2016年09月10日
漫画『私の少年』1巻の感想とあらすじ
『私の少年』1巻の感想。
私と少年
著者:高野 ひと深
掲載:アクションコミックス
1巻発売日:2016年6月11日
スポーツメーカーに勤める30歳独身の多和田聡子は、会社の帰りに公園で、サッカーをしていた12歳の少年・早見真修と出会う。女の子に見間違うほどきれいに整った顔立ちをした美少年の真修。家でサッカーをやると親に叱られることから、試合に向けて夜遅くまでたった1人公園で練習をしていた。
後日、聡子は元カレに食事へ誘われて店に赴くと、そこで彼に婚約者を紹介され、期待なんて無かったはずなのに虚しさを感じてしまう。真修は消沈した聡子を母がしてくれたように優しく慰めるが、彼自身も問題ある家庭環境にあり、そのことから寂しさを感じていた。
お互いの寂しさ・孤独に触れた聡子と真修は、次第に心を通わせるようになり、寂しさを埋めるように寄り添いあっていく。この感情は果たして母性なのか、それとも・・・。
30歳独身OLの多和田聡子と、12歳の少年である早見真修の孤独を抱える2人が、心のふれ合いを続ける内に、お互いを必要な存在として深く心を通わせていく物語。
それが母性愛や家族愛といった類のものなのか、はたまた異性愛なのかは1巻ではまだ定かになっていません。単純な年齢差だけならまだしも、さすがに30歳の大人と12歳の子供の異性愛は可能性低いかなと思ってますが、そう思いながらもドキドキしながら読んでました。8年もすればアリなのかな?まあ、だとしても18歳差っていうのは障害多そうですね。
多和田聡子はスポーツメーカー「ヨネサス」に勤める30歳独身のOL女性。同じ会社、同じ部署で元カレが働いています。賢そうなキリッとした表情をしているスーツが似合うクールビューティ。若い頃はサッカー女子だったようです。毎朝かならず体温を測る習慣が身についていますが、意味はないと自覚しているのに8年も続けてる模様。
真修はいつも同じ服、伸ばしっぱなしの髪、お風呂にもあまり入れてもらえない父子家庭で育った少年です。父親は登場せず、詳しいことは語られていませんでしたが、これだけでもあまりよくない家庭環境を想像してしまいます。
弟がいるものの、どうやら父親は真修にあまり関心はなく、家では孤独に過ごしているようです。ひねくれてしまいそうな環境で育っているにも関わらず、とても優しく素直な子でした。彼の優しさを感じられる描写は度々描かれています。
ストーリーも絵も美しい。性的なイヤらしさは全くなく、繊細な絵柄で儚さのある2人の心情と関係を丁寧に描いています。メインの2人が孤独を抱えているので陰鬱な雰囲気はあるんですが、お互いのことを知っていく内に心を通わせ、相手の寂しさを拭おうとしているため、その重さがより優しさという心の美しさを際立たせる演出になってますね。
あと、綺麗といえば真修の容貌。彼の純粋さと相まって、透明感ある神秘的な美しさを感じました。ただ、純粋なところは見ていると癒される要素なんですが、年のわりに素直過ぎるところは微笑ましくもある反面、不憫で可哀想な気持ちにもなりまりたね。彼がこの先聡子と触れ合っていくなかで、少しはわがままになれたらいいなとも思ってます。
結末が非常に気になる作品。この2人は血が繋がっているわけでもなく、家族の契約があるわけでもない他人であることから、いつ関係が途切れてもおかしくない危うさがあります。そんな聡子と真修の関係はどのように作られていくのかは楽しみ。
この作品は多くを語らないのところも特徴ですね。なので、繊細な心の動きを表情や仕草、少ない言葉の中で表現されています。登場人物の心情を丁寧に描いた作品が好きな人、作品の雰囲気につつまれたい人、少ない情報からいろいろ想像することが好きな人におすすめできる作品です。あと、オネショタ好きな人かな?よければ読んでみてください。
【eBookJapan】 私の少年
