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2017年07月10日

漫画『マヤさんの夜ふかし』1巻の感想とあらすじ

『マヤさんの夜ふかし』1巻の感想。


マヤさんの夜ふかし
著者:保谷伸
掲載:WEBコミックぜにょん
1巻発売日:2016年10月20日

あらすじ・概要

深夜、マンガ家を目指す豆山さんが執筆作業の傍らで、スカイプを用いて他愛のないおしゃべりをしているお相手は、“魔女”を自称するマヤさん。
ネトゲに夢中なちょっと自分勝手でめんどくさいマヤさんは、入院中に出会って仲良くなった都内在住の女性。豆山さんが故郷の東北へ帰ってしまったことで、今は夜な夜なお互い何かしらの作業をしながらスカイプで繋がり、特に中身のない会話をするだけの2人。でも、なんだかんだで楽しんで仲良くやってるマヤさんと豆山さんは、今夜も変わらずダラダラと夜ふかしをしてしまうのだった。
真夜中、それは魔女の(不毛な)時間――。

遠距離で暮らしている自称“魔女”のちょっとめんどくさい女性と、漫画家を目指している女性の2人が、夜な夜な孤独を癒してくれるネット通話を使って、怠惰で不毛なおしゃべりに興じている様子を描いた話。
真夜中の夜ふかし通話コメディ。帯の謳い文句は「不毛な通話で今日も深夜の無駄使い。」。2016年5月からWEBコミックぜにょんにて連載されている作品。
作者は『キミにともだちができるまで。』の保谷伸(ほたに しん)先生。

感想

忙しさが増していることは必ずしも悪いことではないとは言え、自由に使える自分の時間が年々減っていることはちょっとだけ辛くもあります。まあ、有能な人はその時間の作り方も上手いんでしょうけど。
私は多趣味の人間なのですが、年を重ねるごとにあれをこれをと省いて、最近ではだんだん私生活にも効率を求めるようになった気がします。ただ、人間にはやっぱり無駄・無益と思えるような時間も大切。必要な無駄こそ人生を豊かにしているのではないかと。決して、こうして漫画を読んでその感想を書いている自分への言い訳ではない・・・とは・・・言い切れなかったり・・・。
さて、今回紹介させていただく漫画は『マヤさんの夜ふかし』。異なるタイプの2人の女性が不毛な会話で時間を使い潰してるんだけど、それがなんか楽しそうで心地よくも感じられる作品。

今では1人暮らしだとしても誰かと繋がる方法はいくらでもある時代なので、孤独を解消しようと思えばどうとでもなるようですね。
都内のアパートで1人暮らしをしている自称“魔女”のマヤさん。毎晩パソコンと向かい合ってネトゲや通販などの作業をしながら、マイクとヘッドフォンを設置して、東北の実家で漫画家を目指して毎日執筆に勤しんでいる豆山さんと「Skype」で通話。
これは、マヤさんと友人の豆山さんが、お互い真夜中に何かしらの作業をしながら、音声チャットでダラダラと不毛なおしゃべりをしている「だけ」の物語
ホントにほぼそれだけの作品で、それが繰り広げられている場所もほぼ2人の自室。やけにリアル感があるコメディ色強めの日常系に分類される漫画。いわゆる「さぎょいぷ(作業+スカイプ)」ってやつですね。

主人公は2人の女性。というより、そもそも登場人物自体ほぼ2人の女性だけなので、この作品に関しては少なくともキャラクターを覚える苦労はありません。
マヤさんは常にジャージを装備している前髪ぱっつんの巨乳メガネ娘。見た目は可愛いのにかなり自堕落なうえにめんどくさい性格で、リアリティを感じさせる残念女子。最初は自称魔女なんて相当痛い娘だなと思っていたんですが、どうやらマジでホンモノの魔女さんのようで、世界すら救っているとんでもない人。ただ、魔法を使うとお腹が痛くなってしまうというおまけ設定が付き、世界を救った折には盲腸炎で入院するハメになってしまいました。
その入院中に出会って仲良くなったのが、現在は故郷の東北に住んでいる漫画家志望の豆山さん。マヤさんが魔女であることは信じていませんが、マンガのネタになるからと一応魔女会話にも付き合い、そのせいでマヤさんは信じてもらえてると勘違いしてるところがまた面白い。
途中まで豆山さんは男性だと思っていたら、実はショートカットにした貧乳ボクっ子の女性。凄いのに凄いと思わせない魔女のマヤさんより、豆山さんが女性だったことの方が驚きは大きかったです。

