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2016年07月28日

賀老の沢川から余市川本流へ



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オショロコマ目指してキロロに釣行も・・・

 仕事が休みの日は、約束事のように天気の荒れる日が多い。それでも、このひと月ほどの休日は、そんなに無茶ぶりはなかったはず。
 なのに、しっかりと釣行計画を立てた今回は、再び雨男に変身した。
 昨日の天気は、胆振や日高で大荒れとなったが、札幌圏ではそれほどひどくはなかった。しかし、釣行したキロロ方面は、強風が吹き付け雨が叩きつける悪天候。

 今回は、余市川水系でのオショロコマ釣りを目的に、他のアングラーから聞きこんだポイントを訪れることにした。キロロは余市川の最上流部にあたり、リゾートを離れるとそこは険阻な山岳渓流に変わる。

 緯度が高く冷水と、オショロコマが棲息していても当然なのだが、これまで入渓地点が分からず、釣行するのを躊躇っていた。そして、確実にオショロコマの姿を捉えることができるのが、キロロで余市川に合流する朝里沢川だと、知り合いのアングラーからの情報。
2016y07m28d_101552138.jpg
 この朝里沢川を目指して、朝5時に札幌を出発。途中の毛無峠から降り始めた雨は、それほどひどいものではなかった。
 ところが、キロロの敷地内を流れる朝里沢川を目にした途端、雨は大粒に変わり、風は大木を揺らすほどに吹き荒れていた。

 しばらく様子を見たが、止む見込みがないので、釣行先をここから下流の余市川本流に切り替える。
 本流でいつも入るポイントは、月見橋から賀老の沢川手前の砂防ダムの間と、落合橋周辺。今回は月見橋から上流を釣り上がることにした。

 幸い、雨による増水はまだ見られず、遡行も厳しくはなかったが、100メートルも行かずに上流から釣り下ってくる餌釣りの釣人が。
 それまで、一度もアタリがなかったこともあり、急きょ入渓地点を変更。上流にある砂防ダムから、釣り上がることにした。
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 その前に、賀老の沢川で竿を出して様子を見ることに。
 この余市川支流は、上水道の取水地となっており、もしかしたら規制がかかっているのかもしれないが、それらしき看板が見られない。
 以前竿を出した時には、こんなに小さな川なのに、15センチ平均のヤマメが次々に釣れた記憶がある。今回もそれを狙う。

 小さな魚を避けるために大型カディスをセットし、川幅3メートル足らずの渓流を遡行。しばらくすると、居着いていそうな淵や流れだし、平瀬からアタリが出てきた。
 ほどんとが針がかりのしないサイズだが、しっかりとフッキングしたのはヤマメではなく岩魚。
 100メートルほど先にある上水道取水口を越えて、さらに上流に釣り上がっても、ドライにヒットするのは岩魚だけで、ヤマメの姿は見えない。季節の違いか、それとも釣人に抜かれたのか。

 上流は、次第に両岸に藪が押し寄せて、竿の振れる場所が少なくなる。また、雨による鉄砲水の恐れを感じて2時間ほどで脱渓。
 ヤマメの姿は確認できなかったが、キャッチアンドリリースを徹底している限り、この川は魚影の豊かな川として居続けるだろう。
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 今度は、賀老の沢川を下って、余市川本流に向かった。昨年同じコースで本流に出たが、その時は20センチほどの岩魚(アメマス)が3匹ほどと、思っていたよりは釣果が上がらなかった。
 しかし、途中の大淵でニンフに大物がヒットして、ラインごと持って行かれたという、悔しい思い出もある。

 本流は、思いのほか穏やかな流れを形成。上流での雨の影響はなさそうだが。
まず、二股の流れ出しに投入すると、2投目に15センチほどの岩魚がヒット。今日はいける、と思ったがそれ以降はノーヒット。
 昨年悔しい思いをした大淵でもアタリはこない。
 結局、ここでも3時間ほど釣り上がったが、この川の難しさを再認識したのに留まった。
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 帰りしな、もし条件が改善されているのならば入渓しょうと、キロロに立ち寄る。ところが、先ほどよりも雨風が強まり、さらに悪化の様子。
 賀老の沢川から3キロと離れていないのに、これほど天気が異なるとは。
 ただ、賀老の沢川に続き、余市川上流の入渓ポイントを確認できたので、いずれかの釣行に役立てたいと思っている。

