2014年05月12日
車検の正確な意味は、自動車を検査するという事!
一般的に、よく言われているのが、車検は法律上必要な事で、車検をしていなければ自動車は公道を走ってはいけない、というような言葉です。
では、『車検』とは、なんでしょう。
車検というと、何となく意味がありそうですが、その言葉自体、俗語のようなものだと思いますが、法律的には、自動車の『継続検査』を受ける事、を言っていると思います。
というのも、正確には、法律用語に車検という言葉はなく、『自動車検査証の期間を更新するための検査』の略、とでもいうべきものだと思います。
車検という言葉自体、一般的になっていて、誰もが当たり前に使っていますが、どこからどこまでが車検かという事については決まってなく、あいまいな言葉だと思います。
ある人にとっては、車検をとったら、その車は安全を保証されたようなものだから、この後しばらくは壊れる事はないと思うかもしれませんが、別のある人では、あとで壊れてもいいから、車検だけは通そう、とかいう場合もあり、『車検』の解釈もさまざまです。
自動車について国でチェック(検査)することは、自動車の安全基準である保安基準にその自動車が適合しているかを一定期間ごとに検査して確認することです。
その確認が取れれば、その自動車は今後の一定期間、継続して乗ることができ、それをしなければ、その自動車に乗る意思はない、又は、それを怠ると、公道を走ってはいけない事になります。
また、それと同時に国は、自動車登録制度により、その自動車の所有者・使用者を確認し、その車の所有権を公に認定しています。
このように、国では、一定期間ごとの現時点の車のチェックをするだけです。
その後の維持管理は車の使用者がすることとして、それを義務化して、車の種別ごとに定期点検を設けています。
”単なる継続検査を受ける事と、定期点検をして車を整備する事、とは別の事”、ということです。
車検=継続検査であって、整備は別物です。
ですが、実際には、継続検査に合格できるように、決められた定期点検をして、不具合箇所や定期交換部品などの整備をして、国の継続検査に合格する、というのが一般的な車検、という事になります。
『車検』という言葉には人それぞれいろんな意味合いを持っていると思いますが、国では現時点での性能や状態をみるだけで、そのあとの事はその車の所有者・使用者の自己責任ですることになっています。
ですので、カーディーラーなどでは、定期点検と整備をしっかりして、車検を通すのは当たり前で今後も安心して乗れるくらいの整備を提供しているものもあれば、他の業者ではユーザー車検といって、最低限の整備で、もしくは整備なしで、車検を通すだけのものもあり、そのどちらも車検には違いありません。
『車検』といっても、さまざまなのです。
ちなみに、車検(継続検査)を受ける時には、他に重量税や自賠責保険などが必要で、それらも次の車検期間を安全に乗るための費用みたいなもので、法律で決まっている事です。
タグ:車検
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