、もう、性能を回復はできませんので、バッテリーを交換しなくてはなりません。
その、バッテリーの寿命がいつ、どの位までもつかは、先ほどの『使えば使うほど』という、使用状況や車の使用頻度などで、大きく変わります。
その車の使用状況や使用頻度、走行する距離などは、使う人や使用目的で様々ですので、そのバッテリーの劣化の進行具合・傷み具合にもばらつきがでます。
ですので、一概にバッテリーの寿命は決まっていませんが、一般的には、年数でいうと、4〜5年前後で弱ってくるケースが多いようです。
バッテリーのメーカーなどは、3年を過ぎたバッテリーは、劣化が進んでいるので、弱ったら交換というのがよく言われていますが、それも使用状況などによります。
実際には、乗用車で4〜5年の時には、12か月点検か、車検の点検時に、バッテリーチェックをすると、やはり弱っているケースが多く、車の使用状況などによって、交換をお勧めすることがあります。
バッテリーは、寿命でダメになってしまうと充電も出来なくなっているので、エンジンがかからない状態からエンジン始動で救援しても、またすぐに止まってしまったり、それがもし遠出した先でのトラブルだと、より一層、救助が大変になったりしますし、第一、車を使用している本人が、一番困ることになりかねないので、バッテリーが寿命をむかえたら、早めにバッテリーの交換をしておくことが、バッテリートラブルの防止にもなります。
カーバッテリー
バッテリーチェックにはバッテリーテスター
タグ:バッテリー
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