深夜あるあるを見てると学生の頃の自分を思い出す気分。孤独感もあるんだけど妙なテンションにもなってしまう深夜という時間帯では、いつもはやらないようなこともついつい仕出かしてしまいそうになるからちょっと怖い。カップメンという深夜のあらがえがたい誘惑については言うも及ばず、ネット通販の罠にハマってしまったり、得に意味も必要もない何かを見つけて思わずクリック。作中でもあった賃貸サイトの物件巡りに関しては、私は現在もよくやって妄想しながら時間を浪費しています。
でも、やはり面白いのはそんな作業をしながら行うマヤさんと豆山さんのやりとり。ボケのマヤさんに対し、魔女を設定だと思っているツッコミ役の豆山さんの、すれ違いネタのような関係で続く何気ない会話。必要ないようにも見える魔女設定が良い塩梅で活かされているので面白い。
2人がだらだらと繰り広げる深夜トークは他愛もないやりとりばかりですが、たまに心に突き刺さることもあったり、ちょいちょい絡めてくる魔女ネタも笑いやほっこり良い話を生み出していました。

そんなわけで、真夜中に遠く離れた女性2人がだらだらと通話するだけの漫画『マヤさんの夜ふかし』の1巻紹介でした。爆発的な面白さがあるわけではないのに、読んでるとなんかクセになってしまう魅力を持つ作品
ほんとに不毛なやりとりをするだけなんですが、その繋がりが2人の友情を深める大切な時間にもなっていて、日常コメディとしてだけではなく友情物語の様相も覗かせています。次巻では、どうやら隣の部屋に誰かが引っ越してきたようで、大なり小なり何かしらの変化は起こるでしょうね。ただ、あまり2人の空間を邪魔して欲しくはないとは思ってますけど。
短いページ数からなる1話完結型で読みやすく、ちょっとした合間に読むには適してる作品。笑いあり、呆れることもあり、ほっこりするこもある内容で、とても面白かったです。2巻にも期待しています。

マヤさんの夜ふかし 1 (ゼノンコミックス)

保谷伸 徳間書店 2016-10-20
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2017年07月09日

【紹介した作品の新刊発売情報】恋は雨上がりのように 第8巻 他10作品

2017年7月10日〜7月16日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。


魔法使いの嫁 公式副読本 Supplement 第15巻 2017年7月10日発売

魔法使いの嫁の過去記事はこちら



ARIA 完全版 ARIA The MASTERPIECE 第6巻 2017年7月10日発売

ARIAの過去記事はこちら



海王ダンテ 第3巻 2017年7月12日発売

海王ダンテの過去記事はこちら



恋は雨上がりのように 第8巻 2017年7月12日発売

恋は雨上がりのようにの過去記事はこちら



私の少年 第3巻 2017年7月12日発売

私の少年の過去記事はこちら



おとむらいさん 第4巻 2017年7月13日発売

おとむらいさんの過去記事はこちら



おはよう、いばら姫 第6巻 2017年7月13日発売

おはよう、いばら姫の過去記事はこちら



セントールの悩み 第15巻 2017年7月13日発売

セントールの悩みの過去記事はこちら



ましろのおと 第18巻 2017年7月14日発売

ましろのおとの過去記事はこちら




試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
ネタバレもちょっと含まれていますので注意


おはようサバイブ 第01巻
著者:前原 タケル
掲載:週刊少年マガジン
2017年7月14日発売


2020年、致死率99%にも及ぶ未知のウイルス「デネブ」の世界的な感染拡大によって、地球の人々の大多数が命を落としてしまうことに――。
それから2年後の西暦2022年。人口激減によって国家は次々と崩壊し、からっぽになった都市は文明の形だけを残して機能を失い、僅かに残った人々は自給自足の生活でなんとか命を繋げていた。助かった人たちと一緒に暮らしていた少年・ナユタは、恋人のユメが共同生活に嫌気がさしたことで住居にしていた大型スーパーを飛び出し、崩壊後の東京の街を彷徨っていた。
食糧も電気もガスもなく、モラルすら失ったこの終わった世界で、ユメという光のために一生懸命がんばるナユタ。彼女のために水を汲みに行こうとした途中、線路の上で明かりを灯している電車を見つけて・・・。

未知のウイルスによって文明が崩壊した世界で、なんとか生き残ろうと彼女のためにがんばる少年と、お気楽な少女の姿を描いた東京サバイバルラブコメ。
作者は『ごくりっ』の漫画家・前原タケルさん

パンデミックやサバイバル作品は大概殺伐とした雰囲気になりがちですが、こちらは同ジャンルでありながら他にはない良い感じのゆるさがあるサバイバル×ラブコメ作品。

2020年、致死率99%の治療法がない未知のウイルス「デネブ」が感染爆発したことで、世界人口は激減して国家は崩壊し、世界中のインフラとエネルギーシステムも停止。
2022年、感染から奇跡的に生還した僅かに残った人々は、寄せ集まったりして自給自足の生活を送っているという状況。

