2018年09月11日
賛否両論だと言う「未来のミライ」
「未来のミライ」見ました。
まずCMでバイクに乗せてもらった、4歳児の主人公の視点から、
運転している曾お祖父さんの顔!これに自分の記憶が重なってしまい、
とても見に行きたくなってしまったのでした。
評価が賛否両論でしたが、私は大好きです
舞台が横浜、磯子辺りって言うのも親近感あるし。
子供が生まれる、人が亡くなる・・・その中で語られる過去の人々との繋がり、
それと新たに妹を迎え、生活が変わり戸惑うクンちゃんの変化。
矛盾点もあるし特に変な世界が入り込む以外、
日常に展開がない様に見えるけれど、素敵な作品だと思います
昔、二人目を妊娠中に聞いた育児指導の方のお話に、
「第一子が妹や弟を迎えるショックって、大変なものなのよ」と。
「『下の子が出来るのよと、ずっと言い聞かしていたのに・・・』なんて、
お母さん達はダンナさんから『来年からもう一人妻が出来て、一緒に住むから。』って言われて、
納得できます?それで遂にやって来たら、そっちは若くてダンナさんはそっちに目が行きがち。
その位第一子にはショックな事なんですよ。」
大笑いしてしまったけど、次男が出来て子供がえりした長男を見て、
彼にとっては一大事なのだなと理解しました。
お父さんもお母さんも、二人目を迎え、四苦八苦する姿、
あの当時は大変で、早く大きくなって欲しい!と、切に願っていたのが今は昔。
その頃の幸せな大変さに、共感がいっぱいあり、更に子供の行動も懐かしく。
「クンちゃんが可愛くない」と言う観た人の感想もあったが、
子供は可愛いのが当り前と思うのが、大間違い。
忙しい時に二人目に取られまいとして、必死にまとわりついたり、
反抗してワザと言う事を聞いてくれなかったり、
それが通らないと、顔を真っ赤にして泣き喚いたり。
親だって、それを解っていても、鬼婆ぁになっちゃう。
突っつくだけで笑い転げて、「ねぇねぇもう一回やって。」も
私も、子供も経験している事だし
新しく子供が生まれてくれば、家族が集まり、
身内の話が出てくる。そこで新たな知らないエピソードも飛び出す。
私の亡くなった父は両耳の耳殻の後ろに、エクボの様な小さな穴が空いていた。
私も私の子供たちも片方だけ空いているが、
子供はそれぞれ右、左と、まるで祖父から1つずつ分けてもらったようだ。
子供の姿かたちや表情に、今いない人の面影を見たりする。
未来に繋がる子供が出来ると、父方、母方の家族に思いが行く、
そうやって祖父母、曾祖父母と過去を辿っていくと、
自分は何処から来たのだろうと思ってくる。
10世代遡ると自分までには二千人の人が関わっている。
一世代30年とすると、300年間で二千人。
そして私が結婚して子供に関わってきた11世代で四千人になるのだ。
なんだか不思議な話
話が逸れてしまったが、
「クンちゃんは可愛くないの未来ちゃんとゆっこは可愛いの・・・」
今にも忘れられる・・・そんな切ないセリフを言うクンちゃんを、
お兄ちゃんとして成長を応援してくれる、過去や未来の人。
曾お祖父さんに猛スピードで走るバイクに乗せてもらって、
「怖がるな前を向け」と見上げた根岸の競馬場。
山や緑に囲まれて眼下には真っ青な海!磯子ってこんなに美しかったの?
補助輪とった自転車でクンちゃんが泥だらけで転げながら、
見上げた森林公園内の競馬場跡。
大昔、父の上司の息子さんが倉庫でバイトしていて、
私は可愛がってもらって倉庫に入り浸りでした。
大学生だったその人のスクーターの前に立って、乗せてもらった事があります。
靖国神社まで行き茶店でお菓子を買ってもらい、
食べながら見上げると、お兄さんも食べながら運転していた。
その下から見上げた光景を、クンちゃんの視点で一気に思い出しました。
母に話したら、彼は法政大学の学生で、お姉さんが二人いる末っ子だったとか。
お母さんが未だ高校生の頃に亡くされて、寂しそうな印象の子だったとの事。
「未来のミライ」が引き出した私の記憶でした。
映画は過去未来、色々な人・・・だけでなく会い、不思議な世界に入り込む。
曾お祖父さんやお母さんの子供時代、自分達に繋がる人達の世界を、
燕の飛行とと共に、俯瞰から眺める光景がとても爽快だった。
最後に黄色のパンツがイイと駄々をこねず、成長してお兄ちゃんになる。
クンちゃんのお父さん、お母さんも子育てが上手くなる。
一大事件もセンセーショナルなイベントも変化もないけれど、
子供にとっては、大きなショックから成長して、
そして家族はメンバーが増えて、少し器が大きくなったという話。
しかし、主人公4歳児のクンちゃん、未来ちゃんが生まれた頃、
「出ちゃう」と言って、お父さんにトイレに連れて行ってもらったかと思えば、
未来ちゃんが7ヶ月の頃、補助輪取れて自転車乗れるって・・・。
そんな事あるかなぁ・・・(・_・;)
まぁ、矛盾は色々あるけど、
私には沢山の共感と、懐かしさと大切な何かを思い出した作品でした。
まずCMでバイクに乗せてもらった、4歳児の主人公の視点から、
運転している曾お祖父さんの顔!これに自分の記憶が重なってしまい、
