2015年06月20日
ロヒンギャのために、日本が約4億円の援助を表明
海上を漂流するロヒンギャ族
ミャンマーの少数民族『ロヒンギャ』について、以前このブログでも取り上げましたが、岸田文雄外相が今日、東京都内で講演し、ロヒンギャらの支援のため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などを通じて350万ドル(約4億3000万円)の緊急無償資金協力を実施すると表明したことがニュースとして流れました。
同外相は講演の中で「アジアの平和構築、国民和解、民主化への貢献を私の外交政策の新たな柱に据える」と強調。
ミャンマーやフィリピンの国内紛争の和平プロセスを後押しするとともに、アジアでの過激派組織「イスラム国」活動防止に努める考えを示しました。
以前のロヒンギャに関する記事でも、難民化するロヒンギャがイスラム国に勧誘されている問題を取り上げましたが、それを少しでも防ごうとする意図があるようですね。
ネット上の意見としては、賛否両論ある感じですね。
確かに、4億円でどれほどの効果があるのかは疑問なところもありますし、実は日本にも230人ほどのロヒンギャの人たちが逃げてきているのですが、依然として難民判定されていない状況で、まずそれをどうするかが先ではないかとも思います。
やはり、前にも書いたように、ミャンマー国内での問題解決が最優先だと思いますが、有力者のアウン=サン=スーチーさんも地元の支持がなくなるのを恐れてか、ロヒンギャの問題をスルーしていて、問題解決には、まだまだ先が見えない状況です。
現在も6千人が海上で漂流していると言われている、あるいはイスラム国しか逃げ道がないロヒンギャの人たちのために一刻も早い解決が求められています。
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