写真は上から本格的な山岳渓流の流れに岩魚やヤマメが棲息している賀老の沢川の様子、この川でヒットした岩魚、本流の余市川の流れは魅力的だが・・、ここで辛うじてヒットした岩魚

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2016年07月25日

ペーペーナイ川上流で型もの岩魚



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 熊の気配ただよう京極ダム周辺

 尻別川支流の中でぺーぺナイ川への釣行頻度は、オロウェン尻別川と並んで、他の支流を圧倒している。それもこれも、上流に棲息するというオショロコマ見たさから。
 ぺーぺナイ川上流域は、京極ダムの建設に伴って長期間に渡って一般車両の通行止めが実施されてきた。それが昨年5月に解除された。当然、それまでの長い期間、上流に釣人は立ち入ることができなかった。

 通行止め解除を機に、ぺーぺナイ川上流域に昨年は、6月から3回訪れた。上流に棲息する魚が、釣人の存在を知らずにすくすくと成長しているはず、との期待から。しかし入渓後、そんなに甘くはないのがすぐに分かった。釣行ルートは、ダムのインレットからぺーぺナイ川上流を遡行、上流で合流する高台川を目指した。
2016y07m25d_133537888.jpg
 まだ雪代が残っていたこともあり、6月は1匹の魚も見ることができずに退散。7月は雨の後ということで増水状態で、川に降りることさえできなかった。
 ようやく釣果があったのは9月中旬。林道を1時間近く歩き、辿り着いた堰堤の上流で、念願のオショロコマを手にした。この時のオショロコマは、小さな型ばかりで、今ひとつ満足感が湧かなかった記憶がある。

 今回も昨年9月に辿ったルートで入渓しようと、徒歩で林道ゲートを越えた。不思議なことに、あれだけ散見した熊の糞が今回は見当たらない。それでも、勢いよく熊鈴を鳴り響かせる。確かこの辺と、崖を下り谷底に流れるペーペーナイ川上流に立ち入った。
 そこから100メートルほど上流に堰堤が見え隠れする。前回入った堰堤だろうと、釣り上がった。川は、大岩小岩と流れだしや落ち込み、カタや淵、平瀬が連続する流れの早い山岳渓流。

 それらのポイントに、ドライフライを打ち込みながら上流を目指す。目的地はあくまでも堰堤の向こう側で、この地点では釣果を余り期待していなかった。
 というのも、昨年6月に入渓したところからほど近いポイントで、その時は一度もアタリがなかったことから。

 ところが季節の違いなのか、3投目に流したドライにアタリがきた。オショロコマを期待したが、上がったのは10センチほどの岩魚。そこから堰堤までの区間、20センチを筆頭に5匹ほどの岩魚がヒットした。そして、この堰堤を越えるとオショロコマの棲息する流域だ、と堰堤を上ると、見たことのない景色。(後で、地図を確認したところ、目的の堰堤はここからさらに300メートルほど上流だった。)
2016y07m25d_133908337.jpg 
 多分、ここは堰堤と堰堤の間に位置する流域と推測。ということは、あまり釣果は期待できないだろう、と初めから諦めモード。戸惑いながらも、釣り上がるしかない。ロッドを振リ続けて10分後に、思わぬアタリ。堰堤の下流よりも、一回り大きな岩魚がヒットした。
 こんなところにも魚が棲息していたことに驚いたが、理由はすぐに分かった。右側から支流が流れ出ていた。この川が岩魚の供給源で、高台川だろうと見当をつけた。

 この高台川の流れだしが作る淵にドライを流すと、ヒットはしなかったが2度にわたり大きなアタリ。さらに上流に釣り上がったが、次第にアタリが少なくなってくる。そして、上流に見えてくるはずの、最後の堰堤が見えてこない。それよりも、両脇に迫った深い藪が気持ち悪い。