そんな大変な事態に陥ってしまった世界で生きる主人公・ナユタは、マッシュルームカットの可愛い顔立ちをしている思春期の少年(童貞)。若干頼りなさそうにも見える大人しい性格で、生まれて初めて出来た彼女のために奔走・・・というか振り回されてます。
ナユタの彼女・ユメという少女は、のんきでお気楽な可愛い天然娘。危機感があまりないあっけらかんとしてる子ですが、ナユタにとっては希望そのもの。
この2人が東京の街を彷徨っていたときに出会ったのが、カナピーと呼ばれる女性と、彼女と一緒に暮らしている男性の龍くん。ソーラーパネルを使った自家発電によって電気が通っている電車で自給自足しながら暮らしているカップル(?)。

まだ1話だからなのか、世界は深刻な状況にも関わらず、作品の雰囲気はゆるゆるでちょっとエロい。
ただ、ナユタをはじめとした生き残りのほとんどが奇跡的に治った人なのに対し、未だに感染していないというユメ。彼女が感染していないことを聞き、若干態度と雰囲気に変化を見せたカナピーと龍くん。今後大変な事件に巻き込まれそうな伏線は十分といった感じです。
こういった作品でお馴染みなのは、何かにすがりたい人々を言葉巧みに扇動する妖しげな宗教団体の存在。出てくる可能性は高いでしょうから、感染していないユメと合わせて何か起こりそうな気はします。

ほのぼのサバイバルなのかと思っていましたが、2話では残り少ない物資を奪い合う弱肉強食のサバイバルが始まるようで、さらに上記に書いた伏線からしてシリアス面が濃くなっていく可能性は高いかと。
ストーリーと設定は面白いし女の子はエロ可愛いくて、今後の展開と方向性が非常に気になる作品ですね。これは期待できそうです。

試し読みはマガメガMAGAMEGAさんの公式サイトで配信しています。(こちら



へんなものみっけ! 第01巻
著者:早良 朋
掲載:月刊スピリッツ
2017年7月12日発売


市役所から博物館へ出向することになった26歳の男性・薄井透(うすい とおる)。新たな職場へ向かっていたはずが、その途中でカモシカの死体を担いだ妙な女性と出会い、バイクの後ろに乗せることに。しかし、彼女の案内で到着した場所は、これから出向こうとしていた博物館。衝撃的な出会いをした女性・清棲あかりの正体は、博物館で働いている鳥類・ホ乳類担当の研究者だった。
今まで何を“省く”かを使命として仕事をしてきた薄井は、この博物館で、そして清棲あかりから、100年後の未来に“残す”仕事を学んでいく。
「好き」「知りたい」ただそれだけでいい。誰も知らない博物館の世界へ、ようこそ――。

あまり知られていない博物館のウラ側を描いたミュージアム・コメディ。
作者は新鋭漫画家・早良朋(さわら とも)さん。

興味がない人にとっては地味なイメージが付き纏う「博物館」が舞台。そこで働く人たちの姿を描いた作品で、命を通じて自分の生き方や働き方とどう向き合っていくかがテーマかな?

主人公は博物館で働いている結構有名な新進気鋭の研究者・清棲あかり(きよす あかり)という女性。轢かれて死んだカモシカを担いで登場。生き物大好きムスメで、純粋な「好き」「知りたい」という感情で突っ走っていく人ですが、自分のやるべき事もしっかり自覚してるように見えます。
そして、お決まりの振り回されキャラになるであろう読者目線の人物が、市役所勤務3年の青年・薄井透(うすい とおる)。26歳。仕事は有能だけど影が薄くて人の印象にはあまり残らない人。

かなりマニアックな内容になりそうですが、多くの人たちには見向きもされないけど、100年、200年先の未来に残るものを作る仕事というのは、何かグっとくるものがありますね。
それも、今まで誰かの印象にはあまり残らず、省くことを使命に仕事をしていた薄井が、あかりの行動に巻き込まれる中でその事を学んでいくというのも良い展開。

