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2022年10月17日

第24訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第24訓を垣間見てみます。


序文

西郷隆盛の根本根源「敬天愛人」



天と虹.PNG


原文

道は天地自然の物にして、
人は之を行うものなれば、
天を敬するを目的とす。

天は人も我も、同一に愛し給ふゆえ、
我を愛する心を以て人を愛する也。


仮名入り

みち  てんちしぜん   もの
道は天地自然の物にして、
ひと  これ おこな
人は之を行うものなれば、
てん   けい     もくてき
天を敬するを目的とす。

てん  ひと われ   どういつ  あい
天は人も我も、同一に愛し給ふゆえ、
われ   あい   こころ もっ ひと  あい     なり
我を愛する心を以て人を愛する也。



私流訳

正しい道は、天から授かり地に育てられるものであるから、
人はこれにのっとって行うものであるから、
天を敬うことを目的とすべきである。

天はどんな人でも区別なく、平等に愛してくれている。
だから、自分を愛する心をもって人を愛することが大切である。



私流解釈

この遺訓には、「天地自然」と書いてあるが、
この言葉は、第9訓と第24訓にも書いてある。
私は、ちょっと違和感を感じた。

それは、西郷が愛読していた江戸時代の昌平坂学問所(東大の前進)の
総長の佐藤 一斎の著の「言志四録」の中には「天地」の記述は多数あるが、
「天地自然」と書かれて箇所はない。
ついでに二宮尊徳の「二宮翁夜話」も調べてみたがこれも同じであった。

佐藤一斎も二宮尊徳も「天地」という言葉は多数あるが、「天地自然」という言葉はない。
自然と付き合うため、または、調和するために徳が必要と説いている箇所が多い。

しかし、この遺訓では
「道は天地自然の物にして、人は之を行ふものなれば」と書いてある。
ここからは、私の妄想ですが
明治時代になると西洋の技術・科学・学問の知識や情報が入ることによって
天地と自然は別になっていた日本人の世界観が
明治時代になって一緒になったのではないかと感じる次第であります。
つまり、天地自然と現実的なものが分かれ、
天地自然が精神的なもので「道」であり、
西洋の技術・科学・学問の知識や情報が現実的な物になった。

江戸時代までは 天地は神仏的なものであり、
自然は現実的なものと分けられていたが、
明治時代になると、天地自然は精神的なものになり、
西洋の技術・科学・学問の知識や情報が現実的になった。

それで天地自然という言葉を入れたのかと妄想する次第であります。

また、この遺訓全体は敬天愛人を説明したものであるが、
敬天愛人を初めて使ったのは、中村正直である。

中村正直は1868(明治元)年6月イギリス留学から帰朝し、
10月静岡学問所が開設されると、一等教授に任命され「敬天愛人説」を著した。
中村正直が日本人として初めて「敬天愛人」を使ったのである。
中村から訓えを受けた薩摩藩士最上五郎から、
西郷は「敬天愛人説」を伝えられたのである。

私は、敬天愛人は西郷がつくったものかと思っていたが、
中村正直であるが、この言葉は中村の言葉がつくった言葉であるが、
西郷が歩んだ人生を垣間みるとぴったりくるし、
西郷が語るこそ、この言葉さらに奥深く鑑みる次第であります。



現代に顧みて


江戸時代から明治に入ってはやることなすこと初めてのことばかりである、
唯一頼れるものは、自己のみである。
明治の人は何も頼れるものがない中で試行錯誤や西洋のあらゆることを勉強し、実践をした。
不断の努力・勤勉・忍耐・高邁な志が原動力であった。

現代の日本人がなくなっているのは、こういったものではないだろうか?
努力や勤勉などの量を行わとできないことは働き方改革で阻害され、
高邁な志は、国際会議で決まったようなSDGsや温暖化などに目をむけさせれ、
富と財は、政府の税制や公共投資を批判し、それでいて補助金やバラマキを期待する。

自らの己の努力と勤勉さで築き上げられた日本の先人さの志と偉業を忘れてしまった。
恥じるべきは、そういった富を中国や外国に目を向け、
目指すべき国家の道をわけのわからない国際会議のお題目に向け、
日本がどうあるべきとか、日本をより良くすることを何も言わなくなった。

他国を支援や協調する前に自国である日本の体裁を整えないといけない、
明治は44年間という短い間に新政府を樹立し、憲法を制定し、日進戦争・日露戦争に勝利をし、
人口を1.25倍にした。

令和の時代には、こういった躍動感はないかもしれない。
政治家を批判しても、社会を恨んでもなんの解決もできないのが
このご時世が証明している。

残るのは、一人ひとりが高い志を持ち、
日々自分のやれることを精一杯にやり、
西郷が導いた言葉に近づければ
少しは良くなるのではと妄想する次第であります。


最後まで読んで頂きまして有難うございます。



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