 一度入渓地点まで戻り、林道を経由して、再び上流を目指すことにした。その途中で、先ほどの淵に#10のカディスを流して逆引きしたところ、この日最長の岩魚が竿先を揺らした。引き上げてみると、白い斑点が目立つ尺越えの岩魚。
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 型ものを目に、それならばと釣り下ることにした。入渓地点までは、さすがにアタリは少なかったが、その下流では小さな岩魚のヒットが相次ぐ。
 結局、この日はオショロコマを諦めて、型もの狙いに変更したが、先ほどの尺越え岩魚を上回るサイズはヒットしなかった。 今回入渓した流域は全体のごく一部。上流には、思いも寄らない大物が潜んでいるのでは。それを狙って、再度訪れてみようと考えている。

写真は山岳渓流の様相を強めるぺーぺナイ川上流域と支流の高台川、この日最長の尺越え岩魚

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2016年07月22日

「今年初の豊平川某支流へ釣行」を動画化



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 ヒット数は多くても、型ものは皆無

 7月5日に更新した「今年初の豊平川某支流に釣行」で、ビデオ撮影した動画をyoutubeに投稿した。
 この川は、昨年6月にブログで取り上げ、今回と同様youtubeに投稿した。それほど、札幌市街地と離れていないのに、中流域から上の流れは鬱蒼とした森が広がり、熊の出没情報も相次ぐところでもある。

 下流域は、豊平川本流から遡上したうぐいなどが主体で、それほど釣果に恵まれない。また、山岳渓流と化す砂防ダムから上の最上流部は、岩魚が棲息しているというが、熊の出没が当たり前の場所なので、これまで釣り上がったことはない。そうしたことから、中流域での釣りとなるが、以前活発に行われていたヤマメの放流も現在は中止された。
2016y07m22d_155005413.jpg
 放流されたヤマメは、釣人に持ち帰られて激減、その姿をみることが極端に少なくなった。その一方で、砂防ダムと砂防ダムの間だけで、命をつないできた虹鱒が健在だ。

 ただ、個体数は多くても、3歳魚以降の型ものがほとんどいないという、厳しい状況に変わりはない。多分、型ものは持ち帰えったのだろう。そのため、ヒットした虹鱒の数は多くても、サイズの面で満足感はまったく得られなかった。

 川の環境を守り、保護するのか壊すのかは釣人自身にかかっている。今回の釣行では、特にそう感じさせられた。なので投稿した動画は、敢えて河川名は公開せず、キャッチアンドリリースの薦めとして見ていただけたら、と思っている。

写真は、渓相が見事な豊平川某支流の上流域。下はyoutubeに投稿した動画



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2016年07月18日

豊平川某支流へ釣行 A



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渓相は見事でも、遡上阻む砂防ダム

 砂防ダムと砂防ダムの間だけで完結する釣場は少なくない。7月5日に更新した「今年初の豊平川某支流」で取り上げた渓流も、上流下流に砂防ダムが構築されているポイント。そうした砂防ダム間に棲息する魚は、一度川が氾濫すると回復に長い時間がかかり、場合によっては魚棲まずの川となることもある。自然災害ばかりではなく、釣人による乱獲が一因となることも。
A (2).jpg
 初めから、「この場所の上下流には、魚道のない砂防ダムが構築されている」と分かっていれば、種の保護のため余程の身勝手なアングラー以外は、釣った魚を無条件にリリースするだろう。今回釣行した、豊平川某支流もそのような場所。

 釣行できる時間は6時間ほどしかなく、選んだ場所は家から40分ほどの渓流。休日には釣人銀座と化し、熊の目撃情報も相次いでいるという点では、5日に釣行した川と似ている。しかし、渓相だけをみれば大岩や大淵、小滝、滑床の続くこちらの川のほうがダイナミックかもしれない。
 前回の「今年初の豊平川某支流」をシリーズ第1弾として、今回はその第2弾として更新した。
B.jpg
 近所の川だけに、これまでこの川にはかしこまって入渓したことはない。しかし、今回入渓してみて、まだ入ったことのないポイントが残されていたことに気付く。
 今回は、初めてこの川に流れ込む支流から入渓、本流との合流点を目指す。そして合流する場所に着くと、これまで見たことのない景色。多分、この下流にあると思われる大淵でいつも足止めされたために、ここまで来たことがないはず。

 この川には、魚道の無い砂防ダムが下流に構築されている。そのダムの下は、休日には餌釣りからルアー、フライと、多くのアングラーが入っている。だから、当然砂防ダムの上流にも、釣人の入った形跡があるだろう、と探してみたが鹿の足跡ばかり。「なぜだろう」と、頭をひねりながら釣り上がる。