結構生々しい描写もありますが、あまり知られていない博物館のウラ側では何が行われているかを、様々なドラマとコメディで知ることができるのは面白いですね。

試し読みはビッグコミックBROS.NETさんの公式サイトで配信しています。(こちら

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2017年07月07日

漫画『サバゲっぱなし 』1巻の感想とあらすじ

『サバゲっぱなし 』1巻の感想。


サバゲっぱなし
著者:坂崎 ふれでぃ
掲載:月刊サンデーGX
1巻発売日:2017年5月19日

あらすじ・概要

代わり映えのない毎日に退屈を感じ、刺激を求めて夜の歓楽街をさまよっていたOL女性の木枯ニコ(こがらし にこ)。大人の世界に大はしゃぎのニコは「Bar FREIHEIT」の看板を見つけ、その店内で2人の女性に出会った。
お酒のボトルが並び、壁一面に銃が飾りつけられているこの店は、サバイバルゲームを愛する者たちが集まる憩いのBAR。店にいた女性・明石ナナ(あかし なな)と瓦杜輪(かわらもり りん)に勧められ、「私が求めていたのはこれだったのね!」とあっさり食いつき、初めて参加したゲームで生きる喜びを感じたニコ。
「一番強い銃」を求めて訪れたミリタリーショップで愛銃を購入し、色んなフィールドで思うままに撃ちまくり、その後は女の子たちがサバゲトークに盛り上がる。スリル満点な面白さに魅了されてしまったニコは、足を踏み入れたら抜け出すことは困難なサバゲ沼へどっぷりハマっていく。

刺激を求めていたOL女性がサバイバルゲームの魅力にとりつかれ、前日にはワクワクしながら準備をし、実際のゲームで撃ちまくり、そして終わった後はみんな集まってガールズトークで盛り上がるなど、サバゲーをあますことなく楽しんでいる様子を描いた話。
「サバイバルゲーム」をテーマにした没入系ガールズトーク漫画。帯での謳い文句は飲む!撃つ!買う!サバゲーは淑女のたしなみ=B「月刊サンデーGX」10月号から連載中の作品。
作者は『ガールズバッドカンパニー』『ぞんびさばいばる』など、ミリタリー系を得意としている漫画家・坂崎ふれでぃさん。

感想

面白そうな新作漫画を探してサイト巡りしてたときに思ったんですが、最近サバイバルゲームをネタにした漫画をちょくちょく見かけるようになった気がします。
例えば、『さばげぶっ!』や『これからコンバット』辺りは、経験・未経験問わず楽しめるサバゲ漫画として以前から有名な作品。最近でもコミックリュウで『DANGAN GIRL』が連載されています。
実際のサバゲーでも女性率が増え出してるからか、「サバゲー女子」を取り上げている作品がほとんどですね。まあ、単純に男性読者受けが良いからという理由だけなのかもしれませんけど。
今回紹介させていただく漫画『サバゲっぱなし』も、そんなサバゲーを楽しむ女性たちの姿を描いた作品。他のサバゲ漫画とはちょっと異なる方向から楽しさや素晴らしさを伝えている内容です。

パパの会社にコネ入社した世間知らずのお嬢様・木枯ニコが本作の主人公。普通の毎日に退屈を感じてワキワキワナワナしてしまう彼女が求めているモノ――それは「スリルと刺激」。
そんなニコがたまたま入ったバーでマスターと常連客の2人の女性に出会い、彼女たちの紹介で巡り合ったのが「サバイバルゲーム」。そして、初めて参加したゲームで「気持ちよかったああああ」と大興奮した彼女は、サバゲの魅力にとりつかれ、どっぷり趣味の世界へハマっていくという話。
他のサバゲ漫画とは違って実際のゲーム描写は割愛されていて、サバゲの解説やあるあるを交えたガールズトークをメインに展開するというおもいきりのよい作り。
趣味に対する“楽しい”の熱量が半端なく伝わってくる作品で、主人公が開始当初はまだサバゲの名称すら知らなかった初心者ということもあって、未経験でもすんなり入れる誰でも馴染みやすい内容になっています。ちなみに、登場人物はみんな社会人です。

主人公・木枯ニコはシラフでも常にテンションゲージが振り切れてる巨乳娘。パパのコネで入社し、お付の人から「お嬢さま」と呼ばれているかなりの金持ち。
サバイバルゲームに関しては完全に初心者なんですが、豊富な財力を持ってるせいで高額の買い物にも躊躇がないうえ、ちょっと引くぐらいのハイテンションで行動力も凄まじいため、始まったばかりなのに既にサバゲ沼に頭まで浸かってる状態です。
まあ、ニコが異常なだけで他の子たちも大概テンションおかしいですけどね。バーのマスターで半目とオデコとメガネが特徴のコスプレサバゲプレイヤー・瓦杜輪(かわらもり りん)。一般OL女性で黒髪メガネっ子のサバゲオタク・明石ナナ(あかし なな)。
基本的に登場人物は、このメインの3人に他数名を加えた社会人のサバゲ女子グループ。皆で楽しく手を繋いで速度と勢いを増しながら沼へ落ちていきます。