↑無料で立ち読みできます
私と少年
著者:高野 ひと深
掲載:アクションコミックス
1巻発売日:2016年6月11日
スポーツメーカーに勤める30歳独身の多和田聡子は、会社の帰りに公園で、サッカーをしていた12歳の少年・早見真修と出会う。女の子に見間違うほどきれいに整った顔立ちをした美少年の真修。家でサッカーをやると親に叱られることから、試合に向けて夜遅くまでたった1人公園で練習をしていた。
後日、聡子は元カレに食事へ誘われて店に赴くと、そこで彼に婚約者を紹介され、期待なんて無かったはずなのに虚しさを感じてしまう。真修は消沈した聡子を母がしてくれたように優しく慰めるが、彼自身も問題ある家庭環境にあり、そのことから寂しさを感じていた。
お互いの寂しさ・孤独に触れた聡子と真修は、次第に心を通わせるようになり、寂しさを埋めるように寄り添いあっていく。この感情は果たして母性なのか、それとも・・・。
30歳独身OLの多和田聡子と、12歳の少年である早見真修の孤独を抱える2人が、心のふれ合いを続ける内に、お互いを必要な存在として深く心を通わせていく物語。
それが母性愛や家族愛といった類のものなのか、はたまた異性愛なのかは1巻ではまだ定かになっていません。単純な年齢差だけならまだしも、さすがに30歳の大人と12歳の子供の異性愛は可能性低いかなと思ってますが、そう思いながらもドキドキしながら読んでました。8年もすればアリなのかな?まあ、だとしても18歳差っていうのは障害多そうですね。
多和田聡子はスポーツメーカー「ヨネサス」に勤める30歳独身のOL女性。同じ会社、同じ部署で元カレが働いています。賢そうなキリッとした表情をしているスーツが似合うクールビューティ。若い頃はサッカー女子だったようです。毎朝かならず体温を測る習慣が身についていますが、意味はないと自覚しているのに8年も続けてる模様。
真修はいつも同じ服、伸ばしっぱなしの髪、お風呂にもあまり入れてもらえない父子家庭で育った少年です。父親は登場せず、詳しいことは語られていませんでしたが、これだけでもあまりよくない家庭環境を想像してしまいます。
弟がいるものの、どうやら父親は真修にあまり関心はなく、家では孤独に過ごしているようです。ひねくれてしまいそうな環境で育っているにも関わらず、とても優しく素直な子でした。彼の優しさを感じられる描写は度々描かれています。
ストーリーも絵も美しい。性的なイヤらしさは全くなく、繊細な絵柄で儚さのある2人の心情と関係を丁寧に描いています。メインの2人が孤独を抱えているので陰鬱な雰囲気はあるんですが、お互いのことを知っていく内に心を通わせ、相手の寂しさを拭おうとしているため、その重さがより優しさという心の美しさを際立たせる演出になってますね。
あと、綺麗といえば真修の容貌。彼の純粋さと相まって、透明感ある神秘的な美しさを感じました。ただ、純粋なところは見ていると癒される要素なんですが、年のわりに素直過ぎるところは微笑ましくもある反面、不憫で可哀想な気持ちにもなりまりたね。彼がこの先聡子と触れ合っていくなかで、少しはわがままになれたらいいなとも思ってます。
結末が非常に気になる作品。この2人は血が繋がっているわけでもなく、家族の契約があるわけでもない他人であることから、いつ関係が途切れてもおかしくない危うさがあります。そんな聡子と真修の関係はどのように作られていくのかは楽しみ。
この作品は多くを語らないのところも特徴ですね。なので、繊細な心の動きを表情や仕草、少ない言葉の中で表現されています。登場人物の心情を丁寧に描いた作品が好きな人、作品の雰囲気につつまれたい人、少ない情報からいろいろ想像することが好きな人におすすめできる作品です。あと、オネショタ好きな人かな?よければ読んでみてください。
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