 上流は、大淵小渕に流れ出し、流れ込み、平瀬、小滝、滑床のえぐれなど、垂涎のポイントが続く。ここで魚が川面を割って、ドライフライに食いつけば、最高のシチュエーションとなるのだが、そうは話は進まない。こんな魅力的なポイントなのに魚の気配はなく、ドライフライはただ流れ出るだけ。

 何故魚がいないのか、薄々分かってきた。先ほど記したように、この川の上下流域には砂防ダムが構築されており、その間に棲息していた魚が、3年前の大雨で一気に流された。それが現在まで影響しているのだろう。釣人の入った形跡がないのも、それで説明がつく。
A (1).jpg 
 それでも、氾濫を免れて残っている魚がいるのでは、と釣り上がる。入渓から2時間後、川の遡行を遮る倒木が現われた。倒木の下は、水没した枝が走る深い淵となっており、餌釣りやルアーでは攻略できそうにないが、ドライフライならば可能。
 そこにフライを落とすと、今日初めてのアタリ。15センチあまりの虹鱒がヒットした。魚を確認後、すぐにリリース。魚のいたことが何となく嬉しくなった。ただ、その後は上流に釣り上がってもアタリはこなかった。

 入渓から3時間ほどして、目の前に魚道の無い巨大な砂防ダムが現れた。地図上では、堰堤の構築を確認しているが、これほど大きな砂防ダムとは考えてもいなかった。
 結局、このダムがここに棲む魚の遡上を阻んでいるわけだ。「せめて、魚道ぐらいつけてもいいのでは」と、ブツブツいいながら、浅い淵を形成するダムの流れ出しにドライを投じる。そして、周りを観察しているうちにアタリが。条件反射でピックアップすると、さきほどより一回り大きな虹鱒。
C.jpg
 淵から流れ出しに変わる場所でも、この日最大の20センチほどの虹鱒がヒットした。そして、ダム直下の流れだしからはパーマークの残るヤマメなのか、虹鱒なのか判断できないトラウトがヒットした。その1匹がこの日の打ち止め。
 諦めずに、この場所まで釣り上がったことで数匹の釣果を得たが、この川の現状を垣間見たことで、満足感は全く湧かなかった。

写真は、上から魅力的な流れが続く豊平川某支流、上流と下流には魚道のない砂防ダムが構築されている、魚影の薄いこの川でヒットした虹鱒とヤマメ

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2016年07月16日

尻別川の支流を探索



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ポンクトサン川の中流と上流に釣行

 これまでの尻別川支流への釣行は、オロウェン尻別川とぺーぺナイ川が突出しているが、昨年はヌップリ寒別川やカシプ二川、そして真狩川、昆布川など数の上では結構訪れた。釣果は決して多くはないが、ヤマメや虹鱒、岩魚に、時にはオショロコマと、渓流トラウトが勢ぞろいした。

 7月12日の釣行先は、京極町を流れてワッタカサップ川と合流した後、尻別川と合流するトド川。近くには、ぺーぺナイ川やカシプ二川が流れて、虹鱒やヤマメ、岩魚と魚種も揃っているという。
@.jpg
 問題は川の規模。川幅が狭くて、ドライフライを打ち込むことができないのならば、上流にオショロコマが棲息しているといわれるポンクトサン川に切り替えることにした。

 京極町で、魚の棲まない川と言われるワッタカサップ川と合流するトド川は、上流に向かうほどに川幅が狭くなる。その狭い川面にボサが覆いかぶさり、フライロッドを振る場所がきわめて少ない。
 結局、上流まで覗いてみたが、予想以上の悪条件で、早々に見切りをつけてポンクトサン川に。

 ポンクトサン川は、トド川と同様初めて入渓する河川、なので基礎的な知識しかない。イトウの種川と言われる倶登山川の支流で、ヤマメや岩魚、虹鱒が棲息していて、上流にはオショロコマも棲むという。
A.jpg
 地図を頼りに、京極からポンクトサン川に架かる八雲橋を目指した。ようやく見つけた橋から、少し上流の堰堤下に入渓。
 里川のような流れに、ドライフライを第1投。すぐにフライに飛びつく魚がいたが、針がかりしない。
 ドライにチョイスする魚はいるが、何度流しても食うところまでいかない。入渓しやすい環境にあることから、かなりスレているようだ。