上記で書いた通りガチのゲーム描写は割愛されていて、見開きを使った全体図で様子を描いてる程度。冒頭の「楽しいことは、準備するときも、妄想するときも、休憩するときも、帰るときも、全部楽しい。そんな漫画です。」という文面が内容の全てを物語っていますね。
主に描かれているのはゲームの前後。ギラギラギスギスした様子はあまりなく、ウキウキしながら装備の買い物や次回のゲームの計画をたて、休憩中にはおしゃべりをし、終わった後にはみんな楽しく打ち上げで盛り上がる。遊び方も楽しみ方も人それぞれに、皆目をキラキラさせながらサバゲを満喫していて、そのちょっとした非日常によって日常まで楽しいものにしている様子がよく伝わってきました。
特に分かると思ったのは、どうしてもやってしまいがちな衝動買いや、自分の愛銃を見せびらかしちゃうシーン。サバゲではなくてもハマっている趣味がある身としては激しく共感してしまいました。

サバゲの全部が楽しいをハイテンショで撃ち込んでくる漫画『サバゲっぱなし』、個人的にはとても気に入りました。サバゲの楽しさと、大人になって趣味を見つけてしまった人の末路を見事に描いています。読んでるとなんかウズウズさせられてしまうのは困りどころ。
内容のわりにはサバゲの解説もしっかりしてるので初心者にも優しいかと。エピソードごとの間には、登場人物たちがLINE的なチャットで交わしているやりとりを覗き見ることができます。
まずはとにかく「楽しく」、それが基本であることを改めて教えてもらえた気がします。サバゲファンはもちろんのこと、始めたばかりの人やちょっと興味がある人、そしてのめり込んでいる趣味を持っている人も楽しめる内容だと思います。

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2017年07月05日

【ソマリと森の神様】マンガ 感想&あらすじ 「人外の父」と「人間の娘」の絆を深める旅の記録を描いた擬似家族ファンタジー

WEBコミックぜにょん。2015年4月26日から連載中。既刊3巻
作者:暮石ヤコ



あらすじ

森の中で私はそれ≠ニ出会った。それ(人間)は、わたし(ゴーレム)を父と呼んだ――。

太古の時代に起きた人間と人外との争い。勝利した人外は地上を支配するようになり、あっさり敗北した人間はヒト狩りによって愛玩用・食用として捕獲され、現在では絶滅の危機に瀕していた。

ある日のこと、森の“守り人”と称される「ゴーレム」は自身が守護する森の中で、首輪と足枷を付けられて放置されていた人間の幼い少女と出会う。
その子はゴーレムの姿を目にすると、なぜか嬉しそうな笑顔を浮かべて「おとうさん」と呼びかけてきた。

人間が生きるには過酷な世界で、ゴーレムは彼女の両親を見つけて手渡すため、少女の手を引き旅に出る。滅びに瀕した種族である人間の少女・ソマリと、活動を停止させようとしているゴーレムは、旅の中で父娘としての絆を深めていく。

登場人物

ネタバレも含まれているので注意

・ソマリ
主人公。種族「人間」。6歳か7歳ぐらい。
ゴーレムが守り人をしていた森に首輪と足枷を付けられて放置されていた少女(?)で、彼を見るなり「おとうさん」と呼びました。普段は角の付いたフードを被って人間だということを隠し、「牛角(ミノタウロス)」に属する種族と偽って旅をしています。ゴーレムの寿命が残りわずかだということは知らされておらず、これからもずっと一緒にいたいと思っています。
食いしん坊で旅先の料理に目がなく、美味しいメシを食べると無邪気にはしゃぐ。あと、モフモフが好きなので、そのような種族や動物に出会うと、嬉しそうに撫でたり抱きついたりします。

・ゴーレム
主人公。種族「ゴーレム」。ソマリからは「おとうさん」と呼ばれています。
清浄で神聖な森を守る丁度1000年生きる長命な種族。森を守る為に生きる“守り人”の中でも、特にゴーレムは神話じみた存在とされるほど珍しい。普通の食事をとる必要はなく、酸素・日光・水さえあれば活動可能。顔には大きな目が一つあって、万物の構成物質が視て分かります。動物との意思疎通も可能。あと1年と少しで活動停止することから、ソマリの両親を探し出して引き渡すために旅へ出ました。
ゴーレムなので感情はありませんでしたが、ソマリとの旅を通して様々な感情を学び、次第に本当の父娘のようになっていきます。

・ザザ
種族「人間」。
とある森の守り人が死に絶えた“終わりの森”に1人で住んでいる高齢の男性。元々は生き延びた人間が寄せ集まった村で母と2人で暮らしていましたが、ヒト狩りに見つかったことで母とも会えなくなり、その後は旅人として生きていました。隠れて生きることに疲れ果て、人外があまり寄り付かない現在住んでいる森を見つけて定住。安心

・シズノ/ヤバシラ
種族「鬼」
小鬼のシズノは薬師を生業とし、鬼のヤバシラは助手兼家政婦的存在。薬草の採取が便利なことから街を離れて森で暮らしています。ゴーレムの体の一部と交換に薬作りを伝授してもらいました。心配