とても見に行きたくなってしまったのでした。
評価が賛否両論でしたが、私は大好きです
舞台が横浜、磯子辺りって言うのも親近感あるし。
子供が生まれる、人が亡くなる・・・その中で語られる過去の人々との繋がり、
それと新たに妹を迎え、生活が変わり戸惑うクンちゃんの変化。
矛盾点もあるし特に変な世界が入り込む以外、
日常に展開がない様に見えるけれど、素敵な作品だと思います
昔、二人目を妊娠中に聞いた育児指導の方のお話に、
「第一子が妹や弟を迎えるショックって、大変なものなのよ」と。
「『下の子が出来るのよと、ずっと言い聞かしていたのに・・・』なんて、
お母さん達はダンナさんから『来年からもう一人妻が出来て、一緒に住むから。』って言われて、
納得できます?それで遂にやって来たら、そっちは若くてダンナさんはそっちに目が行きがち。
その位第一子にはショックな事なんですよ。」
大笑いしてしまったけど、次男が出来て子供がえりした長男を見て、
彼にとっては一大事なのだなと理解しました。
お父さんもお母さんも、二人目を迎え、四苦八苦する姿、
あの当時は大変で、早く大きくなって欲しい!と、切に願っていたのが今は昔。
その頃の幸せな大変さに、共感がいっぱいあり、更に子供の行動も懐かしく。
「クンちゃんが可愛くない」と言う観た人の感想もあったが、
子供は可愛いのが当り前と思うのが、大間違い。
忙しい時に二人目に取られまいとして、必死にまとわりついたり、
反抗してワザと言う事を聞いてくれなかったり、
それが通らないと、顔を真っ赤にして泣き喚いたり。
親だって、それを解っていても、鬼婆ぁになっちゃう。
土下座しているように寝る姿、そうだ!土下座寝って言うんだっけ。 この愛らしい土下座寝姿見て、暴れん坊の所業を怒ってしまって、ゴメンネ・・・。 これは全国のお母さんが体験した事だと思う。 |
突っつくだけで笑い転げて、「ねぇねぇもう一回やって。」も
私も、子供も経験している事だし
新しく子供が生まれてくれば、家族が集まり、
身内の話が出てくる。そこで新たな知らないエピソードも飛び出す。
私の亡くなった父は両耳の耳殻の後ろに、エクボの様な小さな穴が空いていた。
私も私の子供たちも片方だけ空いているが、
子供はそれぞれ右、左と、まるで祖父から1つずつ分けてもらったようだ。
子供の姿かたちや表情に、今いない人の面影を見たりする。
未来に繋がる子供が出来ると、父方、母方の家族に思いが行く、
そうやって祖父母、曾祖父母と過去を辿っていくと、
自分は何処から来たのだろうと思ってくる。
10世代遡ると自分までには二千人の人が関わっている。
一世代30年とすると、300年間で二千人。
そして私が結婚して子供に関わってきた11世代で四千人になるのだ。
なんだか不思議な話
話が逸れてしまったが、
「クンちゃんは可愛くないの未来ちゃんとゆっこは可愛いの・・・」
今にも忘れられる・・・そんな切ないセリフを言うクンちゃんを、
お兄ちゃんとして成長を応援してくれる、過去や未来の人。
曾お祖父さんに猛スピードで走るバイクに乗せてもらって、
「怖がるな前を向け」と見上げた根岸の競馬場。
山や緑に囲まれて眼下には真っ青な海!磯子ってこんなに美しかったの?
補助輪とった自転車でクンちゃんが泥だらけで転げながら、
見上げた森林公園内の競馬場跡。
大昔、父の上司の息子さんが倉庫でバイトしていて、
私は可愛がってもらって倉庫に入り浸りでした。
大学生だったその人のスクーターの前に立って、乗せてもらった事があります。
靖国神社まで行き茶店でお菓子を買ってもらい、
食べながら見上げると、お兄さんも食べながら運転していた。
その下から見上げた光景を、クンちゃんの視点で一気に思い出しました。
母に話したら、彼は法政大学の学生で、お姉さんが二人いる末っ子だったとか。
お母さんが未だ高校生の頃に亡くされて、寂しそうな印象の子だったとの事。
「未来のミライ」が引き出した私の記憶でした。
映画は過去未来、色々な人・・・だけでなく会い、不思議な世界に入り込む。
曾お祖父さんやお母さんの子供時代、自分達に繋がる人達の世界を、
燕の飛行とと共に、俯瞰から眺める光景がとても爽快だった。
最後に黄色のパンツがイイと駄々をこねず、成長してお兄ちゃんになる。
クンちゃんのお父さん、お母さんも子育てが上手くなる。
一大事件もセンセーショナルなイベントも変化もないけれど、
子供にとっては、大きなショックから成長して、
そして家族はメンバーが増えて、少し器が大きくなったという話。
しかし、主人公4歳児のクンちゃん、未来ちゃんが生まれた頃、
「出ちゃう」と言って、お父さんにトイレに連れて行ってもらったかと思えば、
未来ちゃんが7ヶ月の頃、補助輪取れて自転車乗れるって・・・。
そんな事あるかなぁ・・・(・_・;)
まぁ、矛盾は色々あるけど、
私には沢山の共感と、懐かしさと大切な何かを思い出した作品でした。
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