 ここから上流に釣り上がった。
 川は次第に里川の緩やかな流れから、勢いのある清冽な流れに代わる。その流芯からヤマメがヒットした。
 支流の流れ込む、魅力的なポイントまできたところで、上流からフライフィシャーが下って来た。
 話を聞くと、上流に構築されている頭首工に車を置き、そこから自転車でここまで来たとのこと。この場所から、頭首工まで釣り上がっていく計画で、今年初めてこの川に入るという。

 少なくても、500メートルほど下流から釣り上がってきた自分が、まだ竿を出していない相手に譲るのが筋ではと、遡行を断念。そして、競合が少ないと思われる、この川の最上流部を目指すことにした。多分、そこにはオショロコマもいるのでは、との願望も。
B.jpg
 下流で入渓したのはポンクトサン川。これが上流では3本の支流に分かれる。その中で、一番大きなポンクトサン二号川を目指して、深い森の中を走行。辿り着いた先は、里川のイメージなど一切ない、険阻な山岳渓流だった。

 大岩、小岩で作られた落差の大きな流れに、両岸を覆う深い藪で、川はまるでトンネルの中を流れているかのようだ。藪の中から、突然熊が顔を出してもおかしくないが、「どんな魚が釣れるのだろう」という好奇心が勝り、釣り上がった。
 
 始めは、、どのような魚か確認できない、小さな魚がドライフライを悪戯する。当然針がかりはしない。それがなぜか、上流にいくほどそのアタリも少なくなってきた。
C.jpg
 入渓地点から200メートルほどまで遡行。アタリは遠のいているのに、蚊の攻撃は激しさを増す。仕方なく、そこから折り返すことにした。
 その途中で、この上流では初の岩魚がヒット、続いてヤマメもあがったが、オショロコマの姿は見えない。


 初めての河川は、しっかりとした情報を持っていないと、ポイント探しだけに時間がとられる。今回の釣行もその一例かもしれない。このポンクトサン二号川を後にして、向かったのは、前回更新した寒別付近の尻別川本流。
 
 これからも、尻別川支流の探訪を続けていきたいが、オショロコマは何処にいるのだろう。

写真は上から、魚道の設けられているポンクトサン川中流に架かる堰堤の景観、そこでドライにヒットしたヤマ、上流のポンクトサン二号川の景観と数少ない釣果の中の岩魚


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2016年07月14日

7月中旬の尻別川でニンフ釣行



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尺越えの虹鱒ほか数匹ヒット

 次回の更新予定のブログと、今回のブログは釣行日時の時間差がゼロ。実際の釣行時間は、次回掲載のポンクトサン川が先という、少し複雑な文章だが、あえて二つに分けて更新した。
 
 休日となった7月12日は、尻別川支流の探索にあてた。尻別川支流への釣行は、本流で釣果が上がらないことが原因。型ものの虹鱒や、ヤマメが釣れるといわれる本流は、自分独自のポイントが少なく、釣行してもいつもポイント探しで時間を食ってきた。

 ならば、流域が短くてもドライフライにヒットする可能性の高い、支流の小河川の方が釣り上がりやすいのでは、ということもひとつの理由。しかし、その支流での今回の釣行はあまり芳しいものではなかった。
2016y07m14d_135742910.jpg
 支流での釣行を終えても、時間はまだ午前10時。渓流釣りでは申し分がないが、一般的には朝まず目の外れた時間。次の行先は、6月に釣行して釣果の上がらなかった、寒別の尻別川中流域に行くことにした。
 前回は、先客が入っていたせいか、20センチほどのヤマメが1匹だけで終わった。平日とはいえ、人気ポイントなので、また先客がいるのでは、と向かったが、幸い誰もいない。
 