・イゾルダ・ネヴゾルフ
種族「魔女」
魔女の村にある世界中のありとあらゆる本が保管されている「魔女印図書館」の館長。彼女の高祖母・フェオドラが見聞き体験した人間とハライソと呼ばれるゴーレムとの交流を、人間と多種族がゆっくり歩み寄れるようにと本にすることを禁じて口伝によって代々伝えられていましたが、その意図に気づかず「ハライソの伝記」と「ハライソの調書」の2冊の本を作成。人間と人外が交流を始めた時代に盗まれた「ハライソの調書」が歩き渡り、このことが原因で人間を死に追いやったとのではないかと罪の意識を背負って生きていました。彼女の勧めでソマリとゴーレムは地図の途切れた最果ての地を目指すことに。

・キキーラ
種族「ムク毛シュリガラ族」
アリの巣のように入り組んだ繁華街「アリの穴街」で出会った少年で、ソマリにとっては初めて出来たモフモフな友人。ソマリのゴーレムとずっと一緒いたいという願いを叶えるため、枯らさず持ち帰れば願いが叶うと言い伝えられている“夜覚めの花”のことを教え、危険な地下へ一緒に探しにいきます。結構やんちゃ。

・ウゾイ/ハイトラ
種族:ウゾイは「ハラピュイア」。ハイトラは鳥の頭をした「ファルコホル」を名乗っていますが、実は「人間」。
砂漠越えをしているときに立ち寄ったサカズキ村で出会った2人組。ハイトラの病を治す薬を探して旅をしています。ウゾイは人間であるソマリの血ならハイトラの病を治せるのではないかと考え、攫って血を奪おうとしましたが、結局仲良くなったソマリを傷つけることはできませんでした。


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感想・見所

異形の人外が地上を支配する世界で、滅びに向かう種族「人間」の少女と、彼女を拾った森の番人であるゴーレムが、少女の両親を探す中で父娘の絆を深めていく旅の記録を綴った物語。
人外×少女の擬似家族ファンタジー。『魔法使いの嫁』で知られる漫画家・ヤマザキコレさんも推薦されている作品です。
作者は新鋭漫画家・暮石ヤコさん。当初はサスペンス設定で制作されていましたが、作者の画力を活かすためにファンタジーへ方向転換したそうです。

独特の設定と世界観、様々な種族からなる個性豊かなキャラクター、息を呑む美麗な絵、心がワクワクするストーリー。このような現実ではまずありえない魅力を放つファンタジー作品は、個人的にも子供のころからのめり込んできた大好きなジャンル。その世界に浸っていると、自分の創造や夢がどこまでも広がっていきそうな気さえします。
最近では『魔法使いの嫁』、『ハクメイとミコチ』、『とんがり帽子のアトリエ』など、若干呆れるほど(誉め言葉として)細かく丁寧に描き込まれた絵や、作り込まれた世界観で魅せるファンタジー作品が多くて嬉しい限り。漫画として読み終えた後に絵だけを眺めてみたり、設定や世界観を確認してみたりと、2度3度度読み返したくなる面白さがそれらにはあります。
今回紹介させていただく『ソマリと森の神様』も、とても美しい絵で描かれたファンタジー作品。絵だけではなく、ストーリーやキャラクターの心情にも美しさが溢れてる内容になってます。

「異形の父」と「人間の娘」の絆を描いた御伽物語

作品の舞台は、人間との戦争にあっさり勝利した人外が地上を支配し、敗れた人間は迫害を受けたことで絶滅に瀕している世界。
そんな世界で、1000年の寿命を終えようとしている森の守り人であるゴーレム(998歳)と、彼(?)に拾われた人間の少女・ソマリ(6〜7歳)が、両親を探す中で多種多様な人外や僅かに生き残っている人間と出会い、様々の経験を通して父娘としての絆を深めていく旅の記録を綴った御伽物語

ここ数年でいっきに数を増やしてきた人気ジャンル、人間の少女と異形の人外との交流を描いた作品。この作品では種族の壁を超えた父と娘の「親子愛」をテーマにしています。
中心は、少女と出会うまでは余計な感情を持っていなかったゴーレムと、彼を“おとうさん”と呼び慕う少女・ソマリ。現状この2人意外のキャラがレギュラー登場することはなく、エピソードごとに別れありきの出会いを繰り返すという構成。

かつては人外が人間を狩りの対象とし、食用にしたり、ペットにしていたというダークな設定をしていますが、グロい描写は全くなく、バトルも極稀にゴーレムがソマリを守るために戦うだけでほとんどありません。全体的にはほのぼのファンタジーといった感じで、優しさと切なさのあるストーリーと、穏やかな雰囲気、それからソマリの愛らしさを楽しむ漫画だと思います。