 60センチほどの深さの川に立ち込んで、中州を目指す。その先のいつものポイントは、ドライフライは難しい激しい流れ。それでも上流から#8の視認性の高いドライを流してみたが、やはり反応はない。
 ならば、ビーズヘッド付の大型マラブーを流れに乗せて、逆引きを行なう。川底を這わせた3投目に、かすかな反応。あわせを入れてリトリーブすると、グイグイ引いて20メートル先でジャンプする。
 何とか岸に寄せると、尺は越えている銀毛の綺麗な虹鱒。やはり、大型ニンフが効果的のようだ。
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 さらにニンフを下流に流し込むと、先ほどよりも大きな魚がフライを口に、二度ジャンプを繰り返す。虹鱒よりも茶色が目立ち、有に60センチはあった。
ラインは、激しい動きについていけずブレイク。そして魚は、フライを口にしたまま川の底に潜り込んだ。(この部分は録画に収録されず)

 その後、自重のあるスパイダーニンフに換えて、同じ要領で逆引き。それにもアタリが来て、先ほどと同じような虹鱒がもう少しでネットランディング、というとことで針が外れた。
 そして四度目のアタリは、ニンフのトレーラー連結にきた。大型ニンフをドロッパーとして、先端にビーズ付ヘアーズイヤーニンフを結んだシステム。流れの早い、淵の底を狙うには効果があるのでは、と今回使用したもの。さすがに、ヘアーズイヤーニンフが小さいところから、型ものではなく20センチほどの虹鱒がヒット。

 途中、何度かラフティングが釣りの邪魔をした。こちらに近づく前に、せめて大声で通過を知らせてほしかったのだが・・・。

写真は、尻別川中流域の清冽な流れと、大型ニンフにきた尺越え虹鱒、下はこの釣行の模様をyoutubeに投稿した動画
 

 
 



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2016年07月09日

千歳・紋別川はブラウンが占領



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川幅狭まる最上流でフライ釣行

 連休2日目の釣行先は、千歳・紋別川。ブログでは何度か取り上げた川なので、ご存じの方が多いと思う。特に年配者は、現在のような林道ゲートが全面閉鎖される前の時代に、何度も訪れたことがあるのでは。

 この川は、林道のゲート内だけを流れているので、ゲートを潜らない限り車両は立ち入ることができない。その林道ゲートが、4〜5年前に関係者以外の車両を除いて全面閉鎖され、釣人の立ち入りを難しい川とした。

 林道が、自由に往来することのできた頃の紋別川は、乱獲が横行して非常に悲惨な状況にあった。その頃の自分の釣果は、第4ダムに近い下流域でブラウンがいくらか釣れたが、大岩魚が棲息していたという7号橋から上流では、ほとんど釣果がなかった。
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 昨年6月末の釣行では、ブラウンとアメマスが合わせて3匹と釣果は少なかったが、魚影の回復は確認できた。そして、最上流の7号橋までブラウンが棲息域を広げたことに驚いた。
 
 今回入渓したのは、最上流から二つ手前の支線2号橋から。紋別川は、最下流の1号橋から4号橋までは、川幅が広くてなめ底が続くが、4号橋から上流は川幅が狭くなり蛇行が連続する。
 流れがママチ川や苫小牧川、勇払川と似ているのも、同じ支笏の森を流れる川だからだろう。

 入渓した支線2号橋の上流は、川幅が最大でも4メートルほどと小河川の様相。そして、予想外に川岸が開かれていて、上下流の見通しが利いた。
 何を警戒しているのかは、書かなくても分かると思う。目の前の流れは、思っていたよりも早くて、ところどころで枝分かれしている。
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 穏やかな流れを見つけて、そこにドライフライを投じると1投目からアタリが。しかし、#10のサイズが大きすぎて針がかりしない。
 遡行を始めてからしばらくして、再びアタリがきた。今度はフッキングも完璧で、上がってきたのはブラウンの子供。その後も、淵や流れの穏やかな平瀬だけではなく、流芯からもアタリが続く。その全てがブラウンだった。

 ようやくアメマスがヒットしたのは、入渓地点から1時間後に現われた落ち込みの脇から。上流では、ブラウンとアメマスの棲み分けが図られているのか、それまでのブラウン一色から、9対1の割合でアメマスの姿も見えだした。
 棲み分けしているというのには、無理がある数字だ。
 