圧倒的な画力で描き込まれている美しい世界観

何より素晴らしいのは、丁寧に描き込まれている一切妥協がない精緻で美しい絵
表紙イラストだけはよく出来ていて中身が残念な詐欺のような作品もたまにありますが、この作品に関してはどのページを捲っても、どのコマを覗いても、全く手抜きのない綺麗な絵を見ることができます。
様々な種族、動物、建築物、道具、洋服、そして川や森や砂漠などの雄大な自然背景など、どの描き込みも凄いの一言。ファンタジーらしい幻想的な描写がこれまた美しく、絵を見るだけでも価値はありそうです。

描き込みが凄ければ上手いと言うつもりはありませんし、絵も緩めるところは必要だと思いますが、個人的にはファンタジー作品の作画はどちらかと言うと密度が濃い方が好きです。本来は現実のどこにも存在しない作者の頭の中にある世界なので、しつこいぐらい描き込んでくれてる方が世界観を理解しやすいかなと。もちろんそれが全てではなくですけどね。

旅の中で芽生える感情と育まれる父娘愛

本来は感情のない機械的な存在であるのがゴーレムという種族。当然表情の変化なんてありませんし、行動は合理的で遊び心はなく、言動も若干堅苦しいです。まあ、他者とふれあうことのない森にいたのだから語彙が乏しいのもある意味では当然なのかな。

そんなゴーレムがソマリとの旅で変化を見せるようになりました。様々な出来事や出会いを経験していくなかで、最初は「安心」を、次に「心配」をといったように、少しずつ感情を知るようになり、ゴーレム自身にも感情が芽生え出しているように見えます。
当初は「余分な感情は備わっていない」という言葉通りの受け答えや行動しかしていませんでしたが、ソマリのことを本気で心配する様子を見せ、自身の変化に若干戸惑いはありながらも、確実に父性が目覚めているゴーレム。ソマリも彼のことを「おとうさん」と慕ってずっといっしょに居たいと願ってます。
今のほのぼの感が心地良いだけに、この先の別れを思うと本当に切ない気持ちになります。

最後に

ということで、幼い人間の少女と人外が父娘の愛を深める旅の記録を描いた『ソマリと森の神様』の紹介でした。謎はありますけどそれほど深く考察する必要はなく、テンポも悪くないのでとても読みやすい作品だったと思います。
最たる魅力は絵の美しさでしょうが、父性を持ち始めたゴーレムがソマリのことを大切に想う心も非常に美しかったです。少しずつでも着実に別れが近づいていることは切なさを感じますが、親子のように一緒に旅をする様子はとても温かい気持ちにもさせてもらえます。
手を繋いで旅をするソマリとゴーレムの姿が印象的で、その光景を見てると、この先に待つ旅の終わりは2人にとって良い形になって欲しい、そう心の中で祈らずにはいられません。
ファンタジー好きや、丁寧に描きこまれた絵が好きな方なら楽しめると思いますので、よければ読んでみてください。自信を持っておすすめさせていただきます。

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2017年07月03日

漫画『あかねのハネ』1巻の感想とあらすじ

『あかねのハネ』1巻の感想。


あかねのハネ
著者:磯谷 友紀
掲載:ヒバナ
1巻発売日:2017年3月10日

あらすじ・概要

中学では女子サッカー部で活躍していながら、父親の転勤によって九州の田舎から東京へ引っ越すことになった深山あかね(みやま あかね)。高校でもサッカーを続けるつもりでいたあかねだったが、強豪校への受験に軒並み失敗してしまい、なんとか決めた新天地には女子サッカーがなかった。
どの部活に入るかで迷っていると、あかねの経歴と身体能力に目を付けたバドミントン部のコーチ・汐里先生に誘われ、見学へ訪れた際バトミントンにふれたことで入部を決意する。しかし、クラスメイトのバトミントンの天才少女・鈴木佐羽子(すずき さわこ)は、そんな初心者でありながら憧れのコーチに目を掛けられているあかねが気に入らないようで・・・。
バトミントンとの出会い、佐羽子との出会い、それはあかね青春を大きく変えることになる。

中学では女子サッカー部で活躍していた勝つことが大好きな少女が、高校で経験者と実力者揃いのバトミントン部に入部し、ときに初心者であることで邪魔者扱いされながらも、持ち前の高い身体能力とポジティブ思考で挑戦していく話。
「バトミントン」に情熱を燃やす少女たちの姿を描いた青春ストーリー。2016年6月7日発売のヒバナ7月号より連載スタート。
作者は『王女の条件』や『海のドリトル』で知られる女性漫画家・磯谷友紀(いそや ゆき)先生。作者先生にとっては初のスポーツモノ。