 確か、林道ゲートの閉じられる、今から6〜7年前の釣行では、ブラウンは1号橋付近でしか釣れなかった記憶がある。それが、最上流まで広がったということは、アメマスの姿が消えた千歳川と同じように、ブラウンが支配する川となっていくのか。
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 今回は、林道上に熊の糞や足跡は見つからなかったが、川の両岸に迫る藪の中から、突然飛び出してもおかしくはない場所。いつも以上に熊鈴を鳴らし、時にはホイッスルを吹きながら遡行した。
 もし、釣行する機会があるのならば、「熊が確実に棲息している」という警戒心を怠らないほうが良い。
 なお、この紋別川釣行を動画撮影、編集の上youtubeに投稿しました。下の写真がそうです。よかったら見てください。

写真は、上から入渓地点の下流にある支線2号橋から見た渓観、最上流に向かう幾筋もの流れ、今回ヒットしたブラウンとアメマス、下はyoutubeに投稿した動画
  

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2016年07月05日

今年初の豊平川某支流



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下流で苦戦も、上流で虹鱒

 1週間ぶりの釣行先は、豊平川の某支流。本当は、まだ釣り上げたことのない、余市川支流・白井川のオショロコマ釣りを考えていたが、何しろ夕方には仕事が待ち受けている。時間的に、午前中が限界の釣行という縛り。
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 なので、昨年6月中旬にビデオカメラに、虹鱒のヒットシーンを収めたこの川を選んだ。家から30分ほどと距離的にも問題ないが、心配なのは最近伝えられている熊の出没と蛇の多さ。
 どちらも嫌だが、蛇は気温の低い朝まずめには出てこないだろう、と開き直った。
また、昨年の釣行では、先のようにウェアラブル・ビデオカメラで動画を収録、これをyoutubeに投稿した。この撮影場所は一度でも入渓したことのある人ならば、一目動画を見ただけで分かるところ。

 昨年6月と同じく、砂防ダムを高巻きして上流に向かう。ダムの上流は、鬱蒼と繁る灌木に囲まれた、流れの穏やかな浅い淵が100メートルほど続く。まるで、熱帯のジャングルを流れている川のようだ。

 昨年は、この長い淵を越えた流れだしから、虹鱒のヒットが相次いだ。今回は、水量が多く濁りも混じっているほか、大雨のせいか渓相が昨年とは微妙に異なり、一部で流れも変化している。
そして、一カ所で2〜3匹の虹鱒がヒットしたポイントの淵に、何度ドライフライを流しても反応しない。

 河原には、つい最近のものと思われる足跡が数組残されており、この影響なのだろうと、さらに遡行を続ける。足跡は、入渓地点から300メートルほど先まで続いていた。
 この区間では、根こそぎ魚を底からさらったかのように、全くアタリはこなかった。

 ようやくヒットしたのは、入渓から1時間ほどした流れだし。15センチのチビ虹鱒だが、元気にジャンプを繰り返す。それをきっかけに、落ち込みや流れだし、カタからヒットが相次ぐが、魚は全て虹鱒。
 この上流には2つ目の砂防ダムが構築されている。その上流には、ヤマメや岩魚もいるようだが、この区間にはそうした魚は見当たらない。
2016y07m05d_122736693.jpg 
 5時に入渓して4時間ほどが経過。川岸のボサが背中に迫り、突然藪の中から熊が顔を出してもおかしくない状況となってきた。それを避けるために、川の真中を遡行。熊鈴を振り回して次の砂防ダムを目指す。
 しかし、ダムまではこれからどれだけ時間がかかるのか、見当がつかず、途中の大きな落ち込みの前で定位。
 
 落ち込みは、いかにも魚が棲息している、という絶好の流れ。そのドライフライの1投目に15センチほどの虹鱒。3投目に20センチ、5投目に今回最大の25センチほどの虹鱒がヒットした。魚影の薄い下流域と比べて、この上流域は虹鱒が健在のようだ。

 熊への恐怖心もあり、これからどれだけ時間がかかるのか分からない、上流のダムへの遡行よりも、帰路を目指しながら釣り下ることを選択。ダムへの遡行は、もっと時間の取れる日にすることにした。
 今回の釣行の模様を、近い時期にyoutubeに投稿する予定。よかったら見てください。

 写真上:山岳渓流と里川が混じったような独特の渓相がこの川の特徴、下はヒットした虹鱒

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