感想

今までやってきた事とは異なる新しい世界に挑戦すること、それはそうたやすいことではありませんね。やはり失敗のリスクも低くはないので、特に私みたいな小心者は、不安や怖さが足枷になって一歩を踏み出すだけでもかなりの覚悟と時間が必要。それが趣味程度ならまだしも、本気でやるなら年齢の問題もありますし、どうしたって幼い頃から始めてる人の方が遠い先を走っているので追いつくのも一苦労。相手が立ち止まってくれてるわけでもないですから。
でもなかには、そういったことを楽しめる人や、勇気や根性で怯むことなく突き進める人もいて、私なんかは羨ましさや情けない気持ちになると同時に見習わなきゃいけないなと思うわけですが・・・まあ、思ってるだけじゃだめですね。
さて、そんな私のどうでもいい話は置いといて、今回紹介させていただく漫画は『あかねのハネ』。元サッカー少女が新天地でバトミントンに挑戦するなかで仲間と青春する作品です。

九州の田舎で育った少女・深山あかねが主人公。中学では女子サッカー部のエースとして活躍するも、最後の夏の大会を目前に父親の東京転勤によって転校を余儀なくされてしまいます。東京でもサッカーをと思っていたあかねでしたが、なんとか合格できた三ノ宮高校はスポーツ強豪校ながら女子サッカー部がない学校。ないならユースクラブに入ろうかと考え始めていた折、学校の体力測定でバトミントン部(羽球部)のコーチ・汐里に目を付けられて勧誘を受けたことと、同じクラスの普段は無口だけど実はバトミントンの天才少女だった鈴木佐羽子のプレイを目にしたことで興味を引かれ、入部を決意しました。
主人公で初心者のあかねはバトミントンを本気でやるには年齢的に遅すぎると言われながらも、勝つことを目指して頑張るのですが、もう1人の主要キャラ・鈴木佐羽子は彼女のことが気に入らない様子です。
バトミントン初心者のあかねや天才少女の鈴木佐羽子、それからマネージャーのミカなど、バトミントンで巡る少女たちの物語ですね。正統派のさわやかな女子スポーツモノといった感じの内容で、若干ですけど百合っぽさもありましたね。

ちょっと独特な雰囲気を持つ主人公・あかねの魅力が大きいかと。身体能力は抜群、根性もある。とはいえ、バトミントンに関してはズブの素人。しかも、三ノ宮バト部は全国にも選手を輩出している強豪校なので、部員はみんなそれなりの経験者で初心者はあかねだけという状況。
ただ、あっけらかんとした性格というかちょっとふわふわしてる子なので、バトミントンは彼女の現在の年齢で始めても遅過ぎるなど、誰かに否定的なことを言われてもあまり気にしてないように見えます。鈍感なだけかもしれませんけど。
普段はふわっと気の抜けたようにも見える彼女ですが、「勝つ」ことへの渇望が非常に強く、勘も良く、失敗をネガティブに捉えず次のステップへの励みにするポジティブ性など、とてもアスリート向きな特性の持ち主。始めるのが遅くでも遊びなんてことはなく、あかねの「やるなら1番」なんてところも良かったですね。

才能の片鱗はチラっと見せていたあかねですが、そんな彼女のことを快く思っていない天才少女・鈴木佐羽子。普段は声が小さく気も弱そうに見える子でありながら、バトミントンでは全国どころか五輪金メダルを目標に据えている意識の高い子。
佐羽子にとっては初心者が部にいること自体よろしくない状況なうえ、憧れの汐里コーチがその子に執心してるものだから心中穏やかではありません。バトミントンに関しては誰がどう見たって佐羽子が遥か彼方を走っているのですが、見ていて心配になるのはあかねよりもむしろメンタル部分が脆そうな彼女の方ですね。あかねのこれからの動向や成長は「楽しみ」で目が離せないのに対し、どことなく危うい雰囲気のある彼女はちょっと「心配」で目が離せない。
どちらも種類は違っても応援したくなるということは変わりありませんし、これから先この2人の距離がどう縮まっていくのかも気になるところです。

そんなこんなで、バトミントンに青春をかける少女たちの姿を描いた漫画『あかねのハネ』の1巻紹介でした。主人公を筆頭にキャラクターがとても魅力的で、ストーリーが解り易く話のテンポも良いので読みやすかったですね。
近年ではオリンピックでの活躍によってメディアでもよく取り上げられるようになった競技なので、解りやすいバトミントンの解説も織り交ぜてくれているのはありがたい。
これからの展開については、あかねの成長と共に、佐羽子との関係がやはり気になります。ライバルとして切磋琢磨していくのか、それとも・・・。
1巻はまだ序盤も序盤といった感じの内容ではありますが、続きがとても楽しみにさせてくれる面白味のある作品でした。

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ハネ吉
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